2020年11月の記事一覧
吹奏楽部アンサンブルコンテスト
15日(日)羽生産業文化ホールにて行われた、埼玉県アンサンブルコンテスト東部地区大会にて、本校の吹奏楽部が銀賞を受賞しました。
クラリネット三重奏「Tropical Dance」
打楽器三重奏「いがぐりと松ぼっくり」 おめでとうございます!
吹奏楽部などの文化部も新型コロナウイルスの影響で、例年行われているコンテスト、コンクール、展覧会などが全て中止となる中、この度、無観客でアンサンブルコンテストが行われました。日頃の練習の成果が発揮され、銀賞を受賞できたことを嬉しく思います。今後とも地道かつ厳しい練習だとは思いますが、部員みんなの心を1つに合わせて、美しい曲を演奏してください。この度は、本当におめでとうございました。(11月16日 校長)
いきいき子育て⑦
この時期は友達の影響を受けやすい
思春期は、仲間や友達の存在が、家族以上に重要になることもあります。家族よりも、友達同士のルールの方が大切になり、ときには親に嘘をついてでも、友達同士のつながりを守ろうとすることもあります。それだけに友達からの影響は大きく、「いじめ」などの問題も起きやすい時期でもあります。ここで、心配だからといって、子供の行動を監視したり、根掘り葉掘り話を聞きだそうとしたりする必要はありませんが、普段からの会話を通じて、友達との関係を理解するよう心がけましょう。また、人は愛され、理解されたがる生き物です。理解されないと不満がたまり、キレたりすることもあります。日頃から相手の話をじっくりと聴く、同じ目線で考える、といった姿勢を親が身につけることで、子供は親に愛されている実感を得ることができます。子供は自分が愛されていると感じるとき、安心し、安定した気持ちで生活することができます。学習や部活動に前向きに取り組み、大きく成長することができます。
子どもはSOSがうまく言えない
友人関係のトラブルなど、子供が悩みや問題を抱えたとき、それは、しばしば身体的なサインとなって現れます。これまでになかった体調不良などのサインが現れることもあります。サインに気がついたら、病気だと心配するだけでなく、心の問題が背景にないか考えましょう。「そんなことくらいで」「わがままだ」「ズル休み」というような言葉で片付けず、様子をよく見て、話を聴き、理解しようとする姿勢が大切です。また、医師や学校の先生、カウンセラーにも相談してみましょう。解決のためのヒントが得られるかもしれません。(11月16日 校長)
豊野中の校内研修会に参加させていただきました
本日、市内の豊野中学校では、幸手市教育委員会教育長の山西 実 先生を指導者としてお招きして、校内研修を行いました。事前に豊野中の齊藤校長先生からこのことを聞いていたので、参加をお願いしたところ、快諾していただき、本校の棚谷教諭を連れて、研修会に参加してまいりました。豊野中学校の生徒達も飯沼中の生徒に負けず劣らず、よくがんばっていました。今日の研修を本校教職員にも広め、より良い道徳の授業を実践してまいりたいと考えています。豊野中学校の齊藤校長先生、指導者の山西 実先生、本日は貴重な研修の機会をいただきありがとうございました。(11月13日 校長)
いきいき子育て⑥
本当に「理解のある親」とは
子供は成長していくとき、時にその成長のカーブが急上昇するときがあり、自分でも押さえきれない不可解な力がわき上がって来るのを感じるときがあります。それをなんでもいいからぶつけてみて、ぶつかった衝撃のなかで、自らの存在を確かめてみるようなところがあります。その時、子供がぶつかってゆく「第一の壁」として、親というものがあります。親の壁にさえぎられ、子供は自分の限界を感じたり、腹を立てたり、悔しい思いをしたりする。そのような体験を通じて、子供は自分というものを知り、現実というものを知るのです。最近の、いわゆる「理解のある親」というものは、このあたりのことを誤解している者もいて、子どもの前に立ちはだかる壁になるのではなく、親子が友達のような関係を作り、「子どもの気持ちもよくわかる」などと言って、実は子供との衝突を無意識かもしれませんが、回避しているケースが少なくないのです。壁のない子どもは、自分がどこまで突っ走っていいのか、どこが立ち止まるべき境界線なのか分からなくなってしまいます。相撲取りは、ぶつかり稽古で強くなると言います。せっかくぶつかろうとしているのに、胸を貸す人生の先輩が逃げていては、成長の機会をなくしてしまいます。正しく言うと、理解のある親が悪いのではなく、理解のあるふりをしている親が、子供にとって不幸なのです。子供を真に理解することは、大変素晴らしいことです。しかし、真の理解などというものは、ほとんど不可能に近いほど難しいという自覚も必要です。そんな難しいことをするよりは、まず自分がしっかりと生き、正しいと思ったことを子供に伝え、間違えたら素直に謝り、「三歩進んで二歩下がる」という考え方で子供と接していくのが現実的には、よいのではないでしょうか。(11月13日 校長)
生徒のみなさんの取り組みが評価されました
夏休みの宿題として全校で取り組んだ、「税の標語」と3年生が取り組んだ「税の作文」に対し、この度、公益社団法人 春日部法人会庄和支部様より、本校が表彰されました。感謝状と学校で使う草刈り機をいただきました。大切に使わせていただきます。ありがとうございました。(11月13日 校長)
中学生「税の作文」「税の標語」優秀作品に本校生徒が選ばれました
春日部間税会主催の中学生「税の作文」、「税の標語」において、本校の2名の生徒が優秀作品に選ばれましたので、紹介します。
春日部税務署管内 納税貯蓄組合連合会長賞 3年生 諸橋 泉妃 さん
関東信越間税会連合会長賞 2年生 北爪 真央 さん
おめでとうございます! なお、イオンモール春日部 3階イオンホールAにて、17日(金)まで作品が展示してあります。どうぞ足をお運びいただき、ご覧ください。(11月12日 校長)
いきいき子育て⑤
三者面談では何を話し合いましたか
思春期とは、身体の成長に心の成長が追いつかず、誰もが不安定な気分になりやすい時期です。「自分は何者なのか?」「どう生きたらいいのか?」などと自我に直面し、自分を見る「もう一人の自分」が意識されるようになります。小さなことで有頂天になったり、逆にひどく傷ついて落ち込んでしまったりもします。異性への興味が高まったり、親や先生がうっとうしく感じるようになったり、自分だけの秘密を持ち始めたりもします。こうした心の変化に対し、身体については、体型全体の大人化が、個人差はあれ進みます。まず、「思春期」について親がしっかりと理解を深めましょう。
半分はもう大人、しかし半分はまだ子供
親にとってみれば「こんな子ではなかった、どうしたものか…」と戸惑うこともあるかもしれません。しかし、この時期に子供がいうことを聞かなくなっても、いたずらに動揺したり、抑えつけたりする必要はありません。それは、子どもの自立や親離れが始まった証拠だからです。むやみな干渉やお説教はできるだけ控えて、子どもの力を信じながら、あたたかく見守りましょう。ただし、腫れ物に触るかのように接するのではなく、これまで以上に会話などを通じて関わる努力は欠かせないものになります。「半分はもう大人なのだから、この事については、あなたを信じて任せる。でも、半分はまだ子供。自分で責任を取れないのだから、この事については一緒に考えよう」という感じがよいと思います。(11月12日 校長)
チューリップ
越谷人権擁護委員協議会春日部部会様より、チューリップの球根をいただきました(写真参照)。チューリップの球根は、秋に花壇やプランターに植え込みをします。その時、すでに球根の中に小さなつぼみができあがっていて、このつぼみは、前回の花が終わった1ヶ月後にはできあがり、翌年の春まで伸びずに冬を越し、春までそのまま辛抱しています。 チューリップは、冬が寒いから茎が伸びないのではありません。その証拠に、温室で暖かくしても茎は伸びてきません。チューリップは、一度冬の寒さにさらされないと次にくる春がわからないのです。ですから、チューリップを早く咲かせるには、人工的に冷蔵庫などで冷やし、寒い冬の試練を経験させる必要があるのです。
飯沼中では昨日から三者面談が始まりました。3年生は進路の話が中心となります。3年生にとって高校入試という試練は、結果はともかく、目標に向かって努力をしたり、自分の適性を考えたりするという意味で、将来大きな花を咲かせるためには必要な経験だと考えます。ぜひ、この大切な時期を将来の準備期間と受け止め、がんばってほしいと思います。 1、2年生は、チューリップが早い時期から球根の中で、つぼみをつける準備をするのと同じように、学校での日々の学習や諸活動を通して、多くのことを学び、生きる力をつけるための準備期間だと思い、がんばりましょう。チューリップが冬の試練を乗り越えて、春にきれいな花を咲かせるように、飯沼中の生徒諸君が、この冬、それぞれの目標を持って一生懸命に努力をし、春に大輪の花を咲かせることを願っています。(11月11日 校長)
いきいき子育て④
今日から三者面談が始まります。本校教職員には、生徒の学校でのがんばりや当面の課題などは、具体的な言葉で伝えるように指導しています。「がんばったら、できた!」という確かな手応えをつかんだ子供のちょっとした進歩を見逃さずに、タイミングよく「認め、ほめ、励ます」ことが学ぶ意欲を加速させます。そこで、「何をがんばるのか、がんばるとは、どういう行動をいうのか」を三者で確認する必要があります。「家庭学習をがんばろう」「部活動をがんばろう」これはダメな例です。「毎日30分間数学のワークに取り組み、解らなかった問題は次の日に友達や先生に聞いて解決する」など具体的に言葉として共有することが大切です。また、「認める」とは他人との比較ではなく、その子が以前よりどれだけ伸びたかをよく見て、その努力をほめてやることです。「認める」とは「見つめる、見守る」ということです。真剣に見つめ、見守っているからこそ、心からほめることができるのです。結果をほめるのではなく、その子の行動や努力をほめることがポイントです。ほめるときは間髪入れずにしっかりとほめるというタイミングも必要です。自分のことを真剣に認めて、タイミングよくほめてくれる人から励まされたら子どもは勇気凛々でやる気がもりもり湧いてくるものです。「人生とは自分探しの旅」という言葉どおり、自己実現は自分自身の力で成し遂げなければなりません。本人の代わりに誰かがその人の人生を生きてあげることなどできないのです。「子どもに対する教育の目的とは何か」それは「将来の自立と自己実現に必要なことを、子供時代に身につける」ということです。将来の自己実現に必要なことを、子供時代に身につけさせたいと願っていても、現実はあっという間に過ぎていくことでしょう。「早く起きなさい」、「早く宿題をしなさい」…よほど意識していないと、つい子供をせかしてしまい、子供が自分からやろうという意識を失わせ、やる気の扉を閉ざしてしまいかねません。「今日は自分から進んでやれた」など子供のちょっとした成長に気づき「認め、ほめ、励ます」ことができたら素晴らしいことですね。 つづく (11月10日 校長)
いきいき子育て③
前向きな親の姿勢は、きっと子どもに届いている
親子の間で日々の会話を増やすには、できるだけ一緒に食事をして、お互いにその日にあったことを話すとか、一緒に家事をしたり、スポーツをしたり、また地域のボランティア活動に参加したりするなどの工夫をするとよいのではないでしょうか。ひとり親家庭や共稼ぎ家庭では、親が働きながら子育てをするため、ゆっくりと子供と接する時間が少なくなりがちですね。しかし、子を思い、より良い将来に向かって努力する親の姿は、しっかりと子供の心に響いているはずです。
これまでの常識では通用しない問題も増えている
子育ての不安、いじめや不登校などで悩みを抱えたときは、どうすればよいのでしょうか。社会の急速な変化などから、これまでの教育や子育ての経験だけでは、適切な対応が難しい問題も多くなってきています。そのようなときは、迷わず専門家に相談しましょう。学校の先生、スクールカウンセラー、児童相談所、教育センター、警察の青少年相談窓口など様々な相談機関があります。それぞれの特色を知り、相談内容にふさわしい機関を選び、勇気を出して一歩踏み出し、相談してみましょう。
親の生き方が、子どもへの最高の教育になる
これまでの日本社会は勤勉で従順な人間性が社会から求められてきましたが、これからは問題に対し、指示を待つだけでなく、自分で考え、工夫し、行動する人間性が求められます。自分の会社の利益だけではなく、家庭や地域、そして社会全体にまで目を配り、積極的に関わりをもち、貢献できる人に育てるために、まず親自身がその大切さを理解し、自らの生き方を省みることも大切です。「子供にとって親は、最も身近なモデル」であり、また、「子は親の鏡」なのですから。 つづく (11月9日 校長)