美術「光の三原色・カラフルシャドー」
1年生の美術では、色彩について学習を進めています。
色の三原色には、2種類あって、一つは「色料の三原色」。もう一つは「光の三原色」です。
色料の三原色は…
絵具、インクなどの黄色、マゼンタ、シアンのこと。
混ぜ合わせるほど、明るさが減って黒に近づきます。
光の三原色は…
光の赤、緑、青紫のこと。
重ねて混ぜ合わせるほど明るさが増して、無色透明(白光色)に近づきます。
と伝え…
生徒達に、
「赤い光と緑の光と青紫の光を重ねると、明るい白い光になるんだって、本当?」
と聞くと
(首を傾げ…)「聞いたことはあるけど…」
「本当かどうか、やってみようか」
と言うと
「やってみたい!」「試してみたい!」
と返ってきました。
そこで暗幕のある生物室を借り、赤と緑と青紫のLEDライトを使って光の三原色を体感する授業を行いました。
第1回目は、「色イロ大実験」!
①光の三原色を混ぜあわせよう!
②光の三原色の影に注目!
電気を消した瞬間、光の美しさに「わー!!!」と歓声が上がりました。
生徒達の大実験の様子は以下の通りです。
光の3原色を重ねると、白く明るくなる。
色のライトを当てると影もカラフル。影の色は光の色の補色。
などを実感していました。
今日は、第2回目!
第1回目で学んだ光の特徴を生かして、光や影を使った作品を作ろう!
と自由に制作しました。
生徒達は、集中して個性豊かな思い思いの作品作りに取り組んでいました。
また、作った作品は、暗い中だけのものなので、タブレットで写真に撮り残すことにしました。
制作している生徒達からは、
「いい方法思いついた!」「私、天才かも!」「俺の大作だよ!」
という声が聞こえてきました。
また、色々な材料で試す生徒、作品のストーリーが思い浮かぶ生徒、動画を撮る生徒など
それぞれの感性を働かせながら、光の特徴を生かす作品制作に没頭する姿が見られました。
全2時間でしたが、光の三原色の不思議さと美しさを体感できる充実した時間になりました。