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でばりぃ資料館in小渕小

2 月8日(水)小渕小学校3年生の総合的な学習の時間に出張授業をしてきました。 #かすかべプラスワン

小渕小のみなさんは、事前にグループに分かれ、①昔の学校・給食、②昔の食べ物、③昔の生活道具、④昔の町の様子、⑤昔の遊び、⑥戦争のころの暮らし、のテーマで、それぞれ調べ学習をしたそうです。

でばりぃ資料館(出張授業)では、各テーマに関する資料を持参し、学芸員が説明をしました。

写真:資料について説明

戦争のお話しでは、国語の教材「ちいちゃんのかげおくり」にも登場する、出征のときのタスキや日の丸の寄せ書きについて説明しました。また、当時の子どもたちが書いた手紙も紹介しました。戦争の話題になると、より真剣な表情で話を聞いてくれました。

写真:たすきの説明

説明のあと、小渕小の皆さんは、自分たちで調べて、わからなかったこと、疑問に思ったことを、学芸員にぶつけてくれました。

「昔の給食のメニューで一番人気があったものはなんですか?」「昔の子どもたちは、おもちゃをつかわない遊びはしたのですか?」「昔の食べ物で特別なメニューはどんなものがあったのですか?」「冷蔵庫がない時代は食べ物をどうやって保存したのですか?」「戦争のリュックサックにファスナーがないのはなぜですか?」「戦争で金属が供出されてもベイゴマ遊びはできたのですか?」など。

なかなか鋭い質問もあり、受け答えしたこちらも、刺激的なひと時でした。

最後は、自由時間。

持参した資料をよく観察したり、さわってみたり、もってみたり。

やはり一番人気は昔のおもちゃでした。遊べるから楽しいですよね。

写真:道具にふれる

写真:道具をつかう

実は、展示した資料の一部は、小渕小学校の郷土資料室に保管してあるものだったりもします。

郷土資料館には、大型で持参できなかった資料や楽しいおもちゃがたくさんあります。ぜひ遊びにきてください。

でばりぃ資料館は、学芸員と郷土資料が学校に出張する出前授業です。

今回は3年生の総合的な学習でしたが、戦時期の道具は、6年生の社会科(歴史)学習だったり、戦時期の作品を扱う国語科などでも活用いただけます。

写真:戦時期の資料

学校の先生方には、ぜひご活用いただければと思います。

緑小学校、郷土資料館を見学!

2月7日(火)緑小3年生のみなさんが郷土資料館を見学しました。 #かすかべプラスワン

 写真:竪穴住居

社会科見学として、郷土資料館、消防署東分署を見学。

資料館では、縄文時代の竪穴住居のくらし、江戸時代の日光道中宿場町、そして、およそ60年前のくらし・まちのうつりかわりについて、学びました。

 写真:せんばこきの説明

自由時間には、昔のおもちゃコーナーで遊んだり、展示資料の昔の生活道具をメモしたり、スケッチしたり、はたまた60年前の航空写真をのぞき込んで、緑小学校や自宅を探していたりしました。

 写真:民具スケッチ

写真:航空写真をのぞく

見学時間が限られており、少しあわただしかったですが、十分に楽しめたでしょうか。「たくさんメモを書けた」と話してくれる子もいました。楽しかった人も、物足りなかった人も、土日も郷土資料館は開いています。週末にまた会おう。

【出張授業】でばりぃ資料館in幸松小学校

令和5年2月3日(金)に幸松小学校に出向き、第3学年の児童に向けて「でばりぃ資料館」を開催しました。

 

今回は幸松ルーム・理科室・図書室を使用し、それぞれ「昔の家の道具」「昔の農業」「60年前の春日部・学校」のテーマに分けて行いました。

教室で受ける授業とは異なり、3クラスが入れ替わりながら3部屋を訪れる形式なので、児童のウキウキした気持ちが伝わってきました(笑)

 

幸松ルーム授業風景①幸松ルーム授業風景②

昔の家の道具の解説は幸松ルームで。

幸松ルームには郷土資料室として多くの民具が設置されており、昔の家の道具だけでなく、各種解説パネル、農家で使われていた道具など、お宝がたくさん!実物に触れることで学びを深めていってください!

 

理科室授業風景①理科室授業風景②

理科室では昔の農業、特に米作りについてです。

昔と今、機械化される前と後の米作りの様子について比較しながら学習しました。さらに昔の米作り作業の一部を疑似体験し、体を使って印象に残るような経験を積んでもらえるような授業にしてあります♪

 

図書室授業風景①図書室風景②

図書室では60年前の春日部や学校の様子について。

昔の春日部の様子を写した大きな航空写真を見てもらい、当時の春日部市域の様子や、幸松小学校の位置、周辺の様子などを観察しました。また、昔の学校で使われていた勉強道具と今自分たちが使っている勉強道具を比較したり、当時の子供の等身大イラストなどを利用して背比べをして楽しく学びました!

 

幸松小学校は教育センターとさほど遠くない距離に位置しているためか、児童の中には郷土資料館に来たことがある子もちらほら。昔のおもちゃや楽しめる企画を用意してますので、ぜひお友達を誘って来てみたくださいね♪

 

学校の先生方にもご好評をいただいております“でばりぃ資料館”!第3学年だけでなく、日程、内容などご相談いただければ、各学年対応いたします。これからもぜひ、郷土資料館をご活用ください!

【近隣館の紹介】「小谷三志」展とベーゴマ【川口市立文化財センター分館郷土資料館】

先日、川口市の郷土資料館にお邪魔しました。目的は、春日部にもかかわる、富士信仰(不二道)の先覚者・小谷三志の企画展示を開催しているからです。チラシは以下の通り。

小谷三志展チラシ

週刊誌風のデザインで、洒落ています。なかなか、きわどい表現もあり、興味をそそられます。

展示は、小谷三志の生涯とその事績について、わかりやすく紹介するもので、三志や富士講ゆかりの資料が所せましと陳列され、圧巻されます。

春日部市内では、西宝珠花の宝珠花神社の扁額の題字を小谷三志が書いており、三志の主導する不二道が、市内にも広まっていたことがわかっています。三志の書跡は、「天地振り替りの筆法」と呼ばれる独特な書体で、宝珠花神社の扁額(市指定有形文化財)も独特な字体で書かれています(展示でも紹介されていました)。展示では三志の独特の書体の資料がたくさん並んでおり、お腹いっぱいになるまで楽しめます。

また、展示では三志没後の富士信仰や、近代の三志の顕彰についても紹介していました。個人的によかったと思うのは、郷土史家の故・岡田博さんについての展示です。岡田さんは鳩ケ谷の方で、三志に魅せられ、町工場を営む傍ら小谷三志や富士信仰の研究に取り組まれた方です。その分野では大変高名な方です。岡田さんの研究業績に依拠して構成された展示は一見の価値あり。必見です。展示は、3月21日まで。

 

ところで、同館では、昨年、川口市内にあったベーゴマ資料館から譲り受けた資料も展示しています。なんでも、川口市にはベーゴマを専門に製造する唯一の工場があり、譲り受けたものであるとか。

展示室の一区画は、ベーゴマのコーナーになっており、珍しいベーゴマのみならず、実際にベーゴマで遊べるようになっています。騒がしい私の子どもたちに、職員の方がベーゴマの回し方をレクチャーしてくださいました。子どもたちは初めてのベーゴマに大興奮。ベーゴマの回し方については、動画をユーチューブに公開しているそう。閉館間際まで遊んだ子どもたちは、また練習して来たいと話していました。自宅でベーゴマのユーチューブをずっと見ていました。

ベーゴマで遊ぶ少年たち

川口市の郷土資料館は、旧鳩ケ谷市の郷土資料館で市立文化財センターの分館扱いではありますが、小規模ながらも、展示を工夫され、所せましと川口の歴史文化をPRしています。とっつきにくい郷土の歴史の展示もポップに平易に見せ、糸車を回す体験、小豆を量る体験、足踏みミシンの体験など、誰でも楽しめる展示をしています。ぜひ、「小谷三志」展と合わせて、遊びにいかれてはいかがでしょうか。

詳しくは、同館ホームページをご覧下さい。

考古学講座第5回を開催しました 

1月28日(土)、考古学講座第5回を開催しました。9月から月1回のペースで開催した本講座も、本日で最終回となりました。

本日のテーマは、春日部の奈良時代、平安時代と考古学講座のまとめでした。

奈良時代、律令国家になると、全国に現在の都道府県のような国が設定されますが、現在の春日部市の範囲は、武蔵国(むさしのくに)と下総国(しもうさのくに)に分かれます。国の境は、現在の古利根川から古隅田川へ続く流れで、内牧や豊春、花積などは武蔵国、小渕や浜川戸から東側の地区は、下総国とされました。

市内では西宝珠花や小渕、浜川戸の地区から、比較的規模が大きい奈良時代、平安時代の集落跡が発見されています。西宝珠花は下総台地上ですが、小渕、浜川戸は低地の自然堤防上に立地しており、現代と同じように低地でも人々の生活や活動が始まっていたことがわかります。また小渕や浜川戸は古利根川や古隅田川に近いので、河川を使った交通の要所であった可能性も考えられます。

奈良時代や平安時代の竪穴住居跡は、カマドが設置してあり、強力な火力での調理が可能になりました。出土する土器は土師器や須恵器です。特に須恵器は、使われている粘土に含まれている物質などから、どこの窯で作られたものかを推定することができます。また鉄製品も多く確認されます。

考古学講座のまとめでは、市内の遺跡の時代別の動向や、前回、テーマとして出た、なぜ埴輪には穴が開いているのか、弥生時代の戦争と現在の戦争は違うのかなどについてお話をしました。

考古学と戦争を考える際に参考になる文献を以下にあげておきます。いずれも市立図書館にもあるようですのでご興味がある方はご一読ください。

佐原真 2005 『戦争の考古学 (佐原真の仕事 4)』岩波書店

松木武彦 2001 『人はなぜ戦うのかー考古学からみた戦争』講談社選書メチエ

 

考古学講座は来年度も今年度と同じような連続講座として開催する予定です。みなさまのご参加をお待ちしております。

考古学講座

 

 

古文書勉強会を開催しました

1月22日(日)、郷土資料館所蔵の古文書を市民の皆さんと読む「古文書勉強会」を開催しました。

今回も引き続き、粕壁の旧家に伝えられた「酒造用留」を講読。参加者の方には釈文を用意いただき、これを読みながら、字を検討しています。

史料の分量が多いので、なかなか解釈を深める時間がとれず、惜しいのですが、今回は字の解読だけでなく、語句の意味や、人名・地名などの固有名詞について疑義が生じることとなりました。参加者のなかでも意見が分かれ、皆さんとともに悩みました。以下、この勉強会では、日々どんなことに悩み、執心しているのか、少しご紹介をしたいと思います。

資料写真1

まず、意見が分かれたのが上の文。

担当の方は、「米怔合不宜受痛ニ相成候」と読んできましたが、「受痛」とはどういう意味か、他の古文書では「更痛」と書いてあるのを見たことがある、とご意見される方がいらっしゃいました。では「更痛」の意味は???

という具合に、検討を要しました。「受」と「更」は非常によく似たくずし字になりますが、この文章の前後に、次のような文があります。

写真2

これは「又兵衛江引受させ」と読むことになります。先ほどの字とこの「受」が同じ筆遣いをしていることから、前文の語句は「受痛」と読むことに至りました。

後日、調べてみると、神奈川県の寒川町の史料にも「受痛」の語の用例があるようですから、「受痛」が妥当になりましょうか。史料の文脈を踏まえて、次回、皆さんともう一度確認したいと思います。

 

もう一つ

写真3

「阿部恵三郎知行同国比企郡土渡村 名主八十次郎 百姓代次兵衛」

と読みましたが、武蔵国比企郡には「土渡村」あるいは「土後村」という村はなく、「土塩村」が存在するようです。ただ、どう読んでも「塩」には読めないと、皆さんと検討しました。

後日、お調べになった方からメールをいただき、阿部氏の知行所に比企郡土塩村があることがわかりましたので、おそらく書き手が写し間違えたものと考えられます。

ただ、新たな問題点も。調べていただいた方によると、阿部恵三郎ではなく阿部甚三郎ではないかというご指摘が。活字の史料には「阿部恵三郎」、または「阿部甚三郎」と書き起こすものもあるようです。これも決着はついていませんので、次回、皆さんと再検証したいと考えています。

 

というように、こんなことを繰り返しながら、一字一字丁寧に解読しています。字を読むだけでなく、やはり史料を解釈しながら進めなければならないことを実感しました。予習も大事です。参加者の市民の皆さんは、とても熱心に調べて臨まれているので、私たちにとっても本当に刺激的な勉強会になっています。

古文書勉強会、次回は2月12日(日)14時~を予定しています。

文化財防火デー防災訓練を行いました~赤沼 常楽寺~

1月22日(日)には赤沼の常楽寺で「文化財防火デー防災訓練」を開催しました。

74年前の昭和24年1月26日に奈良法隆寺の金堂が火災に遭い、当時世界最古の木造建造物と共に貴重な壁画が損傷したという痛ましい事故が起こりました。これを契機に例年1・2月が最も火災が発生しやすい時期でもあることから昭和30年に1月26日を『文化財防火デー』と定められたことから、春日部市でも文化財を対象とした防火訓練を毎年行っています。

 

 今年は市内でも中世、室町時代に作られた銅造仏では唯一となります「常楽寺の銅造阿弥陀如来坐像」を所蔵する常楽寺の本堂の本堂から火災が発生したという想定のもと、常楽寺の関係者や地域の皆さま、そして消防団の協力により様々な訓練に取り組んでいただきました。

 

バケツリレー

▲常楽寺の関係者や地域の皆さまによる模擬文化財の搬出、初期消火としてバケツリレーに取り組んでいただきました

▼消防団による放水も機敏に行っていただきました

 

 

 

 

 

 

 

 


▲訓練の第2部では消防本部予防課が中心となって通報訓練、消火器訓練、煙体験を行いました

参加いただいた皆さまからも「備えあれば患いなし」といった感想のほか、地域の貴重な文化財を地域の想いとして協力して守らねばといった感想もお聞きすることができました。

 時が流れても、伝承する文化財の価値は不変です。そして火災は一瞬のできごと、日常時からの備えによって貴重な文化財の保存を、皆さまからのご協力をくれぐれもお願いします。

 

 

 

 

郷土資料館体験ワークショップを開催しました

令和5年1月22日(日)の午前と午後各1回ずつ、郷土資料館体験ワークショップ「ペーパーローリングを作ろう」を開催しました。

 

蓄音機上演風景

まずは蓄音機の上演からです。

蓄音機は電気を使わないで音楽を聴くことができます。レコードを替え、静かに針を落とし、長くはない曲に耳を傾けるという“手間をかける”ことが、近年丁寧に音楽を楽しむ人たちに人気となっているそうですよ♪

 

紙芝居朗読風景

次は春日部に伝わる伝説の紙芝居を1つ。今日は「蛇女房」というお話です。

鶴の恩返しにも近いお話で、小さい子でも馴染みやすい内容だったかと思います。

 

ペーパーローリング見本

そしておもちゃ作りは「ペーパーローリング」です!

実はこのペーパーローリング、郷土資料館のおもちゃコーナーには置いていません。振ることで剣のように伸びるというおもちゃの性質上、資料館内で振り回すのは若干の危険が伴うため、設置には検討を要します。

なので、ペーパーローリングで遊べるのは今のところ体験ワークショップだけ、という珍しい一品です!

おもちゃ作り風景

シュルンッ!と戻ってくるのがクセになります。

みんなとても気に入ってくれた様子でした♪

 

缶バッジ写真

最後は恒例の缶バッジ作りをしました!

自分で作ってみるという体験が楽しいですよね♪

 

これにて今年度の体験ワークショップは終了です。

来年度も開催を予定しています。開催日が決まったら告知をいたしますので、郷土資料館ブログや広報誌等、ぜひチェックしてみてください!

ご参加いただきありがとうございました♪また起こしください!

 

2月25日(土)川口則弘先生「直木賞の歴史と作家三上於菟吉」を開催します

1月19日(木)、第168回直木賞・芥川賞が発表されました。直木賞は、小川哲氏『地図と拳』と千早茜氏『しろがねの葉』、芥川賞は佐藤厚志氏の『荒地の家族』と井戸川射子氏の『この世の喜びよ』に決定し、いずれも2作が受賞しました。おめでとうございます。

 直木賞(直木三十五賞)は、昭和9年(1934)に亡くなった作家、直木三十五(なおきさんじゅうご)を顕彰するため、昭和10年に設けられました。直木三十五は早稲田大学で、春日部出身の作家、三上於菟吉の1年後輩にあたります。二人は親交が深く、直木が亡くなった際には、追悼と顕彰に尽力し、昭和18年(1943)まで直木賞の選考委員をつとめました。

 

さて、春日部市郷土資料館では、直木賞研究家の川口則弘先生をお招きし、直木賞の歴史と初代選考委員であった作家、三上於菟吉に関する講演会を開催します。皆様のご参加をお待ちしております。

●郷土資料館歴史文化講演会 「直木賞の歴史と作家三上於菟吉」

日時:令和5年2月25日(土曜日)午後2時~4時
会場:春日部市教育センター(春日部市粕壁東3-2-15)
講師:川口 則弘(かわぐち のりひろ)先生(直木賞研究家)
募集人数:80人(申し込み順)
申し込み
郷土資料館に直接、電話(電話:048-763-2455)または、春日部市電子申請で申し込み

川口則弘先生「直木賞の歴史と作家三上於菟吉」電子申請入口

三上於菟吉

 

 

新春の獅子舞公開-銚子口の獅子舞-

1月15日(日)には銚子口香取神社にて市指定無形民俗文化財「銚子口の獅子舞」の新春の舞が公開されました。当日は薄曇りで気温が低い中でも銚子口地区をはじめ、県内外から多数の皆さまが伝統の舞に駆けつけていただきました。

宮参り

 

 

 

 

 

 

 ▲天狗を先頭に小学生による箱獅子、太夫獅子、中獅子、小獅子が後を続く

 天狗を先頭に神社境内を練り歩く「宮参りの儀」、奉納する場を清める「天狗の舞」といった慣例の儀式後は、近年に復活することができた演目、「宇津女の舞」(鈿女-うずめ-とも書く)、「幣かがりの舞」が披露されました。宇津女の舞は「花だまし」とも呼ばれ、花の妖艶な香りで中獅子をだまし孤立させ、太夫獅子と小獅子が仲良く演舞するといったストーリーです。

宇津女の舞

宇津女の舞

 今回は中獅子、小獅子には二十歳を迎えたお二人の女性が初めて担うといった、元禄10年(1697)に伝承以来、初めての試みとなりました。お二人は中学生の頃からお囃子にも参加され、練習を重ねた成果を十分に発揮され、太夫獅子を取り囲み、軽快かつ華麗な舞を披露いただきました。ご観覧いただいた地域の皆さまをはじめ、保存会、当番さんからも拍手喝采をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

▲太夫獅子により幣束で「家内安全」「五穀豊穣」「無病息災」を祈願。良い一年になりますように祈願されました

 今後は女性三名で三匹獅子が担えるよう、中学生らの後継者養成に力点が置かれ、一人でも多くの後継者を育て演舞できるように取り組まれるとのこと、大いに期待されます。次回の公開は7月、夏祈祷となります。