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観音院で『円空仏』が公開されています!!

 本日5月3日から5日まで、小淵山観音院で埼玉県有形文化財に指定されている7体の円空仏の特別公開が行われています。

 円空は寛永9年に美濃国に生まれ、近畿地方から北海道にかけて行御し、生涯で12万体の仏像を製作した修行僧です。これまで全国で約5千体以上が確認されており、中でも埼玉県は愛知県や岐阜県に次いで160体が伝えられています。

 観音院には一木から彫り出された円空仏としては県内最大194㎝を測る「聖観音菩薩立像」や伝統的な作風では国内でも唯一とされている「蔵王権現立像」など、特徴的な円空仏が伝えられています。通常はさいたま市の埼玉県立歴史と民俗の博物館に収蔵されており、これら一堂をみることができる年一度の機会となっています。  

 円空仏の公開

 

 

 

 

 

 

 

 

▲本日3日は県内外から多数の方がお越しいただきました。観音院本堂

本堂正面には獅子や龍など細かな彫り物が出迎えてくれます。

江戸時代の建造物と一体となった繊細な彫刻、そして円空による豪壮な鉈彫の造仏と、対照的な文化遺産をこの機会に現地でご覧になってはいかがでしょうか。