学校の様子

第3学年 プロフェッショナルに学ぶ『美術:仏像彫刻の魅力』

本校の特色である「プロフェッショナルに学ぶ」のひとつとして

第3学年では本日、仏像彫刻師の畠山誠之さんを招き、授業をしていただきました。

 畠山さんは、岩手県千厩町(現一関市)の出身で、東葛飾地区の学校で教員としてご勤務されていた方です。現在は、東日本大震災の犠牲者を慰霊しようと流山市市野谷にある円東寺で「流山立木観音像」を彫るなど、本校と同じ流山市で芸術活動をしていらっしゃいます。

 今回は本校職員とご縁があり、来ていただきました。講話では、仏像彫刻の魅力をテーマに「畠山先生ご自身の生き方」「仏像の奥ゆかしさ」「薬師寺の薬師如来坐像」「平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩像」「東大寺の大仏様(盧舎那仏)」「三十三間堂の千手観音座像」「広隆寺の弥勒菩薩像」についてお話いただきました。

昔から、仏像には人々の願いや思いを込めて作られていることを教えていただき、畠山先生も東日本大震災の慰霊の思いやコロナの終息を願って制作活動を行っているとのことでした。

 

畠山さんからのお話の最後には、「百聞は一見にしかずです。京都・奈良に行った際に実物をぜひ見てください!」というお言葉をいただきました。

20日後の修学旅行ではお言葉の通り、実りのある修学旅行にしてほしいと思います!

 

美術の授業では、仏像や建築物、文化財について学習する単元があります。これまでの授業で、仏像の種類や意味などを学習してきました。今回は実物に触れ、教科書や文献だけでは学ぶことのできない貴重な時間を過ごすことができました。