学校の様子

研究授業国語編~AI vs 人間 vs ハイブリット~

chatGPTを代表する生成AI。

文章だけでなく、画像や動画まで簡単に作成できるものもあり、

日を追うごとにどんどん身近な存在になっています。

職員や生徒にとっても無視できない状況にあり、どうしたものかと頭を悩ませていました。

そんなタイミングで今回の研究授業です。

「よし。今回の国語の授業はchatGPTを使った授業にしよう!」

「chatGPTが活用できれば、おおぐろ中の今年のテーマ"楽しく学ぶ″にもつながるはず。」

「今までなんとなく見て見ぬふりをしてきた生成AIを、なんとか授業に取り入れたい!」

そんな熱い想いを抱いた吉田教諭は、

3学年の「AIは哲学できるか」の学習の一環として、チャレンジすることにしました。

 

「chatGPTを国語の授業で使うなんて・・・。」

 

「国語の授業でラクしてどうするの・・・。」

 

そんな私たちの考えを払拭する、素晴らしい授業が展開されていました。

 

活動内容は、「炭酸飲料を公告するキャッチコピーを考える」というもので、

班ごとに次の3グループにクジで振り分けて作成スタートです。

①chatGPTのみで作成

②chatGPTに人の手を加えたハイブリットで作成

③chatGPTを使わず人間の力のみで作成

 

①、②グループは、早速質問を打ち込みます。

あっという間にすごい数の候補が上がってきていました。

上がりすぎて困っている様子も。

 

③グループは話し合いスタートです。

なかなかピンとくるワードが思いつかず、時間が過ぎていきます。

「AIには出せないような感情を入れられないかな。」

そんな視点で一生懸命知恵を絞っていました。

 

そしていよいよ各班の作成したキャッチコピーのうち、どれが良いと思ったか投票をする時間です。

投票はFormsを使って行いました。参観していただいた先生方にも協力していただきました!

 

果たして結果は・・・

なんと、人間の力のみで作成した班の広告が1位に選ばれました!

今回はchatGPTを使わないグループの広告が選ばれましたが、

事前に行った他のクラスでは、①や②も選ばれていました。

 

今回の授業を通しての目標は、「chatGPTを使いこなそう!」ではありません。

chatGPTを使ってみることで、

「AI」と「人間」の今後について、改めて自分の考えを深める、というものです。

今回の授業が、国語的な視点から、新たな未来を考える第一歩になることを願っています。

吉田教諭&3年6組のみなさん、お疲れさまでした!