2021年12月の記事一覧
校長面接
連日昼休みと放課後に3年生一人一人と校長面接を行っています。2学期中には全員が終わる予定です。よく訊く質問事項に、「あなたの中学校はどんな特色がありますか」とか、「現在の担任の先生はどんな先生ですか」などがあります。生徒たちは、質問内容を想定し、答えを用意して、お世辞も多少は含めているのでしょうが、それでも学校教育目標である、自主実行をあげ、具体的な話をしてくれたり、生徒思いで授業も楽しい先生などと答えられると、校長としては嬉しい気持ちになります。また、「中学校で力を入れたこと」、「中学校で一番思い出に残った行事」、「部活動で学んだこと」、そして「高校でがんばりたいこと」、「高校卒業後の進路」なども、みなさんさすがは受験生であり、よく答えられています。また、最近の受験や就職の面接では訊かない傾向にあると言われる、尊敬する人も訊くことがあります。受験や就職の面接とは違い、校長面接の目的は、合否の材料ではなく、生徒をよく知り、励ますためだからです。先日、ある生徒は次のように答えていました。「私の尊敬する人は両親です。毎日家族のために一生懸命働いてくれ、夜や休みの日には家族で過ごす楽しい時間を作ってくれます。また、健康や受験のことなど色々なことに気をかけてくれ、感謝しています」と。私が「そのことを伝えたことはありますか」と訊くと、「まだありません。進路が決まった時か、卒業を機に言おうと思っています」とのことでした。「きっと喜ぶだろうね、ぜひ伝えてあげてください」と言うと、「はい」という言葉と共に、その表情からは、迷いのない確かな決意が感じられました。これは事前に原稿を用意してきたことではないな…と思いました。昨年度もそう思いましたが、今年の3年生も立派です。素晴らしいと思います。入試で面接がある生徒は、本番も上手くいくよう祈っています。(12月8日 校長)