学校の様子

カルシウム ステップアップ大作戦

 

 

本日は、1年生女子を対象に宮本栄養教諭からカルシウムの必要性について授業をしていただきました。

     

まず初めに、「体の発育について」クイズを3題行いました。

第1問:生まれてから大人になるまでの間に、身長や体重が急激に発育する時期は、何回あるか?

 

第2問:急激に発育する時期のことを、( ① )といい、9歳~高校生のころまでのことを( ② )という。

 

第3問:発育が始まる時期や程度には、( ① )がある。

※答えはページの一番下にあります! 

前期に保健体育の授業で行った内容ではありましたが、忘れてしまっているところも多く、復習も兼ねて、もう一度確認をすることができました。

 

学習課題

「なぜ第二発育急進期に、カルシウムが必要なのだろうか。」

ということで、カルシウムアップ大作戦授業がスタートしました。

        

 おおぐろの森中学校の朝食調べの結果やカルシウム摂取が必要な時期などのグラフを参照し、

10代の時期が1番カルシウムを蓄えるのにピッタリな時期であることを学びました。

10代のカルシウム摂取量は、男子で1000mg、女子で800mgと言われています。宮本先生は、給食1食分でカルシウム450mgを摂取できるように食材の組み合わせを考えているそうですが、

昼食だけで1日分のカルシウム量を摂取することは難しいため、残りの量は、朝食や夕食で摂取する必要があります。

また、給食がある日と給食がない日とでは、摂取量が62%落ちてしまうというデータもあるそうです

日頃から意識的にカルシウムを含む食品を食べることが大切ですね。

 

カルシウムが多く含まれている食材も、今回教えていただきました。

牛乳、チーズ、ヨーグルト、納豆、お豆腐、厚揚げ、油揚げ、小魚、ひじき、切り干し大根、小松菜、ホウレンソウ、

カブの葉、春菊 などなど

   

また、カルシウムが不足すると、骨粗鬆症や骨折、虫歯にも影響があります。

中学生になると、運動量もグンと上がりますので、体が付いていけず、

初めて骨折を経験するなんていうこともあると思います。

そこで、見直していきたいのが食生活になってきます。

普段の食事の中でも主食、主菜、副菜として、カルシウムを豊富に含んでいる食材を使用し、

バランスよく栄養素を摂取することが大切になってきます。

 

授業の後半は、休日の昼食メニューを考えてみよう。~カルシウムアップメニュー~

ということで、1食分の ~カルシウムアップメニュー~ を考えてもらいました。

生徒達も好きな食材や料理に、どのくらいのカルシウムが入っているのか、調べながら献立を作っていきます。

「私の好きな〇〇に意外と多くカルシウムが含まれている」

「おばあちゃんが作ってくれる菜の花が本当においしいんだよねー」

「ハンバーグ普通に食べるとカルシウム少ないから、チーズインハンバーグにしよう」

など、色んな話が聞こえてきました。

      

 

 

実際に生徒が考えた昼食メニューを紹介します!

       

 

生徒の振り返りには

・これからはカルシウム1000mg摂取を目標にして、食べ物をいっぱい食べて身長を伸ばしたい。

・毎日献立を考えるのは結構大変なことだと分かりました。ご飯を作ってくれる方々に感謝しようと思いました。

・これまでは、簡単に作れるもの(カップラーメンや冷凍食品)を食べていたけど、主食、主菜、副菜などバランスを 考えて、自分で一から一食分作ってみたい。

・朝ごはんを食べないことが多いから、できるだけしっかり食べようと思った。

 

今回授業をしていただき、カルシウムが骨に良い影響をもたらすことだけでなく、

第2発育急進期である中学高校の食生活が非常に重要であることを改めて知ることができました。

今後も保健体育の授業だけではなく、日々の給食の時間や、部活動の支援の際にも、

様々な形で声掛けや、栄養について話す機会を設けたいと思います。

 

1年生男子生徒向けには、11月6日(木)に行う予定です。

是非どんなお話だったか、ご自宅でも話題にしていただき、

休日には一緒に1食分の食事を考える時間などを取っていただけたら嬉しいなと思います。

 

※「体の発育クイズ」の答えは、第1問:2回、第2問:①発育急進期 ②第2発育急進期、第3問:①個人差