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体験から学ぶ

9月22日(金)

 今日は4年生の社会科見学です。目的地は埼玉県防災学習センター(鴻巣市)と首都圏外郭放水路(春日部市)です。防災学習センターでは、災害の発生に伴う事象を想定した体験をしてきました。1つ目は地震体験です。関東大震災の揺れを想定した震度6の地震を体験しました。手すりにつかまりやっと立っていられる状態でした。2つ目は煙体験です。火災が発生したことを想定し、煙が充満した建物の中を手探りで進んでいきました。頭はできるだけ低くして進むことが重要だそうです。火災では炎も恐ろしいですが、煙も同じくらい危険なものとのことです。3つ目の体験は暴風体験です。風速30m/秒という非常に強い風を受けてきました。風速20m/秒を越えてくると呼吸もしづらくなるようです。台風のニュースを見るときは風速にも注意しましょう。最後は消火体験で、消火器の使い方を学びました。普段の生活ではなかなか経験できないことを、五感を使って学ぶことができました。同じような状況に遭遇しないことがもちろんいいのですが、自然の中で生活している以上、いつ何が起こるかわかりません。いざというときに今日の体験を思い出してほしいと思います。

 首都圏外郭放水路、通称、龍Q館は春日部市にある施設です。そこでは施設が作られた理由や役割、仕組みを学びました。その後、調圧水槽と呼ばれる施設を見学しました。この調圧水槽は「地下神殿」と呼ばれることもあります。実際に中に入り、その大きさに圧倒されてきました。私たちは自然を制御することはできません。自然と共生することが大切ですね。