自由進度学習 興味関心から学びを深める~社会科授業研~
先日、髙橋教科指導員(流山市立東部中学校)をお招きし、2年2組と3年2組で社会科の授業研究を行いました。
今回は2年2組の授業についてお知らせいたします。
研究主題である「ICTを活用した教育の探求~1人1台端末の効果的な活用で、学びをさらに豊かに~」に迫るために、2年2組ではタブレットPCを活用して「中部地方の産業の特色を見つけ出そう」の授業が展開されました。
地理的分野では、1年生で世界の諸地域、2年生で日本の諸地域を学習します。世界の各地域に比べて、日本各地での比較となるので自然環境の違いは比較的見つけにくくなっています。そこで注目していくのが、農業・林業・水産業・工業などの産業です!その地域に根付いた特産品や伝統工芸品から、どんな産業が発展してきたかをみつけることができます。
今回の授業では、中部地方の産業の特色をまとめていくために、興味関心のある分野から調べ共有していく場面を参観していただきました。
まずは、中部地方の産業を個人で調べていきます。自由進度学習では、スタートラインは生徒一人ひとりの興味関心、調べるペースは生徒一人ひとりのペースとなります。
調べたことは、Microsoftのアプリの「Excel」を使って、まとめ&共有をしていきます。
これまでは、本やネットで見つけたものを、紙面に書き写し、みんなで集まって見合っていましたが、Excelを使うと調べることとまとめることが同時に行うことができます。
続いて、お互いの調べたことについて他者の視点を加え、深めていきます。
ここでは、タブレットだけでなく話し合いをし、自分の言葉としてアウトプットしていきます。
他者の視点が加わることで、質問や共通点が生まれたり、新たな疑問がでたりと、自分で調べたことを違う視点から深めることができました!
今回の授業はここまででしたが、今後は学級で共有していき、中部地方の産業の特色をまとめていきます!
髙橋教科指導員からは、「研究主題にあった授業でした。生徒はみんなタブレットPCの操作に慣れていて、ICTが普段から使われていることを感じました。また、班での活動を通して、班員の意見を参考にしながらそれぞれが活動している様子がありました。調べる内容がほかの人と同じになったときに、それぞれの個性や特徴がでると面白いと思います。」といったお言葉をいただきました。髙橋教科指導員、ありがとうございました。
今後も、ICTを効果的に活用し、生徒が主体的に・対話的に学習し、深い学びが生まれる授業を目指して、現状に満足することなく研修を重ねていきます。