過去ブログ(平成27年度)

カテゴリ:お知らせ

4月29日(水)その2 1年遠足「連絡とお知らせ」

<1年 遠足・東京ディズニーランド「連絡とお知らせ」> 明日、30日(木)、1年の「遠足」を実施します。

朝、6時15分に出発します。遅れれば、遅れるほど、首都高速の渋滞に巻きこまれ、3時間でもディズニーランドに到着できない事態になってきます。6時05分(10分前行動)には、校庭に全員が集合できるくらいになっていると、スムーズなスタートがきれると思います。

今年度から、「東京ディズニーランド」遠足を復活します。

1年の遠足については、10年ぐらいまでは「東京ディズニーランド」でしたが、その当時の校長先生の意向や生徒指導の問題などから、「上野散策」、そして「高原山登山」などと変遷をたどってきました。

保護者の年度末学校評価アンケートには、毎年、「ディズニーランド遠足の復活」を訴える意見を多くいただいていました。

***今回、「遠足」の目的に「キャリア教育(職業教育)」を加味し、ディズニーランドで働く人々(キャスト)の姿や客への応対、働く姿勢(モチベーション)などを、見たり聞いたりしてくることにしました。将来の自分の職業を決めていくための事前学習になれれば、大成功だと考えています。

1年生の明日の「行動や姿勢」を、おおいに期待しています。私も、1年生職員とともに、引率させていただきますので、生徒たちの動きやようすなどを学校ブログに掲載していきます。

4月24日(金)その3 カウンセラーの眼

「後藤健二さん著書 3作品」

 

<カウンセラーの眼「後藤健二さん著書 3作品」を読みました> 矢中の図書室には、後藤さんが書き残した3つの本が置いてあります。

先日、1冊読見終わると次々に、何かに誘われるように3作品を読んでしまいました。「ダイヤモンドより平和がほしい」(写真)では、内戦が続くアフリカのシオラレオネ共和国の「子どもの兵士」を追いかけて、インタビューしていくというノンフィクションの作品でした。

反政府軍に、親を殺された子どもたちが拉致され、銃の撃ち方を教わり(訓練)「子ども兵士」として、国内の人々を殺していく連鎖が、現在も続いています。

世界でも有名な「ダイヤモンド」の採掘地である、シオラレオネは、内戦が続き、男子の平均年齢は「32,4歳」、女子は「35,7歳」ということです。日本の平均寿命の半分しか、生きたくても生きられない国があるということを考え、矢中の生徒たちには「命」の大切さ、尊さを十分に感じてほしいと感じました。

その3 カウンセラーの眼「ハインリッヒの法則」

<カウンセラーの眼「ハインリッヒの法則」> この法則は、アメリカの傷害保険会社で大事故の背景を調査した結果、次のような法則があることを見いだしました。

それは、1:29:300という法則です。

例えば、飛行機会社の墜落事故などの大きな事故(1件)が起きる前に、中程度の事故や故障が「29件」起きていた。もっと詳細に調べていくと、「小さな事故」や「事故にならない程度の事故」、「小さ故障」が、「300件」起きていたという結果を、多くの他の事故を検証した結果からも、「1:29:300」割合だったことから、この法則ができたそうです。

***今朝の職員打ち合わせでは、職員たちに、「今週の生徒の3件のけが」は「中程度のけが(事故)」と考えると、「大事故(大けが)」の発生の可能性もある。「大きな事故」を起こさないためにも、ここで職員全体で踏ん張り、学年の子どもたちを注視、配慮、より手をかけ、きめ細かな指導をしていくことを伝えました。


 

その5 カウンセラーの眼「家庭環境と非行率」

<カウンセラーの眼「家庭環境と非行率」> 教育社会学者の舞田 敏彦のコラムに、注目する内容が書かれていたのでお話しいたします。

先日の横浜市の中1男子殺害事件以降、非行と家庭環境について調査が行われました。平成22年度(5年前)の10代の刑法犯の検挙と補導の出現率では、

〇両親ありの世帯では、千人あたり、「7,9人」

〇母子家庭の世帯では、千人あたり、「20,8人」

〇父子家庭に世帯では、千人あたり、「39,4人」という驚異的な結果が出ています。

「子育て」の父親・母親の重要性を改めて感じるとともに、母親は、子どもにとって情緒安定を図る上では大切な存在となります。それに比べて、父親世帯でも96%は問題なく子どもを成長させている現実はありますが、「4%」が刑法犯や凶悪犯に染まる傾向にあることは注目しなくてはいけない(父親へのサポートなど)と考えさせられました。

***参考文献「日本教育新聞」(H27,4,6) 12面

4月19日(日)その2 カウンセラーの眼

「靴をそろえることの大切さ」

  
<カウンセラーの眼「靴をそろえることの大切さ」> 昨日は公私ともにご多用の中、授業参観と学級PTA、PTA総会に多くの方々がご参加をいただき感謝申し上げます。

写真1枚目・・・週1回、ゴミ出しのついでに、校舎の北側と東側のゴミ拾いをしてくださっている方がいます。矢板中の北側にお住まいの方で、本校卒業生のおばあさんです。お孫さんが卒業してからも、続けてゴミを拾ってくださっています。「校門の外側ところには、毎回、たばこの吸い殻が何本か落ちています。」と、言っておられました。吸ったたばこの「吸い殻」はどうするのか? など、考えられない人(?)がいるのが残念です。

写真2,3枚目・・・上の「吸い殻」のポイ捨てとの関連で、先週、3名の保護者が来校したときのむいた靴の写真です。

写真3枚目の2名の保護者は、家でも同じように靴をきちんとそろえていていると考えますお子さんも同じように「しつけ」ができているので、そろえられると想像できます。

逆に、写真2枚目の保護者の家の玄関はどうでしょうか? また、果たして「子育て」や「しつけ」もできているのか、など、不安に感じる瞬間でした。

***「子育て」、「しつけ」の最終段階は、お子さんが一人で自立し、会社などの集団の中で、主体的に生きていける(トラブルなく)子に育てることだと、私は考えます。その中では、社会の「ルール」や「規則」、「約束」を最低限、守って生活していくことは必要になってきます。