校長室から

校長室から

校長室から 9.7 16日のスポーツフェスティバルに向けて

 今、北小学校では、9月16日(水)のスポーツフェスティバルに向けて、少しずつ練習を行っています。
 今年は、コロナウイルスの関係で、運動会を縮小し、無観客で実施することとしました。保護者の方や御家族の方、地域の方等には残念な思いをさせてしまい申し訳なく思っています。しかし、現在のコロナウイルス感染状況をみると、致し方ないという気持ちでいます。子どもたちには、感染症予防対策を十分に取らせるようにし、なんとか実施できるようにしていきたいと思います。
 スポーツフェスティバルは、運動会とは同じではありません。種目を減らしただけでなく、練習時間も減らし、体育の時間内に練習しています。全体での練習時間もわずかしか取っていません。ただ、来年以降、できるような状況になれば、例年通りの運動会を実施したいと思っているので、できるようにするために、係活動などを下学年に引き継いでいかなければなりません。ですから、できることは行います。こういった取組から、日々の生活の中で、学校のリーダーの役割について少しずつ引き継がれていることを感じます。
 当日の模様は、はがチャンネルで放映されるということになっているので、そちらで御覧いただければと思います。いろいろと御不便をおかけしますが、何卒御理解をお願いいたします。

まっすぐきちんと並べました。

ラジオ体操はむずかしいです。

校長室から 9.1今日から9月です

 今日から9月になりました。本来であれば、今日が2学期の始業式のはずでしたが、2学期が始まってもう2週間あまりが経っています。最高気温が体温を超えそうな8月からやっと9月になったわけですが、少しは涼しさを感じるようになってきましたでしょうか。先週、二十四節気では、8月23日に処暑(しょしょ)を迎えました。朝晩の涼しさに初秋の息づかいを感じる頃と言われます。そして来週の9月8日には、白露(はくろ)を迎えます。白露とは、秋が深まり、草花に朝露がつき始める頃という意味です。秋雲がたなびくようになり本格的な秋の到来を迎えるわけです。実際に、今の状況はどうでしょうか。昨日の雨で、少し涼しくなったように感じますが、まだまだ残暑は厳しいようです。先日、ある児童が、「コオロギがいたよ」と教えてくれました。コオロギは夏に成虫し、朝晩が少し涼しくなってくると鳴き出すそうです。鳴き出すのはいつでしょう?いろいろなところに秋が見つかるような気がします。きっと、もうすぐ秋らしくなるのではと、期待を込めています。


今年の桜は、落葉が早いように感じます。

校長室から 8.27収束と終息

 ちょっと気になったことがあったので書いてみました。
 日本語には同音異義語(同じ読みではあるが意味が違っていることば)というものがあるわけですが、今、新型コロナウイルス感染症のニュースが毎日報道され、その中で、度々、【しゅうそく】という言葉が使われています。さて、この【しゅうそく】という言葉は、次のうちどれでしょうか。
  ①収束  ②終息  ③集束
国語辞典によると、それぞれの言葉の意味は次のとおりです。
  収束・・・混乱していた事態や事件がおさまりを見せること
  終息・・・戦乱や疫病などが、絶えてなくなること
  集束・・・光線の束などが1点に集まること
とすると、どうやら③ではなさそうですね。①、②のどちらでしょうか?実は、テレビでも新聞でも、どちらも使われているのです。一般的に「収束」は、ある一定の状態に落ち着くことで、「終息」は完全に終わるという意味に使われています。ですから、その人が言いたい意味によって変わってくるということです。つまり、次のような場合には、表記としては「収束」、「終息」のどちらもあり得るということになります。
  ①「韓国では感染の広がりが【しゅうそく】に向かっている。」
  ②「(新型コロナの問題が)【しゅうそく】すれば中国を訪問する。」
  ③「(新型コロナの問題が)早く【しゅうそく】してほしい。」
その人が「収束」と「終息」のどちらの意味で発言したのか、注意が必要ですね。この新型コロナの場合は、時間順に考えると、まずは「収束」を目指し、最終的には「終息」してほしいというところでしょうか。
 同じ読みでも、似たような意味でも、その言葉を使った人の気持ちを考えないと、本当にその人が言いたい意味にはなかなかたどり着けないかもしれません。日本語は面白いと同時に怖いです。
 とにかく、新型コロナに関しては、収束でも終息でも早くしてほしいものです。そのためには、まず、手洗い、手指消毒をすることが大切です。しっかりとやっていきましょう。

校長室から 8.25はがきたの夏

 先週から2学期が始まり、『はがきたの夏』と呼ばれる詩の暗唱チャレンジがありました。夏休み中に練習しその成果を先生方の前で発表するという、本校ではずっと行っているものだと聞きましたが、本年度から本校に赴任した私にとって、とても新鮮なものでした。私のところでは、金子みすゞさんの『私と小鳥と鈴と』を暗唱してくれました。一言一言はっきりと発表する子、緊張しながらだんだんと速くなってしまう子、同じような言い回しのところで止まってしまい悩んでしまう子、表現力豊かに感情を込めて発表する子など、一人一人様々で、とても楽しい時間を過ごすことができました。合格すると、子どもたちはみんな、「ありがとうございました。」と言ってくれましたが、私の方こそ、「楽しい時間をありがとう」という思いでした。
 ただ単に暗記するだけでなく、子どもたちの表現力、発表力にもつながるよい伝統だと思います。また、詩の内容を、後々になってもずっと覚えているかもしれません。懐かしい思い出になるのではないでしょうか。子どもたちの可能性は無限ですね。

校長室から 8.20今週の目標

 8月17日(月)、はがきた当番の6年生が、今週の目標を書いて校長室に貼りに来てくれました。今週の目標は、『気持ちのよいあいさつをしよう!』です。そしてその横に具体的にこう書いてありました。
 ・大きな声
 ・立ち止まって
 ・目を見て
 ・おじぎをして
 あいさつは、相手を認め、尊重し、敬意を払うことだと思います。したがって、きちんとしたあいさつをするには、誰に対してどのようなあいさつをしているのかわかるようにやらなければならないと思います。折角あいさつをしているのに、相手に伝わらないのでは、やっていないこととあまり変わりません。しかし、大きな声で、立ち止まって、相手の目を見て、おじぎをしてというのは意外とむずかしいものです。すべてのことができるというわけではなくても、せめて、相手にわかるようにはしたいものです。
 芳賀北小では、毎朝、しっかりと立ち止まり、私の方を見て、おじぎをして、大きな声であいさつをしてくれる児童がたくさんいます。遠くの方からでも私の姿を見つけてあいさつをしてくれます。そういうあいさつからは、本当に1日の元気をもらえます。
 この目標は、8月27日(金)まで続きます。いろいろな状況があるので、すべての場合でできるわけではありません。立ち止まることができなくても、相手にわかる、気持ちのよいあいさつができればいいと思っています。私も、心を込めてあいさつを交わしたいと思います。みんなで意識していきたいと思っています。


みんな元気に登校しました。
このあとのあいさつから、1日の元気をもらっています。