飯中 Now
ノート汚していますか
今日、いつものようにぶらりと教室を回っていると、1年生の国語の授業で、担当の中村先生が、「ノートを汚しなさい」と生徒に指導をしていました。一年生の国語では今、詩の鑑賞を勉強しています。詩にはたくさんの比喩表現があります。中村先生がおっしゃった、「ノートを汚しなさい」というのは、どういうことなのでしょうか。もちろん、落書きをしなさいというわけではありませんよね。ノートいうものは、自分だけの物であり、先生が黒板に書いたことだけをきれいに写しているうちは、まだまだダメで、先生が強調して言ったこと、つぶやいたこと、友達の発表した意見や考え、解き方、印象に残ったことなどをノートにどんどん書き込むのです。昨日、このブログで、自学自習の話をしましたが、積極的に学んでいる人のノートは、汚れているのです。中村先生がおっしゃった、「ノートを汚しなさい」を聴いて、すぐに先生が何を言おうとしているのかピンと来ないようではダメ。積極的に学んでいる人の脳は鍛えられ、様々なことに敏感に反応し、正しくより良い判断ができるようになります。つまり、人生が広がり、豊かになるということなのです。生徒諸君、ノート汚していますか・・。(9月16日 校長)
深まる秋 ~学習について考える~
先日、ある教室の黒板に「自習とは・・」と大きく書いてあり、その学級の生徒達は、静かに黙々と自習をしていました。立派な中学生だと思いました。生徒諸君の学習の基本は、「自学自習」です。君達は、学校では、授業という形で勉強を教わっている訳ですが、授業形式での学習は、内容はよく精選されているし、教え方もよく研究されているので、学ぶ方が集中して行えば、かなり効率の良いものなのです。しかし、それだけでは、本当の学習をしているとはいえません。学習は学校だけでやるものではなく、社会に出て仕事に就いても、学校以上に学習しなければならないものです。しかもその学習は、“授業形式”ではないのです。すべて自分で学習しなければならないのです。その時になって「誰も教えてくれないから学習できません」などと言えないのです。「自ら学ぶ力」が身に付いていないといけないのです。
幼稚園や小学校の低学年の子どもに「自分で勉強しなさい」と言ってもそれは無理なことです。その子には何を勉強しなければいけないのかが分からないからです。自分の学習すべきことが分かることは、1つの学力で、どういう方法で学習すればよいのかが分かることも1つの学力です。さらに、どこまでやればよいのか分かることも1つの学力です。これらの学力は、前述した学習の目的を達成するために欠くことのできないものなのです。また、テストに向けての学習というのは、その時期に近づけば近づくほどみんな懸命にやり始めます。しかし、テストのためだけの一夜漬け的な学習は、はっきり言って効果は期待できませんし、本筋からずれているような気がします。やはり学習は目標を持って、一歩一歩着実に積み重ねてゆくものです。そのためにもできるだけ早く始め、長期に渡って実践して行きましょう。そのために日々の家庭学習に本気で取り組みましょう!
最後に私は、中学生に関しては、「勉強だけの人間」、「部活だけの人間」というのは、さみしい気がしますし、そういう人は本当の意味で、周りから応援される人だとは思いません。やるからには「学習」も「部活動」も両立させて、何でも思い切り取り組める人になってほしいと思います。(9月16日 校長)
駅伝練習がスタート ~熱い心で襷をつなごう~
今日から10月20日(火)に予定されている、市内駅伝競走大会のための練習が始まりました。学年も部活動も越えて、選抜されたスポーツマンが結集し、学校の代表として襷(たすき)をつなぎ競走します。授業と自分の所属する部活を終えたあとの練習です。頭が下がります。また、手前みそですが、校長の私が感心した、他校にはない飯沼中の良さの1つは、校庭に10人もの先生方が出て、私を除くほとんどの先生方が生徒と一緒に走っていたこと。先生方の飯中愛の深さを表している気がしました。生徒諸君!期待を胸に、熱い心で襷をつなごう。(9月14日 校長)
いい汗かいた!楽しかったぁ ~1学年スポーツフェス~
新型コロナウイルスに係る学校行事の中止に対し、各学年の職員から、「生徒を成長させるために、感染拡大防止について万全の策を講じるので、なんとか学年単位で行事をやらせてほしい」と校長に訴えがありました。各種のガイドラインを読み直し、学校医の先生にご指導を賜り、今日は1学年のスポーツフェスの実行に至りました。種目は全員リレーです。先週、各クラスで作戦を練り、走順を決めて今日を迎えました。どのクラスもこれまでに培ってきたクラスの団結力を発揮して、最後まで全力でバトンをつなぎ走り切りました。走り終えた後の表情は、清々しさでいっぱいでした。より一層クラスの団結が深まったようです。(9月14日 校長)
教育実習が始まりました
秋本番、今週から3週間(2週間の大学もあります)の、教育実習が始まりました。新型コロナウイルスの影響で、大学も今年度のスタートは、休校となっており、6月に行う予定だった教育自習ができなかった訳ですが、後期の教育実習はOKとなり、前期・後期を合わせた5名の大学生が実習に来ました。教師への夢や希望、そして情熱を持った、先生の卵です。本校の教職員にもしっかりと指導するように指示しました。生徒諸君も早く教育実習生との授業をはじめとする学校生活を楽しんでください。(9月14日 校長)
秋の土曜授業
残暑も終わり?秋の長雨の季節となり、ずいぶんと過ごしやすくなりました。今日は9月2回目の土曜授業です。本日は、3年生が学年文化祭に向けて、いよいよ動き出しました。2年生は、飯沼中の特徴である、学級担任の枠を越えての道徳授業、1年生は、学年行事であるスポーツフェスタの選手、走順決めを行いました。1、3年生の活動につきましては、新型コロナウイルスに係る諸行事の中止に伴う代替行事であり、厚生労働省、文部科学省、埼玉県、春日部市教育委員会のガイドラインを遵守するとともに、学校医の先生のご指導を受けて、十分な注意のもとに行います。(9月12日 校長)
今週は長い?
先週は土曜授業があり、日曜日だけしか休めなかった上に、今週も土曜授業が予定されています。明日は給食ありで、1日となります。残暑と土曜授業で、校長はじめ、職員は少し疲れ気味ですが、生徒達は元気いっぱいに今日も学習活動に励んでいました。今週あと1日がんばりましょう!(9月11日 校長)
祝 水泳新人戦県大会 2年生の吉田遥太さん 100m自由形で8位入賞!
季節性のある競技のため、毎年、他の競技より早く新人戦が始まる水泳競技で、2年生の吉田遥太さんが、100m自由形で8位に入賞しました。3年生が引退し、2年生の新人戦が始まろうとしている今、飯沼中にとって、幸先の良いスタートとなりました。入賞おめでとうございます。他の部の生徒諸君も彼に続け!(9月11日 校長)
熱意あるところに道は拓ける
はしごを作り出すには・・・脚立(はしご)を考え、発明した人はどんな人だったのでしょうか。なんとなく、高い所に行きたいなぁ、あの木の実を取りたいなぁ・・くらいの状況では、はしごは作り出せません。なんとしても高い所に行きたい、行かなければならない、行かなければ自分の人生が終わってしまうくらいの状況の人が考え出したのでしょう。つまり、熱意あるところに道は拓けるのです。いま、生徒諸君は熱意や情熱を持って、何かに打ち込んでいますか。勉強だったり、部活動だったり、将来につながる好きな趣味であったり、そして3年生の進路に向けての取り組みであったり・・。下の写真を見てください。これは、2年生の棚谷先生が理科室での授業をしていて、いま理科室Bはエアコン導入の工事が進んでいるのですが、理科室Aは当面、エアコン導入の予定はありません。そこで、彼は考えたのです!すぐ隣の保健室から涼しい風を導入しようと。段ボールを集めて何をしているのだろう…?と思って見ていたのですが。はじめにこれを見た時は、噴き出して笑ってしまったのですが、それだけ授業をする上で困っていたのです。そして、効果のほどは分かりませんが、思いが行動に移ったのですね。生徒諸君も、「どうしても部活でレギュラーになりたい」、「どうしてもあの高校に行きたい」などの本気の思いがあるのなら、熱意や情熱を持って、何かに打ち込み、道を拓こう!校長の私も考えさせられました。(9月10日 校長)
先生方も勉強します!
生徒に勉強を教えるのが仕事の先生方も、実は、とてもよく勉強(研修)しています。どうしたら生徒達に「わかった」、「できた」、「楽しい」と思ってもらえるような授業を実践するか、それは教師の永遠の課題なのです。文部科学省や教育委員会から学んだり、書物で学んだり、そして、素晴らしい実践をしている他の先生方から学んだり・・。今日は、本校の英語科の教員2名が、江戸川小中学校の先生の素晴らしい授業実践を参観に行き、研修をしてきました。勉強の秋に、他の教科の教員も、これから他校に学びに行き、研修をしてまいります。(9月9日 校長)