学校長からのお話を掲載しています
平成25年度第2学期始業式 式辞
残暑が厳しいとはいえ、秋の気配が感じられてきました。コスモスの開花も見られ、また、リンドウの花の便りも届いています。小さい秋の足音が聞こえてきます。
44日間の長い夏休みが終わりました。今日からいよいよ第2学期が始まります。今年は、みなさんにとって、自らの「伸び代」を広げる、感動的な夏になったことでしょう。郡市総合体育大会の活躍に始まり、県総合体育大会、県吹奏楽コンクール、全国こども陶芸展での大活躍、また、野球・卓球男女・ソフトテニス男子の関東大会出場、さらには、卓球男女・陸上競技男子3000mでの全国大会出場など、輝かしい活躍が見られました。
また、8月27日に文部科学省が公表した「全国学力・学習状況調査」の結果においても、本校は全国平均を上回るなど、努力の跡が見られ、とても感心しました。正に文武両道の活躍だと思います。
さて、第2学期を迎えるにあたり、二つのことを話したいと思います。
一つ目は、「自分を奮い立たせ、目指す目標に近づけてほしい」ということです。私は本校のある女子生徒から学びました。それは、自分が目指す目標を公言し、それを実現させようと努力し続ける姿です。つまり、有言実行です。自分を奮い立たせない限り、有言実行はあり得ません。
二つ目は、「最高の学級づくりに自分を賭けてほしい」ということです。最高の学級、それは「この学級が大好きだ」と言える自分がいることです。学級のために、みんなのために、自分ができることを見つけ、一生懸命に働くことです。そして、自分を生かすことに喜びを感じてほしいと思います。
この2学期は運動会、新人各種大会、芳賀地方芸術祭、聖が丘祭、駅伝大会、そして、3年生にとっては受験が待ち構えています。ぜひ自分を奮い立たせ、目指す目標に近づけてください。また、自分を生かすことに喜びを感じられるよう、最高の学級づくりに貢献してください。
今日から始まる、この2学期。多くの感動と感激がみなさんを待っています。共に手を携え、目標を実現させましょう。みなさんの活躍を大いに期待しています。終わります。
第58回県大会優勝・祝勝会並びに第43回関東大会出場壮行会あいさつ
本日は、第58回栃木県少年野球大会優勝・祝勝会並びに第43回関東少年軟式野球大会出場壮行会に御招待をいただき、誠にありがとうございます。このたびの県少年野球大会の優勝は、本校として17年ぶりの快挙であり、実に誇らしく、見事な大勝利であります。
ここに、益子中学校野球部保護者会長 木村幸一様をはじめとする保護者会の皆様、そして選手諸君に衷心よりお祝いを申し上げます。
さて、8月2日に行われた第1試合の南河内第二クラブ(南河内第二中学校)との激戦は、県少年野球大会の球史に残る名勝負となりました。選手諸君の気迫と集中力、そして卓越したチーム力が相手校を圧倒し、見事大勝利を収めました。感動と感激の嵐が会場全体を包み込み、勝利の余韻に浸りました。今までに体験したことのない好ゲームを展開してくれた選手諸君に改めて賛辞をおくります。おめでとう。
そして、決勝戦では那須第一クラブ(三島中学校)と対戦し、2点を先取されたものの、好球必打の鉄則と堅い守備力、そして友を信じあきらめないチーム力に支えられ、14対2で大勝利し、見事優勝の栄冠を勝ちとりました。優勝旗を掲げ、ダイヤモンドを堂々と1周する選手諸君の晴れ晴れとした表情に、強さと逞しさを感じました。この県大会優勝は、益子町民誰もが望んでいたことであり、その夢を実現した選手諸君は限りなく輝く存在であります。
ここで、第43回関東少年軟式野球大会出場するにあたり、選手諸君に勝負に望む心構えを申し上げたいと思います。勝負には「責任の初戦」「感謝の第2戦」「決意の第3戦」があります。栃木県代表として出場する場合、その背後には多くの敗れた学校があり、一度も勝てなかった学校があることを忘れてはなりません。そう思うと、初戦はぜひ勝とうという気持ちで戦ってほしいと思います。次に、第2戦は、これまで応援してくださったお父さん、お母さん、御家族、導いてくれた指導者や監督、そして選手諸君への惜しみない支援をしてくださった町当局をはじめとする、多くの皆様に対する感謝の気持ちで戦うことが大事です。そして第3戦は己が心のおもむくまま、勝利にこだわる「決意の戦い」です。
益子中学校の宝である君たちが、この夏の熱い戦いを通して、技量を高め、更なる勝負感と勝利感を身に付け、一回りも二回りも大きく成長することを期待しています。
私は残念ながら、みなさんの応援に行くことができません。今日は、全国中学校卓球大会並びに陸上競技大会の応援のため、岐阜市に来ています。関東地方から遠く離れた東海地方にいますが、心の中でしっかりとみなさんを応援させていただきます。
結びに、選手諸君の御活躍と益子中学校野球部保護者会のますますの御発展を祈念いたし、祝勝会並びに壮行会のあいさつといたします。
平成25年8月17日
平成25年度第1学期終業式 式辞
校長室から外に目を向けると、花壇に植えられたひょうたんの蔓が日ごとに勢いを増し、緑の風をつくりながら凉を届けてくれます。
今日で71日間の第1学期が無事終了します。今、この終業式に臨むみなさん一人ひとりの真剣な表情や態度には、充実した日々を過ごせたという自信がみなぎっています。
この1学期を振り返ってみると、みなさんの多くが自分の伸び代を広げられたと思います。ただ、伸び代の幅は一人ひとり違いがあります。また、伸び代の内容にも違いがあります。それは当然のことです。大事なことは、少しでも自分の伸び代を広げられたという事実です。
例えば、学力や学びの伸び代を広げられた人は、授業に真剣に取り組むとともに、家庭学習にも力を入れることができた人です。そして、学習内容が「わかる」というレベルから、テストが「できる」というレベルまで、努力を続けた人だと思います。
次に、心や生活の伸び代を広げられた人は、自分だけでなく、周りの人たちを幸せにした人だと思います。誰もがやらない仕事、つまり見えない仕事を進んで行うことができる人です。そして、心の伸び代は、善い行いとなって現れ、前へ前へと後押しするエネルギーを生み出す原動力となるのです。
また、自分の健康や体力の伸び代を広げられた人は、睡眠・食事などの自己管理や、積極的な体力つくりに挑戦できた人です。睡眠・食事などの自己管理ができる人は、欠席も少なく、部活動でも活躍することができます。体力つくりに挑戦できる人は、体育の授業や部活動の練習を休みません。
さて、この1学期を振り返るにあたり、みなさんが自分を評価する客観的な資料が、通知表だと思います。自分の伸び代がどのように広がったかを、単なる数値だけでなく、先生方が思いを込めて書いてくださった文章を参考にして、ぜひ振り返ってほしいと思います。そして、自分の努力の様子をしっかりと確認し、夏休み中の新たな挑戦に向かって、心を奮い立たせてください。
いよいよ明日から44日間の夏休みが始まります。健康管理に努め、交通事故などに絶対あわないよう、安全・安心な生活を心掛けてください。有意義な夏休みにしましょう。9月2日の第2学期始業式に、元気なみなさんに会えるのを楽しみにしています。
平成25年度選手激励会講評
みなさん、こんにちは。ただ今は、生徒会長さんの激励のことばに続いて、各部の部長さんから決意発表がありました。とても力強く、そして頼もしく、立派な決意発表でした。
いよいよ7月20日から夏休みに入り、芳賀郡市総合体育大会各種大会、栃木県吹奏楽コンクール、そして各種作品展やコンクール大会が始まります。
3年生にとっては、これまで積み上げてきた努力の成果を発揮する重要な大会となります。悔いのない、そして「精一杯頑張った」と言える大会となることを期待しています。1・2年生のみなさんも、3年生のリーダーシップの下、チームの一員として全力を尽くしてください。
ここで、みなさんに三つのことをお話して、講評とします。
一つ目は、「粘り強く取り組み、最後まで決してあきらめない」ということです。集中力を切らさず、もてる力を存分に発揮してください。
二つ目は、「チームの団結力の下、これまでにない最高のチーム力を発揮してほしい」ということです。チームの結束力を強め、底力を蓄え、力を出し切ってほしいと思います。
三つ目は、「一人一人が学校の代表であることを自覚し、これまで支えてくれた多くの方々に感謝し、大会に臨んでほしい」ということです。一人ひとりが自分の伸び代の広がりを実感できる大会にしてください。
今、私の脳裏には、みなさんの活躍する姿が浮かんできます。先ほどの決意表明が、まさに現実となり、喜びとうれしさに包まれるよう、大いに期待しています。みなさんの健闘をお祈ります。
平成25年度保護者会並びに携帯電話講習会あいさつ
皆様、こんにちは。校長の岡でございます。本日は、大変お忙しい中、授業参観、携帯電話講習会、そして保護者会に御出席をいただき、誠にありがとうございます。また、皆様には、日ごろより本校の教育活動に対し、御理解と御協力をいただき、心から感謝を申し上げます。
さて、7月に入り、1学期も残すところ2週間となり、19日に終業式を迎えます。中学校は4月から6月まで、大きな行事が多く、充実した日々を過ごすことができたと実感しております。生徒たちも、忙しい中にも、大変落ち着いた生活を行い、よく頑張っています。
4月のPTA総会のあいさつの中でも、生徒の伸び代を広げる教育について、お話をさせていただきました。学力面での「学びの伸び代」、徳育面での「心の伸び代」、体育面での「体力の伸び代」ということで、教育活動を展開してまいりました。
その中で、特に先日、実施した1年の宿泊学習、2年のマイ・チャレンジ活動、3年の修学旅行において、いろいろな方々にお世話になったわけですが、生徒たちのよさやすばらしさをたくさん褒めていただきました。「心の伸び代」を広げられていることに、校長としてとてもうれしく思っています。
また、PTA総会のあいさつの中で、お話をさせていただいた部活動の削減の問題についてでございます。今後、現在小学6年生の児童に、部活動公開や部活動希望調査などを行いながら、その結果をもとに慎重に検討していきたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願いします。
さて、本日は本校はもとより、すべての中学校の喫緊の課題である携帯電話の利用、特にネット利用問題について、講習会を実施させていただくことになりました。県内の青少年のネット犯罪に絡む人数は1,000人を超えていると言われています。フィルタリングについても、県内中学校では70%弱にとどまっているのが現状です。
中学生が携帯電話をもつことで、トラブルに巻き込まれ、精神的負担を抱え、悩み、苦しみ、学校に来られなくなるなど、様々な変化が生じてきています。この問題を解消するためには、親権者である保護者の強い姿勢が求められます。
そこで、本日は、講師として栃木県県民生活部青少年男女共同参画課主査瓦井寬子様をお迎えし、保護者の皆様と生徒が一緒にお話を聞き、学んでいただくための「携帯電話講習会」を開催することとなりました。
それでは、瓦井先生、よろしくお願いいたします。
平成25年度第3回朝会講話「学級力を高める」
みなさん、おはようございます。今日もみなさんの力強いあいさつが体育館に響き渡りました。あいさつが響き、笑顔が広がる学校は、素敵な学校だと思います。1学期最後の朝会講話となります。いよいよ夏休みまで2週間余りとなりました。
さて、今日の講話は「学級力を高める」ということについて、お話をしたい思います。昨日、「魅力ある学校づくり」研究主任から、学校生活についての調査結果をいただきました。すでに、保健室前の廊下にも掲示されていますので、見た人もいると思います。その結果を見ると、「学校が楽しい」という調査項目について、「楽しい」と肯定的な回答をした生徒の割合は約96%、約370名のみなさんが「学校が楽しい」と回答しています。すばらしいことです。みなさんの居場所が十分に確保されている証拠です。学級の雰囲気がよく、友達関係がとても良好だと言えます。つまり、みなさんは自分の学級が大好き、学級力が高まっていると言えます。
それから、「学校が楽しい」という理由の中には、部活動や授業等もあります。そこで、「授業がよくわかる」という調査項目の結果を見てみると、「よくわかる」と肯定的な回答をした生徒の割合が約91%に上ります。約350名もの生徒が「授業がよく分かる」と回答しています。みなさんの意欲の表れです。ただ、「分かった」と思い、それでよしとしてしまうと、必ずしもテストができるとは限りません。「分かる」から「できる」までに自分を高めていく必要があります。
そのためには、やはり「学びに向かう集団」としての学級力を高めていく必要があります。毎日、教室を訪問して感じることは、みなさんの学びに向かう姿がすばらしいということです。学級力を高めている証拠です。学級力が高まれば高まるほど、学習にも、生活にもやりがいを感じ、自分のよさを更に発揮しようとします。一人一人が学級の主役ですから、学級力を高め、居心地感のよさの感度を高めてほしいと思います。
終わります。
平成25年度第2回朝会講話「強くなるための3つのポイント」
みなさん、おはようございます。今日は、「運動部で活躍し、強くなるための3つのポイント」について話をします。
強くなるためのポイントその一は、「よき指導者に出会い、練習をしっかりと行うこと」です。練習を休まないこと、集中して練習に取り組むこと、考えて練習すること、そして、指導者の助言に耳を傾けることです。練習は指導者が管理し、練習内容も指導者が与えてくれます。すべて指導者に任せることができます。
しかし、強くなるためにはもっと大切なことがあります。強くなるためのポイントその二は、「睡眠時間を十分確保すること」です。授業中眠たくなるというのは、睡眠不足です。ただし、睡眠時間には個人差があります。また、深い眠りの人と浅い眠りの人では、睡眠時間が異なります。熟睡できる人は6時間程度で大丈夫かもしれません。でも、浅い眠りの人は8時間以上睡眠が必要でしょう。睡眠不足では、元気に動き回ることができません。
実は、強くなるためには、さらに大切なことがあります。強くなるためのポイントその三は、「栄養(食事)をしっかりと摂ること」です。朝食をしっかり摂ること、特に、ごはんをしっかりと食べることが基本です。ごはんを食べるほどしっかりと走れる。しっかりと動くことができるのです。つまり、持久力を高めます。疲れを回復させます。ごはんには、疲れを回復される働きがあります。その他、牛乳を毎日コップ2~3杯飲む、カルシウムを多く含む食品を食べることが大切です。
以上、3つのポイントについて話をしました。ここで大切なことは、練習は指導者が管理できますが、睡眠と栄養(食事)は管理できません。それでは、睡眠と栄養は、誰が管理するのでしょう。それは自分自身です。自己管理が一番大切なのです。この2つを管理することができれば、必ず今よりも強くなります。それとは逆に、この2つが管理できなければ、今より強くなることはありません。
さて、明日から県春季大会が始まります。どの部も力を発揮するためには、睡眠と栄養(食事)が不可欠です。また、大会中は間食(捕食)も大切です。「おにさんみよーか」という合い言葉があります。「おにさんみよーか」とは、おにぎり、サンドイッチ、ミルク、ヨーグルト、果物を指しています。
大会中もしっかりと食べ、ぜひ活躍してください。終わります。
平成25年度後援会総会あいさつ
皆様、こんばんは。校長の岡でございます。本校3年目となります。皆様には、日頃より本校の教育活動に対し、温かい御支援、御協力をいただき、心より御礼と感謝を申し上げます。
新年度がスタートして、早2か月が過ぎようとしております。この間、生徒たちの活躍が随所に見られました。特に、郡市春季陸上競技大会では、2年連続男女総合準優勝という堂々たる成績を収めることができました。また、郡市春季各種大会では、ソフトテニス男子団体優勝、弓道男子・女子団体優勝、卓球男子・女子団体優勝、柔道女子団体優勝、そしてバドミントン女子団体準優勝、バレーボール団体第3位という成績を収めました。優勝が6つ、準優勝が1つ、そして第3位が1つという好成績を挙げ、個人の種目を合わせると、多くの部が県大会出場となりました。このような活躍ができるのも、後援会の皆様の御理解と御協力のお陰でございます。この場をお借りいたしまして、厚く御礼を申し上げます。
さて、益子中学校では、これから学級減が続き、教職員の数も減少していきます。来年度は学級数が10学級になるに伴い、教職員が2名減る予定です。そのため、部活動数の削減について検討し始めました。平成26年4月から部活動数を2つ削減する方向で検討しています。募集停止をかけますので、すぐになくなるわけではありません。現在の1年生が2年生になったときに、募集停止の部活動が2つあるということです。
今年度の1年生の入部状況ですが、特に顕著な傾向として、男女いずれかが入部0という部が増えているということです。入部0の部活動ですが、卓球部女子、剣道部女子、柔道部女子、弓道部男子、パソコン部女子が入部0でした。今後検討を重ねながら、募集停止をかける部活動については、慎重に決めていきたいと思いますので、御理解と御協力をお願いいたします。
結びに、毎月「学校だより」を配布してくださっている、各自治会長様に御礼を申し上げ、あいさつといたします。本日はお世話になります。
平成25年度第1回朝会講話「学校に正の連鎖を起こそう」
みなさん、おはようございます。今日は、「学校に正の連鎖を起こそう」ということについてお話をします。
まず、正というのはプラスという意味です。逆に、負というのはマイナスという意味です。数学では正の数、負の数という言い方をしています。つまり、「正の連鎖」とは、次々とプラスの作用が働いて良い結果を生み出していくことを言います。ぜひとも、益子中学校に「正の連鎖」を起こしていきましょう。よい行いを鎖のようにつないで、学校を明るく、そして楽しくしていきましょう。
それでは、具体的にどうしたらいいかということです。ここで、みなさんに「恩送り」という言葉を紹介します。「恩送り」とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送る。そして、その送られた人がさらに別の人に渡す。そうして「恩」が学校の中をぐるぐる回ってゆくのです。 「恩送り」では、親切をしてくれた当人へ親切を返そうにも、適切な方法がない場合に第三者へと恩を送ります。恩を返す相手が限定されず、比較的短い期間で善意を具体化することができるのです。
例えば、自分が学校を休んだとき、Aさんが給食当番の仕事をしてくれたとします。自分はAさんに親切を返そうと思っても、適切な方法がありません。そこで、Bさんが学校を休んだとき、今度は自分が進んで給食当番の仕事を行い、恩を送ります。
また、自分が学校へ行けないとき、Cさんが親切にも家まで迎えに来てくれたとします。自分はCさんにその恩を返そうとしても、適切な方法がありません。そこで、Dさんが学校に行けず困っているとき、今度は自分が家まで行って学校に来るよう働きかけを行い、恩を送ります。
この「恩送り」といったモラル・常識は、人間社会が古くからもっている良識の一つです。自分が受けた恩を、また別の人に送り伝えていくことは、誰にでもできます。小さなことから少しずつ、できることをやっていきましょう。この「恩送り」で、益子中学校に「正の連鎖」を起こし、学校を明るく、そして楽しくしていきましょう。終わります。
平成25年度生徒総会あいさつ
みなさん、こんにちは。平成25年度第1学期がスタートし、早3週間が過ぎようとしています。みなさんは、これまで始業式、入学式、対面式・部活動紹介などを行い、益子中学校の生徒としての自覚と誇りを新たにし、学校生活を送ってきたことでしょう。そして、この3週間、新しい学年で、新しい学級で先生や友達と過ごし、「居がい感」や「居心地感」を感じながら過ごしていることと思います。
元気なあいさつが教室や廊下などから聞こえてきます。8時15分になると、一斉に朝の読書が始まり、教室には誰もいないかのような静寂感が漂っています。授業中の態度にも真剣さが伝わってきます。校庭での体育の授業でも、大きなあいさつやかけ声が聞こえ、躍動感あふれる姿が目に飛び込んできます。昼休みも、元気に遊ぶ姿が見られます。清掃の時間も、しっかりと取り組んでいます。実にすがすがしく、すばらしい限りです。
このようなみなさんのすばらしさは、本校生徒会のすばらしさと比例しているのです。つまり、活気があって盛り上がりのある生徒会は、やる気のあるすばらしい学校になるのです。
ですから、生徒会役員だけが活動するものではありません。今、ここにいる生徒のみなさん一人ひとりが、生徒会活動の土台をしっかりと支えていることを忘れないでください。また、生徒会は、みなさんの学校生活をより豊かに、より楽しく、より潤いのあるものにするために、自主的に活動する組織です。つまり、生徒自身の、生徒自身による、生徒自身のための活動組織が生徒会なのです。
そのためにも、みなさんは、何かをしてくれるのを待つのではなく、自分がみんなのために、あるいは学校のために、何ができるのかを考え行動することが重要です。「受動的な待ちの姿勢」でなく、「能動的で、自ら考え行動する」という姿勢を大切にしていきましょう。
さて、これから年に一度の生徒総会が始まります。生徒会長さんを中心に、本日の総会の準備をしっかりと行ってくれました。この1年間の生徒会行事や各種委員会の活動が活発になり、「益子中学校は、生徒たちがよく頑張っているから、いつも輝いている」と言われるよう、しっかりと計画を立て、実行していきましょう。
今年度の生徒会活動目標は「笑顔が輝く益中」です。そして、メインテーマは「SMILE益中」です。ぜひとも、実行力、機動力のある生徒会を目指し、一人ひとりの力を結集させ、充実感と達成感を味わい、感動のある1年にしていきましょう。みなさんが大いに活躍してくれることを期待しています。終わります。