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令和4年度の給食
12月15日(木)
コーンピラフ、飲むヨーグルト、ガーリックチキン、切り干し大根サラダ、卵スープ、ケーキ
ふつう卵といえば鶏の卵をいうことが多いです。
卵は、卵殻(らんかく)、卵殻膜(殻の内側の薄い膜)、卵白(白身)、卵黄(黄身)からできています。
卵殻と卵殻膜は卵の中身を保護する役割をしています。
卵殻は主に炭酸カルシウム、卵殻膜はタンパク質からできています。 卵黄は、水分、タンパク質、脂肪などからできていて、将来ひよこになる部分です。
一般的に、卵を食べるようになったのは、江戸時代に入ってからのことで、庶民には手の届かない特別な栄養食で高嶺の華といえる存在だったようです。
いまでは、どこの家庭の冷蔵庫にも常備されている卵も、そうなったのは昭和30年以降のことです。
この時代は食生活に対する日本人の意識が大きく転換し栄養改善普及運動も盛んになり、食生活の欧米化が一気に促されて、数々の栄養素の中でもタンパク質やカルシウムが重要視され、肉・卵・牛乳・乳製品を積極的に食べることが推奨されました。
その時に、「タンパク質が足りないよ」をキャッチフレーズに、特にもてはやされたのが卵でした。
歴史的にも永く食べ続けてきた卵は、栄養価も高く、最も身近な食材の一つとなっています。
給食でも、いろいろな献立に使っています。
今日も、おいしく召し上がってください。
12月19日(月)
さばめし、牛乳、鶏肉の金山寺みそ焼き、おひたし、凍り豆腐の煮物
今日は、【食育の日の献立】で 和歌山県の郷土料理「さばめし」を紹介します。
今月は、和歌山県の郷土料理を紹介します。
和歌山県桃山町安楽川(あらかわ)地区では、祭りなどで大勢の人を招く時に「さばめし」をよく作ります。この地域は、昔、交通の便が悪かったことから、熊野灘(くまのなだ)でとれたさばを日持ちするように塩さばにしました。塩さばとねぎをごはんに混ぜたものが「さばめし」です。さばは山間部に暮らす人々のたんぱく源でもあり、ごちそうのひとつでした。海の幸を山でも食べられるように考え出された、生活の知恵から生まれた郷土料理です。
また、和歌山県の特産品である凍り豆腐と金山寺みそを献立の材料に取り入れました。凍り豆腐は地域によって呼び名が異なります。東北地方などでは『凍み(しみ)豆腐』や『連(れん)豆腐』、大阪では『千早(ちはや)豆腐』と呼ばれています。和歌山県では、高野山で精進料理に使われていたことから、高野豆腐と名づけられ、親しまれています。
和歌山県の郷土料理を味わっていただいてください。
12月20日(火)
ごはん、牛乳、かぼちゃの春巻き、ツナと青菜のゆず風味和え、冬至の味噌汁
今日は、冬至にちなんだ献立です。明後日12月22日は、冬至です。冬至は1年で1番、太陽の出ている時間が短く、夜が長い日です。
冬至といえば「かぼちゃ」です。
今日はかぼちゃを春巻きの皮で包み、かぼちゃの春巻きにしました。ほかに、冬至ならではの食べ物があります。
冬至には「ん」のつくものを食べると運気が上がるとされます。
冬至の味噌汁には、だいこん、 にんじん、 れんこん、 さやいんげん、かんてんなど、なかでも「ん」が2つ付くものを使っています。「ん」が2つ付くものを「運盛り」と呼んで縁起をかついできたそうです。
栄養も豊富なので、寒い冬を乗り越えるための知恵でもあったようです。
今日もおいしく召し上がってください。
12月21日(水)
ごはん、ポークピカタ、彩り野菜サラダ、豆腐スープ そして、自分で選んだ飲み物とケーキ
ピカタはイタリア料理です。フォークでひと突きして、ひっくり返せるような薄い肉を使うことから、名付けられたそうです。
イタリアでは卵を使わずに小麦粉だけで薄切り肉を焼きます。日本では薄切り肉や魚、野菜などの食材を卵液で包み込み焼きます。
アメリカではチキンピカタが一般的でケッパーやレモンソースを使います。
今では発祥であるイタリアより他国の方が知名度は高くなっています。
また卵が高価だった時代は洋食レストランの定番メニューでしたが、現在ではどちらかというと家庭料理となっています。
さて、今日は、2学期の給食最終日です。
そのため、学期末お楽しみセレクト給食になります。
運動会、音楽会、校外学習など、行事の多かった2学期でしたが、みなさん元気に過ごすことができて、よかったです。
3学期の給食は、1月11日からです。
休み中、生活が不規則にならないように気をつけましょう。
早寝・早起き・朝ごはんを守ってください。
2学期最後の給食、おいしく召し上がってください。