校長室から(令和3年度)

校内風景(6月17日)

 2年生の教室前の壁に、昨日実施した「生き物発見」の振り返りシートが掲示されていました。

 さっそく名前をつけてあげるところに優しさを感じます。トンボの表情がまさに「きもちいー」と言っているようです。

 ダンスを踊っているようなカマキリのイラストがとてもかわいいです。

 とてもインパクトのあるテントウムシのイラストです。よく観察できています。

 「たいせつにせきにんもってそだてよう!と思った」→その気持ちがとても立派です。

 「でかいじょおうばち。こくばんのたてくらいだったのでびっくりしました」→君たちよりも大きいじゃないか!

 「ながいみみず。生きものたくさんたべてきた?」→ミミズは肉食じゃないと思うよ。今度調べてみてごらん。

 「こんどはにがさない。」→すごく悔しかった気持ちが伝わってきます。

 

 3時間目、1年生の児童たちが、現在育てているアサガオの観察絵日記を描いていました。蔓がかなり伸びてきて、花が咲くのもそう遠くなさそうです。もうすぐみんなの背と同じぐらいの高さまで伸びてくるよ、と伝えてみたところ、ある男子児童が自分の身長と比べて「まだオレの方が勝ってる ♪」と喜んでいました。

2年生の「生き物発見」学習

 本日の2~3時間目に、2年生の児童たちが中央公園に生物採集に出かけてきました。生活科の学習の一環で、課題は「生き物発見」です。数日前に生活科の授業を覗いた時には、何が捕れるか予想したり、何を捕ろうか話し合ったりしていましたので、今日のためにかなり準備してきたようです。大きな虫取り網を持参して登校してきた児童も多く、朝から気合が入っていました。

 公園では、3人ずつのグループに分かれて生き物を探しました。割と見つけやすく捕獲しやすいダンゴ虫や小さなバッタが主なターゲットとなっていました。網を上手に操らなければ捕まえられない蝶やトンボは難易度が高かったようです。捕まえたい生き物の候補に入っていたカブト虫やトカゲなどは残念ながら採集できませんでしたが、終了間際に産まれたての小さなカマキリを数匹捕まえたグループがありました。

※熱中症予防のため、マスクを外して活動してもよいと指導しています

 学校戻って4時間目に振り返り学習をしました。観察に必要なもの以外は公園でリリースしてきましたので、持ち帰ってきた生き物を虫眼鏡を使って細かく観察し、絵や文章を書いてその結果をまとめました。観察後は持ち帰った生物たちも逃がしてあげるそうです。多くの児童たちが、捕まえた虫たちを大切に扱っていたので、命ある生き物を大切にする心も育ってきているようです。

 「虫」と言えば、先週の記事で紹介した3年生の教室で飼育している蚕の続報です。今朝、教室を訪れたときに水槽の中を覗いてみると、数匹の蚕が繭になっていました。生命の神秘さを感じると共に、これが絹糸の原材料となってさまざまな織物製品に加工されることや、その糸がかつて日本経済を支えた一大輸出品であったことなど、蚕の飼育からさまざまなことを学ぶことができそうです。

 

※参考までに…(ウイキペディアより転載)

 カイコは家蚕(かさん)とも呼ばれる家畜化された昆虫で、野生動物としては生息しない。また野生回帰能力を完全に失った唯一の家畜化動物として知られ、餌がなくなっても自ら探したり逃げ出したりすることがなく、人間による管理なしでは生きることができない。カイコを野外のクワにとまらせても、餌のクワの葉を探さずに餓死したり、体色が目立つ白であるためにすぐに捕食されたり、腹脚の把握力が弱いため自力で付着し続けることができず、風で容易に落下したりして死んでしまう。成虫も翅はあるが、体が大きいことや飛翔に必要な筋肉が退化していることなどにより、羽ばたくことはできるが飛ぶことはほぼできない。なお、他に家畜化されている昆虫としては、セイヨウミツバチ(養蜂)、コオロギ(食用)、ナミテントウ(点滴製剤)などがある。

校内風景(6月14日)

 

 今日は、給食の時間に3階の各教室で配膳の様子を見てきました。

 本日、関東地方の梅雨入りが宣言されたようです。6年生教室前の壁面に、新しい掲示物が飾られていました。「雨」という漢字が使われている言葉や慣用句について調べてみたようです。今の季節を感じさせるおもしろい課題だと思いました。なかには、全く聞いたことがない難しい言葉もあってとても勉強になりました。

蚕と朝顔

 今朝、始業前に3年生の教室に行くと、児童たちが室内で飼育している蚕を見せてくれました。自分が小学校4~5年生の頃に同じように教室で飼っていた記憶がありますが、これほど近い距離で蚕を見るのはずいぶん久しぶりです。そして、驚いたことに女子児童たちが手で直接蚕を掴んで、「かわいいですよ♡」と言いながら掌の上に乗せています。逆に、数名の男子児童たちが、少し離れたところから恐る恐るその様子を眺めていました。ジェンダーフリーが進む世の中なので性別で区別して捉えてはいけないのですが、それでも時代の変化を感じてしまいます。

 1時間目、昇降口前の広場で、1年生の児童たちがアサガオの苗の間引きをしていました。このところの晴天続きでだいぶ生長が進んでいます。これからはツルが伸びてきますので、各々の鉢に支柱も設置しました。色とりどりのアサガオの花が咲き乱れる光景が今からとても楽しみです。間引いた苗は封筒に入れて持ち帰らせますのでご家庭でも育ててみてください。

 給食の時間の放送室の様子です。給食委員、生活委員、放送委員からそれぞれ呼び掛けのメッセージが伝えられました。

 今日の給食の献立は、旬のアサリを使った深川丼です。とてもおいしかったです。毎日食べ残しがない4年生の学級を覗いてきました。残菜ゼロの理由がよくわかりました。いつも残さず食べてくれることを栄養教諭や調理員さんたちがとても喜んでくれています。

校内風景(6月10日)

 今朝の吹奏楽部の練習風景です。音楽室から聞こえてくる演奏の音がだんだん上達していくのが感じられ、今日も頑張っているなあと思うことがよくあります。そこで、今朝は少しだけ様子を見学してきました。

 3時間目に、5年生が体育館でスポーツテストの記録測定をしていました。腹筋は、曲げた足を押さえてもらいながら、30秒間でできた回数を測定します。どの児童もかなり辛そうでした。

 連日30℃近くの暑さが続いていますが、昼休みには大勢の児童たちが校庭に出て元気に遊んでます。外で遊ぶ時はマスクを外すように指示していますが、それでも熱中症が心配になるほどの暑さです。よく見ると、児童たちに混ざって数名の職員たちも一緒に校庭を駆け回っています。休憩時間を惜しんで児童たちと一緒に遊んでくれるのはありがたいのですが、指導する側が熱中症にならないように気をつけさせたいと思います。

 こんな日は、室内で読書などをしながら涼しく過ごすのが良いのではと思い図書室を覗いてみると、来室者は僅かに3名だけでした。図書委員の6年生に聞いてみたところ、晴れの日はいつも2~3人程で、雨が降って校庭が使えないときは20名以上来ることもあるのだそうです。

 児童たちは、遊びも一生懸命ですが、そのあとの掃除も頑張って取り組んでいます。校長室前の廊下は、毎日2年生の児童たちが熱心に掃除してくれます。今日も、扉をノックする音が聞こえたので開けてみると、「ここも拭いていいですか?」と声を掛けてくれて、わざわざ扉のサッシを丁寧に拭いてくれました。まだ2年生ですが、このような温かい気配りと礼儀正しい言動ができることにとても感心しました。

 今日の6時間目は、今年度第1回目のクラブの時間でした。昨年度は、臨時休校による授業時間確保のため実施できませんでしたので、2年ぶりの再開となりましたが、今日はミーティング中心で活動時間はあまりありませんでした。

 今年度開設したクラブは、バスケットボール、ネット型スポーツ、ドッヂボール、サッカー、卓球、手芸、読書、イラスト・マンガの8つで、4~6年生の児童たちが希望した各クラブで楽しく活動していきます。

 最後に、教室を回ったついでに「あびっ子クラブ」の部屋も覗いてきました。5時間で下校した1~3年生の児童たちが元気に遊んでいました。