学校の様子

校長室より【10月3日】 HEART GROBAL ミュージックアウトリーチ!

 流山市にスタジオを構える「自分未来クラブ」様の多大なご厚意により、昨日、5・6年生を対象にHEART GROBALによるミュージックアウトリーチというプログラムが行われました。

 ミュージック・アウトリーチは、30名ほどのキャストたちが学校やコミュニティを訪れ、小・中・高校生たちと一緒に、わずか3日間(地域によっては2日間)で歌やダンスのショーを作り上げるプログラムです!キャストたちは、さまざまな芸術分野で専門教育を受けてきています。パフォーマンスだけではなく、教育にも情熱を持っており、多様な年齢、文化的背景をもつ子どもたちを教えてきた経験も持っています。世界共通言語である音楽を通して数百人の子どもたちが共に学び、お互いの強みを尊重し、自分の可能性を発掘します。このプログラムは、ビル・ブローリーによって1992年に開発され、2001年からヨーロッパに広がり、日本での活動は、2006年から続いているそうです!

 朝10時、子どもたちとキャストさんたちの出会いです!直前まで、真剣な顔で打ち合わせを行なっていたキャストさんたちは、さあ行くぞ!となると、いきなりテンション高く子どもたちを出迎えてくれました!

 入場する子どもたちを元気いっぱいハイタッチで迎えたあと、あっという間にキャストさんを中心とする全身を使ったダンスのような遊びのような輪が出来上がり、子どもたちの感情を高めていきます!子どもたちも、あっという間にキャストさんのペースに追いついて、声量が爆上がり!心拍数も爆上がり!です!

 さて、一旦集合!キャストさんの説明はもちろん英語です!(通訳してくれながら進みます 笑)学年学級関係なく、お誕生月でまずは3チームに分かれました。チームになった後は、あれこれ説明する時間はほとんどなく、キャストさんが歌う歌、掛け声、身振り手振り、ダンスなど、全てのことを子どもたちはどんどん真似て吸収していきます!大人はどうしても理解してから動きたいので、「え?これどの部分?」「え?振りがわからない」とかドギマギしちゃうのですが、 子どもたちは、「なんだかわからないけど体動かしちゃえ!」「声出しちゃえ!」と進んでいきます!学校だよりにも書きましたが、この年齢でしかできない経験というものがあるのですよね。子どもたちが、大人になる頃はもっともっとグローバルな世の中になっていると思います。その時に、「ちゃんと理解しなければ動けない」のと、「なんだかわからないけどとりあえずやってみる!」の間には、その先に待っている世界が大きく違うのではないかと思います。本当に貴重なありがたい体験をさせていただいています。

午前中、それはそれは濃い2時間のレッスンをこなし、給食を挟んで午後1時より再びレッスン開始!もうこの先は保護者の方を入れての本番のステージのための通し練習です!キャストさんたちのレッスンは、あれこれ指示するというよりも、とにかく「子どもがやる気になるような全力の手本をみせる」に尽きます! 子どもたちも、そのエネルギーを受け取って、未だかつてない集中力で頑張っています!そして本番!たくさんの人が観にきてくれていますよ!

 短い時間でしたが、子どもたちは他では決して味わえない、貴重な時間を過ごしたことと思います。自分の心を広く開いて、コミュニケーションの中から、様々な課題の解決をしていくような大人になる基礎のかけらを、手にしたのではないでしょうか。世界から集まっていただいたHeart Globalの皆様、自分未来クラブの皆様、!キャストさんが2泊お世話になったホストファミリーの皆様、本校まで足を運んでいただき子どもたちに声援を送っていただいた皆様、この場を借りて深く感謝申し上げます!