飯中 Now
1月も行ってしまう
お正月がついこの間のように思われますが、いよいよ1月も来週の月曜日で終わりです。1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言われますが、この調子だと2月もうかうかしていると逃げられてしまいます。朝の日の出や夕方の日没の時間も明らかに春に向かって日々変化していますね。今年度のゴールが近づいています。健康に気をつけて、一日一日を大切に過ごしましょう。
新型コロナウィルスについては、みなさんよくご存じの通りです。気をつけていても感染することはあります。感染しても誰が悪いわけでもありません。しかし、感染により命を落とす人もいることも事実ですし、濃厚接触者を含め、7~10日間の入院や自宅療養が課せられることも事実です。しかもそれは自分だけではなく、自分の周りの多くの人たちの生活に影響するものでもあります。だから、私達はみんなで気をつけなければならないのです。現時点で考えられる一番危険な場所、それは家庭です。生徒本人を含め、多くの家族は、それぞれの職場や学校、その他所属する場で過ごし、家に帰るわけです。家庭が一番ほっとし、愛に満ちた安らげる場であることは重々承知していますが、でもだからこそ気がゆるみ、マスクや換気、ソーシャルディスタンスなど外では気を遣っていることがおろそかになりがちなのです。春日部市民、春日部市の小中学校でも連日大変な数の感染者やその影響による学校の欠席者が報告されています。昨日、給食の時間に校長から放送で、家でもマスクをすることと指導しました。ご家庭での様子はいかがだったでしょうか…。明日からの土日も不要不急の外出の自粛をお願いするとともに、家庭内でも飯沼中4つの合い言葉の履行をお願いします。(1月28日 校長)
大人になる No82
【 スキー教室まとめ集会行われる 】
本日2年生は、今月14日から3日間、長野県菅平高原にて行われたスキー教室のまとめの学年集会を行いました。事前の取り組みを含め、当日もみんな本当によく健康管理、感染防止への対策意識を持って行動し、3日間発熱をはじめとする体調不良者を一人も出すことなく、さらに天気にも恵まれた最高のスキー教室を実施することができました。もし、一週間遅い日程だったら…、おそらく中止にせざるを得なかったとことでしょう。ご家族や生徒諸君、そして学年の先生方のスキー教室をなんとか実施したい!という強い思いが生んだ奇跡だったといえますね。今日の学年集会でも、多くの人に支えられ、行けたことに感謝したいという発言が何度も聞かれました。ここで、思い出に残る楽しいスキー教室であったことは間違いないのですが、別の視点からこの行事を振り返ると、前述のような気づきができるようになる機会であったこと、一人一人が自覚を持ち、責任を果たすことが大切であるということを学んだ機会であったこと、仲間の良さの再発見や新たな人間関係が築けたこと、そして夜の会で観たビデオレターでは、本校を転勤された先生方からもずっと愛され、気にかけていただき、応援されているという人と人とのつながりのありがたさを知る機会にもなったことなど、大変多くの学びや経験ができた行事であったことが分かりましたね。毎日の授業を観て回っていても、なんとなく2年生が少し成長し、それぞれのクラスが温かさに包まれているような気がするのは私だけでしょうか…。そして、来年の秋には修学旅行に行けるのでしょうか…(1月27日 校長)
PS:3年生は県公立高校の願書の作成お疲れ様でしたね。1、2年生は、3年生の進路の決まっていく様子をよく見ておくこと。
授業研究会
昨日の5、6時間目を使い、本校職員の研修として、1年2組の道徳と英語の授業研究を春日部市教育委員会から先生にお越しいただき行いました。授業後に指導者の先生からいただいたご指導の中で、本校の生徒たちの良さをほめていただきました。素直で、前向きに授業に向かっていること、仲間との共同的な学びが見られたことなどです。また、校長の私が嬉しく思ったこととして、たくさんの先生方が授業の参観に訪れ、様々な意見や感想を交流することで、自分たち教師集団の質を高めようとする気運が醸成されていたということです。生徒の学校生活の根幹は授業です。その授業の質を高めようとする教師集団の姿勢は本校の自慢の1つであります。
さて、新型コロナウィルスの感染の勢いが止まりません。学校においては、教職員の目が行き届いているため、本校4つの合い言葉の実践がされています。しかし、ご家庭ではどうでしょうか…。本校の生徒で現時点までで陽性となった生徒や濃厚接触者となった生徒はすべて、家庭内または学校外での活動が原因です。教育委員会からの指導により、クラスに1名の陽性者とそのクラス内に体調不良者や濃厚接触者がいたら学級閉鎖となります。複数のクラスがそのような状況の場合学年閉鎖、複数の学年がそのような状況なら学校閉鎖となります。1学期や2学期と違い、3学期のこの時期に閉鎖となった学級における学習の保障は非常に難しく、土曜授業や春休みの臨時登校日の設定も視野に入れなければなりません。また、兄弟・姉妹が小学校や高校等にいれば、その学校の生徒・保護者、教職員にも多大なる御心配や御迷惑をかけることにもつながります。このことからも、ご家庭においても4つの合い言葉の実践と不要不急の外出の自粛を呼びかけ、お願いしているのです。不要不急の外出…、小中学生の最たるものは、友達と屋内外を問わず会って遊ぶことです。ゲームをして、お菓子を食べ、ジュースを飲む…、これらの行為がいかに危険かは、日頃の学校生活での指導を考えれば分かりますよね。つまらない日々でしょうし、かわいそうだとも思いますが、人生には仕方のないこともあるということを中学生なら理解してがまんしてください。昨日の道徳の授業研究会の内容は、自分一人くらいいいやと思う考えや行動について考えさせるというものでした。今はみんなが我慢する時です…。(1月26日 校長)
大人になる No81
【 気を遣うことを学びなさい 】
先日の県内私立高校の結果が出たことに伴い、いまクラスの中にはいろいろな状況の人がいます。第一志望の高校が決まった者、県立高校の併願校に合格し、もし県立が不合格であった時には、行く高校が決まった者(手続きは必要ですよ)、そして県立一本の者。ここで、諸君は自分のクラスに所属している訳だが、一人一人がクラスにいることに責任があります。まだクラスには県公立高校に向けて最後の仕上げで勉強をがんばっている生徒が半分以上いるはずです。もし、第一志望の私立高校に決まった生徒が学習に対して気が抜けてしまったら…、みんなが張り詰めていた3学期始めの緊張感のある授業を続けることはできません。なにも腫れ物に触るようにする必要はありませんが、進路が決まっている人ができることは、授業に集中したり、クラスや学年のために、係の仕事や清掃など当たり前のことを当たり前に進んでやろうとしたりすることなのです。それが進路が決定した者がいまできる、気を遣うということです。
次に、まだ決まっていない生徒たちに言いたい…、苦しかったり、悩んだりするから人間的に成長できるのです。試験に合格するかどうかは単なる結果です。人生が決まるものでは断じてないのですよ。大切なことは、苦しさに立ち向かい、それを乗り越えようとがんばること。その経験が人間としての厚みを増していくのです。これからの人生の中では、もっともっと大変な事がたくさんあります。先生の経験では大学受験はもっともっと大変だったし、先生になるための試験も、真剣に勉強した年は、フラフラになるほどきつかったことを思い出します。高校受験…、あまり神経質にならず、大きく構え、試験当日にこれまで蓄えた力をいかに発揮するかを考えよう。(1月25日 校長)
大人になる No80
【 県内私立高校入試集中日終わる ~受験予定者全員が無事に受験することができました~ 】
今日以降まだ数校の入学試験日はあるものの、この週末でおおかたの県内私立高校の入試日程が終わりました。早い高校は、本日ネットで合否が発表になります。多くの生徒は、事前に入試相談に行き、第一志望の県立高校の併願校として、私立高校を受験したようです。3年生の生徒のみなさん、お疲れ様でした。緊張しましたか?緊張するなと言うことが無理なことですよね。さてここで、心身ともに一番疲れたのは君達本人なのは間違いないのですが、君達と同じくらい心配し、そして心からの応援をしてくれた人は誰でしょう…。そうです、君達のご家族のみなさん、そして学校の先生方です。コロナ禍で君達の健康に気を遣ってくれ、食事に気を配り、試験当日の朝も駅まで送ってもらった生徒も多かったのではないでしょうか…。「ありがたいなぁ…」って思ったことでしょうね。そして学校の先生方です。土日は3年生の先生方が部活動が停止中にも関わらず、全員早朝から学校に来ていました。私が「試験を受けるのは生徒たちですよ、先生方が学校に来ても受からせることにはなりませんよ」と言うと、「心配でいても立ってもいられないし、コロナ禍で、何かあったときにすぐに動けるように…」と。そういう先生方なのですよ!
県公立高校の入試は2月24、25日です。ちょうど1ヶ月後ですね。ご家族や先生方からの愛を受け止め、その分までがんばりなさい。(1月24日 校長)