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ほごログ

11/28に歴史文化講演会を開催します

春日部駅東口(昭和32年)

春日部駅東口(昭和37年・1962年、広報かすかべ古写真・かすかべデジタル写真館

 11月28日(日)午前10時から、歴史文化講演会を開催します。

講師は、粕壁出身の大川明弘先生、山口俊一先生です。今回は「昭和五輪のころの粕壁と粕壁の駄菓子屋」と題し、大川先生には、昭和39年東京オリンピックのころを中心とした粕壁の様子を写真とともに、山口俊一先生には、かつてたくさんあった粕壁地区の駄菓子屋について、イラストともにご紹介いただきます。

山口先生の駄菓子屋のイラストは、現在開催中のくらしのうつりかわり展で展示しています。くらしのうつりかわり展は、少し昔の町やくらしを紹介しています。

大川先生、山口先生は、ここ数年、近現代の粕壁地区の調査を継続的に進められています。調査の成果は、先日開催した桐に関する展示など、郷土資料館の活動に大いに役立っています。

粕壁のなつかしい、楽しいお話になると思います。ご参加をお待ちしております。

 

春日部市郷土資料館歴史文化講演会「昭和五輪のころの粕壁と粕壁の駄菓子屋」
講師:大川明弘氏 山口俊一氏
日時:令和3年11月28日(日)10時~12時
会場:春日部市教育センター2F視聴覚ホール
定員:50名(申込順)
申込受付:11月16日(火)8:30~(定員になり次第受付を終了します)

お申し込みは郷土資料館に、直接、またはお電話か、市役所の電子申請システムでもお申込みいただけます。

ご来場の際はマスクの着用をお願いいたします。また発熱などの風邪症状があるときは、ご来場をご遠慮ください。今後のコロナウイルス感染症の状況により、予定が変更されることもあります。

 

武里小3年生、郷土資料館に来る

令和3年10月21日、武里小学校の3年生が春日部市郷土資料館を見学しました。 #かすかべプラスワン

皆さんは、午前中は大宮の県立歴史と民俗の博物館を見学。いろいろな体験をされたあと、午後は地元春日部の博物館。

写真:武里小学校の見学

日光街道や武里小学校のことなど地元密着のお話を聞いたり、「となりのトトロ」に絡めた説明もある特製の昔の暮らしワークシートにチャレンジしてくれました。昔の農業体験では、恒例の千歯扱きの体験だけでなく、今回は脱穀した籾をすり鉢で玄米にする体験もやってもらいました。

時間が押しており、じっくり見学できなかったようですが、「竪穴住居におどろいた」「楽しかった」とも話してくれました。濃厚な時間を過ごしていただけましたでしょうか。

写真:千歯こきの体験

時間がなく物足りなかったひとは、おうちの方と遊びにきて、ぜひじっくり郷土資料館を堪能してください。

お待ちしています。

郷土資料館体験ワークショップを開催しました

令和3年10月17日(日)に、郷土資料館体験ワークショップ「ピョンピョンかえる・糸でんわを作ろう」を開催しました。

 

まずは蓄音機でのレコード鑑賞です。

蓄音機鑑賞

デジタル音源が当たり前となり、アナログな音に触れる機会も少ない昨今、聴こえてくる音の質の違いに興味を持ってくれているようでした。

 

おもちゃ作り風景

次に、粕壁地区に伝わる伝説「火事よけ天狗」の紙芝居を朗読し、

昔のおもちゃ作りではピョンピョンかえると糸でんわを作りました。

遊び風景

糸でんわの糸の長さは約5メートルです!資料館に糸が張り巡らされたような風景に♪

マスクをしたままでもよく通じる様子で、「ママきこえる~?」と楽しそうに遊んでくれました!

 

バッジ写真 

最後に資料館オリジナルの缶バッジ作りをして、あっという間の1時間弱でした。

次回の体験ワークショップは令和3年11月21日(日)に開催予定です。詳しくは広報誌等でご確認ください。おもちゃは「紙でっぽう」と「ぶんぶんゴマ」を作るのでお楽しみに!

郷土資料館は適宜換気や消毒を行っておりますので、お時間の都合の良い方はぜひお越しください。

【休館します】10月23日(土)午後、24日(日)、30日(土)午後、31日(日)

10月後半の土曜日、日曜日は、春日部市では選挙が行われ、教育センターが選挙の投票所で利用されるため、資料館は休館になります。ご迷惑をおかけしますが、ご来館の際はご注意ください。

<休館日>

10月23日(土)午後(前日準備のため12時より休館)

10月24日(日)終日(春日部市長選挙)

10月30日(土)午後(前日準備のため12時より休館)

10月31日(日)終日(衆議院議員選挙)

【展示】なつかしい町の駄菓子屋(店頭編)

「くらしのうつりかわり」展は、少し昔の町やくらしを紹介しています。今回は、展示のみどころの一つでもある、新たに設けた一コーナー「こどもたちの社交場~駄菓子屋のきおく」の展示資料を紹介します。

今回、昭和31年(1956)生まれの粕壁地区の方に、子どもの頃によく通った駄菓子屋の店頭のイラスト(描き下ろしです)を提供いただきました。昭和30年代の粕壁には、いくつもの駄菓子屋があったそうです。

画像:駄菓子屋のイラスト

イラストは、現在の粕壁東1丁目3-18付近にあった「はっとりや」(服部屋)という駄菓子屋です。

入り口はガラス戸が4枚、床はコンクリートの三和土(たたき)。正面のガラス戸の戸棚にはプラモデルが並び、背の低い台には様々な駄菓子が並んでいます。間口奥行きともに2間程度の広さで子供の頃にはとても広く感じたといいます。

よく買った駄菓子は、「ピンク色の麩菓子」「赤いニンジン型の袋に入ったポン菓子」「真っ赤な大根の酢漬け」「きなこ棒」「串に刺した薄っぺらな鈴カステラ」「酢漬けイカ」「試験管に入ったヨーグルトっぽいやつ(竹串で食べる)」「風船ガム」など。夏には「アイス」「かき氷」「ところてん」を食べたそうです。私は世代が違いますが、「赤いニンジン型の袋に入ったポン菓子」「真っ赤な大根の酢漬け」「きなこ棒」「ヨーグルトっぽいやつ(竹串で食べる)」を食べた記憶があります。世代を超える駄菓子も少なくないようです。

玩具類では、「凧」「紙飛行機」「ゴム動力のプロペラ飛行機」「縄跳びの縄」「カラーボール」「銀玉鉄砲」「ゴムパチンコ」「パース」「コマ」「ベイゴマ」「花火類」があったそうです。「パース」というのは、春日部のあたりでは「めんこ」のことを指します(以前紹介したことがあります)。「はっとりや」では、他の駄菓子屋にはないプラモデルも売っており、初めて買ってもらったプラモデルはレーシングカーでとてもうれしかったそうですが、自分では組み立てられず、お父さんに作ってもらったそうです。いい思い出ですね。

駄菓子屋は、大人が立ち入らない「こどもたちの社交場」であり、写真や記録に残ることは稀です。このイラストは、写真などの資料に頼らず、子どもの頃の記憶を呼び起こして、本当に細部まで緻密に丁寧に描いたものです。もちろん絵心がなければここまで描けませんが、よく憶えているなぁと、ただただ感心するばかりです。「はっとりや」以外にも、展示では「たまや」「あいざわ」「やまざきや」のイラストも紹介しています。ぜひご覧ください。

次回は、駄菓子屋で販売されていた懐かしの玩具(展示中)について紹介します。お楽しみに。