校長室から
校長室から 12.17 新型コロナ感染拡大を受けて
栃木県では、今月に入り、新型コロナウイルス感染が拡大している傾向があります。それを受けて、本校では、12月14日(月)と16日(水)に、体調や行動歴の作成と感染症対策のお願いの通知を配付しました。芳賀町では企業内でクラスターが発生するなど、本当に身近に迫ってきており、いつ誰が感染してもおかしくない状況となっています。そのため、芳賀北小では、今まで以上の感染症対策をしようと考え、実施しています。新しい生活様式をもう一度よく見直し、意識することはもちろん、教室の換気の徹底、授業ではグループ学習の自粛、遊びでは鬼ごっこの禁止など、密や接触を減らすための方策を実施します。すべての活動を中止し子ども同士の接触を止めることは学校として成り立たなくなってしまうので不可能ですが、少しでもリスクを低くできるよう、今まで以上に対策に取り組んでいくつもりです。
通知でお知らせした通り、行動歴の作成やハンカチ、マスクの準備など、さらに御負担をおかけしますが御協力よろしくお願いいたします。
校長室から 12.16 大掃除
芳賀北小では、今週の18日(金)と来週の22日(木)にお掃除がんばりデーとして、お掃除の時間を長く設定して掃除をする予定です。いわゆる大掃除といったところでしょうか。この大掃除は、江戸時代、12月13日に江戸城の煤払い(すすはらい)をしたことに由来しているといわれます。お正月に神様を迎えるために、住まいをきれいにして迎える、そんな目的だったようで、12月13日が「正月事始め」として、お正月の準備をする日として定着したようです。煤払い自体は平安時代から続いている習わしだそうです。1月1日にはお掃除をすると神様を外に追い出してしまうということで、お掃除をしてはいけないと言われています。その他にも12月29日は9が苦につながることや、31日に準備すると「一夜飾り」といわれることで、大掃除をしてはいけない日となっています。ですから、大掃除は12月28日までに終わらせる事が良いとされているようです。でも、仕事納めが12月28日頃では、なかなか大掃除はできませんね。いろいろないわれがあるようですが、現在の状況に応じて、無理なくやっていけるといいですね。学校では、大きな節目の1つとして、しっかりと掃除をしていきたいと思います。
いつものお掃除の時間です。縦割り班で一生懸命に行っています。
校長室から 12.10 「コロナ慣れ」などと聞きますが・・・
12月が2週目となり、あと半月あまりで2学期が終わる頃となりました。7日(月)には、二十四節気の大雪(たいせつ)を迎え、那須や日光の山々の頂には、白い雪が見えるようになってきました。校庭の木々は一枚も残さず葉を落とし、いよいよ本格的な冬がやってきそうです。
そんな中でも、授業を見て回ると、児童の元気な声が響いてきます。各教室では、コロナウイルス感染対策の1つとして出入り口や窓を少し開けて換気を心がけています。また、町で買っていただいたサーキュレーターを使い、空気の流れをつくり、換気に役立てています。でも、正直なところ、コロナウイルス対策には、「慣れ」が感じられます。これだけ長く対策を続けているのは今までに経験のないことですから無理もありません。しかし、ここ数日の栃木県は、毎日15人から20人の新規感染者の報告があります。日本全国では、昨日9日までに約17万人の感染が確認されています。死亡者は約2500人に迫り、単純に計算して、致死率1.5%になります。季節性インフルエンザの致死率は、いろいろな統計の仕方があるようですが、約0.1%といわれています。この数字からは、コロナウイルスの致死率はインフルエンザの15倍となってしまいます。致死率が低いと言われている日本でもこの数値なのです。コロナウイルスがいかに怖いかが分かります。子どもはほとんど重症化していないというデータがありますが、家に帰れば大人はいるものです。ですから、新しい日常に「慣れ」ても、対策がおろそかになるような「慣れ」は絶対に防がなければなりません。むやみやたらに怖がるのではなく、事実に基づきしっかりと怖がりたいと思います。
年末になると、いろいろと忙しい季節になります。人の往来も増えてきます。いつまでがんばったらいいのという見えない恐怖がありますが、今は、できることをやっていくしかありません。お子さんの心のケアを含め、御家庭でも御協力をお願いします。学校でもできることをやっていきます。
校庭の木々の葉は、すべて落葉しました。
サーキュレーターと加湿器をしっかりと使います。
校長室から 12.2 持久走大会
今週から12月に入りました。令和2年もあと1か月足らず、4か月以上もあった2学期が終わりを迎えようとしています。12月は「師走(しわす)」と呼ばれ、1年の中でも忙しい月です。文字通り先生方も忙しい毎日ですが、児童の元気な姿に励まされ、頑張っています。
さて、本日、校内持久走大会が行われました。私は、児童が一生懸命に取り組む姿を見ることが大好きです。ここ数週間、児童の皆さんは、持久走大会のために体育の授業や業間など多くの時間を練習に費やしてきました。その努力を発表する場で、みんな一生懸命に走っていました。長い距離を走ることはとてもたいへんなことです。中には走ることが苦手な子もいます。それでも頑張って挑戦することは、速い遅いにかかわらず、たいへん素晴らしいことです。この頑張りが、困難にあたっても我慢でき、踏ん張れる強い心を育ててくれるのだと思います。
私は、今はあまり動けないのですが、長距離走が好きでした。ですから、苦しい気持ちも楽しい気持ちもよく分かっています。一生懸命に走る児童の皆さんは、それぞれみんな自分なりに頑張っていました。今日頑張れたことを自信とし、さらに活躍してほしいと思います。また、多くの保護者の皆様に応援していただいたことを心より感謝いたします。ありがとうございました。
1年生スタート! 緊張しながらもがんばっています。
2年生スタート! みんな一生懸命です。がんばれ!
3年生スタート! 保護者の皆さんの声援が熱いです。
4年生スタート! 力強さが出てきました。
5,6年生女子スタート! 距離が長いのですが意欲的に飛び出しました。
5,6年生男子スタート! 迫力満点のスタートダッシュでした。
校長室から 11.26 避難訓練
昨日25日(水)に避難訓練が行われました。あいにくの天気で、外への避難はできなかったのですが、地震時の頭などの隠し方、煙体験、起震車による地震体験など、充実した体験活動になったと思います。災害が起こったとき、それが火事だったり、地震だったり、竜巻だったりといろいろ考えられますが、この機会に、ぜひ御家庭でも災害があったときの避難について、お子様とお話いただければと思います。
芳賀郡市内で過去に避難をしなければならなかった事案といえば、何といっても東日本大震災が思い浮かびます。東日本大震災は、私は、ついこの間のような気がするのですが、2011年3月という、3,4年生の児童が生まれた頃です。児童は、ほとんど記憶がないといえます。ただ、この地震によって、市貝中は大きく破損し建て替えになったり、多くの学校で修理が必要になったことなどは伝えることができます。また、2012年には、真岡市から益子町を通って茂木町まで竜巻が通過したことがありました。このときは、西田井小の体育小屋が吹き飛ばされました。身近な小学校の出来事で、怖さが分かるのではないでしょうか。1990年代と相当昔ですが、実際に、芳賀郡市内の学校で火事もありました。
起きないと思いたいものですが起きるもの。本当に災害が起きたとき、安全に避難できるか、私も心配でなりません。少しでも安全性を高めることができるよう、私も意識を高めていきたいと思います。御家族でも話し合いを持っていただければありがたいです。