令和4年度の給食
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12月1日(木) 今日の献立は ごはん、牛乳、さわらのゆずこしょう焼き、ごま酢和え、豚汁です。 今日はさわらについて、お話します。 さわらは、筋肉の見た目が白身ですが、サバ科の回遊魚であり、肉質の成分的にもマグロに似ており、赤身魚です。 海水魚で、北海道南部以南の日本沿岸に広く分布しています。 全長が1mにも達する大型魚で、体は細く、歯が三角形で鋭いのが特徴です。 さわらはぶりと同じ出世魚で、全長50cm以下のものを関東では「さごち」、関西では「さごし」と呼び、60~80cmになると「やなぎ」と呼ばれます。 サバ科の魚ですが、サバより細身なので狭腹(さわら)と命名されたという説があります。 沿岸の海域で表層近くを泳ぐサバ、イワシなどの魚類を主に食べる回遊魚で、ほぼ一年中漁獲されます。 関東では冬の時期に獲れる脂ののった「寒ざわら」が好まれます。
12月2日(金) ごはん、牛乳、れんこんのはさみ揚げ、れんこんのはさみ揚げ、花野菜サラダ、冬野菜のほっこり煮 花野菜というのは「ブロッコリー」や「カリフラワー」のことです。 ブロッコリー・カリフラワーのみんなが食べているところは、花が咲く前の“つぼみ”の部分です。 どちらも冬が旬の野菜で、今がとても美味しい時期です。 ブロッコリーもカリフラワーもキャベツから生まれた野菜です。 カリフラワーは、白いものが多く出回っていますが、最近では むらさきやオレンジ、きみどり色のカリフラワーもあります。 スーパーマーケットや八百屋さんに行ったときに、探してみてください。 ブロッコリー・カリフラワーとおもにビタミンCが豊富なので、体調を崩しやすい今の時期には積極的に食べるといいです。 苦手な野菜によくあげられるブロッコリーやカリフラワーですが、 ぜひ挑戦してみてください。
12月5日(月) 豚骨ラーメン、牛乳、ポテトのチーズ焼き、小松菜とメンマのソテー 小松菜とメンマのソテーのメンマは、耳にするシナチクと、実は全く同じものを指します。どちらも日本でよく見かける竹とは、別の種類の麻竹(マチク)を茹でて塩漬けにして、乳酸発酵させから乾燥させ、さらに水で戻して調味したものです。 日本では明治時代から食べられています。当初は台湾からの輸入がほとんどでしたが、現在では中国からの輸入が多く、一部は国内でも作られています。呼び名については、最初「シナチク」と呼ばれていたものが、「メンマ」に変わったという歴史的な背景があります。 「シナチク」は、現在のラーメン、当時の「支那そば」に載っている「竹」という意味で「シナチク」呼ばれました。 「支那」はもともと、中国の土地や文化などを指す、世界で使われていた呼び名です。 しかし戦前戦中の日本で「中国を悪い意味で言うときに使われた」ことへ、1946年に中国から抗議があり、呼び名を「中国」に改めることになりました。 そして「シナチク」も改名されることとなり「麺(メン)の上に載せる『マ』チク」なので、「メンマ」となったそうです。 1960年代後半に、桃屋の「味付メンマ」が大ヒットし、「シナチク」から「メンマ」という呼び名が一気に広がりました。 今日は、ソテーにつかいましたが、ラーメンには欠かせない食材のようです。 今日もおいしく召し上がってください。
12月6日(火) ごはん、牛乳、さばの竜田揚げ、磯香和え、きんぴらごぼう 今日は、12月の図書コラボ献立です。 「ウーフとツネタとミミちゃんと」から「きんぴらごぼう」を紹介します。 ウーフは毎日たのしくくらしています。 たくさんの事に興味をもち、ウーフのまわりには、なかまたちがいっぱいです。 ミミちゃんやたまにいたずらをするツネタ、りんごの木や空をとんでいるかっこうもかんたんに友達になることができます。 そんなある日、いつものようにツネタとかけっこをしていると、ミミちゃんがやってきて、ツネタとミミちゃんが競争をすることになりました。 でも、途中でミミちゃんがころんでしまい、お母さん手作りのおようふくがよごれて帰ることになりました。 そのうち、ツネタの弟のコンがむかえに来て、今夜のツネタの夕ごはんは「キンピラゴボウ」に決定!兄弟仲良くきんぴらごぼうを作ります。 ごぼうをあらって細長く切って火にかけます。醤油で味付けをして唐辛子をふりかけておいしいきんぴらごぼうの出来上がりです。 みそ汁と焼いためざしもいっしょに食べようとしたその時、サングラスをかけたうさぎがまどの外に立っていました。 いったいだれでしょう・・。やさしいツネタとコンはそのうさぎと夕ごはんをいっしょに食べることになりました。 ツネタとコンがきんぴらごぼうの、できぐあいに満足しているとそれを食べたうさぎが「からい!」とさけび、ミミちゃんとバレてしまいました。 話しを聞くと、ふくをよごして帰ったらお母さんにおこられて家を飛び出してきたとのこと。 でもみんなでおいしいきんぴらごぼうが食べられてよかった。 というお話です。 この本は、図書室にありますので、ぜひみなさんも読んでみてください。 給食調理員さんが、おいしく作ってくださったきんぴらごぼうを、残さずいただきましょう。         
12月7日(水) カレーライス、牛乳、鉄骨サラダ、ヨーグルト ヨーグルトのパッケージの表示をよく見ると「発酵乳」と表記されています。 発酵乳とは、ミルクを乳酸菌や酵母の働きで発酵させたものです。 発酵乳はとても古くからある食べ物で、ルーツは数千年前にさかのぼるといわれています。牛のほかヤギ、羊、水牛、馬などの乳を原料にしたものもあり そもそも「ヨーグルト」はこうした発酵乳の一種で、その呼び名は古代トルコ語が語源といわれています。 1908年に当時のロシアの生物学者メチニコフ(後にノーベル賞を受賞)が発表した「ヨーグルトによる長寿説」によりその名は世界的に広く知られるようになり、日本でも発酵乳=ヨーグルトとして親しまれてきました。 カルシウム、良質なたんぱく質、ビタミンA、ビタミンB2に加え、乳酸菌による整腸作用なども期待できます。 苦手な人もいるようですが、成長期にはぜひ食べてほしい食品ですので、食べられるように挑戦してみてください。
12月8日(木) ごはん、牛乳、和風ハンバーグ、味噌和え、けんちん汁 味噌和えの味噌味噌は、みなさんが良く知っているものですね。 味噌は、1,300年もの長い間、日本人の食生活を支えてきた伝統食品です。 基礎調味料である「さしすせそ」の「そ」にあたり、 微生物の力で作り出される発酵食品でもあります。 味噌は大きく分けて米味噌、麦味噌、豆味噌、調合味噌の4種類に分類することができます。 その中でも、現在国内で生産されている8割が米味噌です。 給食では、埼玉県で生産している「タチハダカ」という大豆を使って作った味噌を使っています。 また、味噌はできあがりの色によって、「赤味噌」「淡色味噌」「白味噌」に分けられます。 味噌の色は、大豆など原料の種類、大豆を煮るか蒸すか、麴が多いか少ないか、熟成の温度や期間、途中でかき混ぜたかどうか、などいろいろな条件で決まります。 給食では、白味噌と赤味噌の両方を混ぜて、使っています。 味噌の主原料である大豆は、良質の植物性たんぱく質を多く含み「畑の肉」とも呼ばれます。 たんぱく質を多く含みます。 また、日本全国には様々な味噌があり、その数は千数百種類にものぼるともいわれています。 この豊かな多様性は、地域の気候風土、歴史、生産する農作物、習慣や味の嗜好によって培われたものです。 何気なく食べている味噌ですが、色々調べてみるとおもしろそうです。 今日もおいしく、召し上がってください。
12月9日(金) ツイストパン、牛乳、白身魚のこんがり焼き、ブロッコリーサラダ、ミネストローネ ミネストローネ (minestrone)は、「具だくさんのスープ」という意味で、イタリアの野菜スープです。 イタリアでは、使う野菜も季節や地方によって様々であり、決まったレシピはなく、田舎の家庭料理です。 コロンブスによってトマトが持ち込まれるまでは、トマトを入れていなかったようです。 今日の給食では、材料に玉ねぎ、じゃがいも、人参、セロリ、トマト、にんにく、マッシュルーム、ベーコン、アサリを使っておいしく作りました。 そして、雪の結晶の形をしたマカロニを入れてみました。 給食調理員さんが、おいしく作ってくださいました。 今日も残さず、召し上がってください。
12月12日(月) 中華風炊き込みごはん、牛乳、 いかのサラサ揚げ、華風和え、フルーツ杏仁 いかのサラサ揚げは、いかに,カレー粉やしょう油・酒・生姜汁で下味をつけて、片栗粉をまぶしつけて、油で揚げたものです。仕上がりの色が,木綿の更紗に似ているところから,この名前が付きました。カレーや生姜じょう油が,ほどよく絡まり,外側はカリッと,中はやわらかく,とてもおいしいです。 給食調理員さんが、心をこめて牛島小学校の児童と先生の分のいかのサラサ揚げを作ってくださいました。 残さずいただいてください。
12月13日(火) ごはん、牛乳、切り干し大根入り卵焼き、おかか和え、みぞれ汁 みぞれ汁とは、おろした大根や、かぶを加えた汁物のことです。 材料の白さと様子を冬場の「みぞれ」に見立てていることから、この名が用いられており、汁に入れた大根や、かぶが沈殿しないように、くず粉でごく薄くとろみをつけます。 昔から「大根おろしに医者いらず」と言われるほど、大根おろしには栄養がたっぷり含まれています。 大根おろしの味わいが苦手な方でも、汁物に入れると食べやすくなります。 今日は、かつお節でだしを取って、にんじん、 ごぼう、 こんにゃく 、干ししいたけ、小松菜 生姜、とり肉、 生揚げ、大根を使い、醤油と塩で味付けをして、仕上げにかたくり粉でとろみをつけました。 寒い冬にはぴったりの、汁ものですね。 おいしくいただいてください。
12月14日(水) ごはん、牛乳、下仁田コロッケ、小松菜のごま和え、まいたけ汁 まいたけ汁のまいたけは、「見つけると舞うほどうれしい」と「カサがヒラヒラしていて舞っているように見える」ということから名づけられたと言われています。 鍋物や汁物、炊き込みご飯や天ぷらでうま味がじっくりと味わえます。 栄養価に優れており、キノコ類に含まれるβグルカンの効力が群を抜いて強いです。 βグルカンは、免疫機能を回復させ、ガン細胞の増殖を抑えたり、血圧・血糖値・コレステロールを下げるなどの効果が期待できます。腸を刺激して腸内をきれいにする効果もあるので、大腸がんの予防にも良いと言われています。 今日は、まいたけを汁物に使いました。 まいたけの他に ごぼう、にんじん、だいこん、生揚げ、味噌、ごま油を使いました。 だしは、煮干しとかつお節でとりました。 みなさん、おいしく召し上がってください。