道徳ノート

道徳ノート012 たった一言が…

012 たった一言が…

テーマ:人のもつ弱さや強さを考えながら、自分のよりよく生きる道について考えよう
内容項目:よりよく生きる喜び 


授業の概要
この授業は道徳授業地区公開講座として保護者・地域の方々に参観いただき、全学年、全学級が同じ主題・教材で行いました。
教材は「たった一言が・・・」(本校の三浦 摩利指導教諭の自作教材)
(こちらをクリックすると教材を読むことができます)
主人公が小学校時代にクラスメイトに言ってしまった一言について思い悩むという題材を扱い、自分の弱さを乗り越え、人としてよりよく生きていくことについて考えました。

生徒の考え・気づき
1年生
・「たった一言が人の心を傷つける たった一言が人の心を温める」当たり前のことをだけどためになる話だしこの話を聞いてよかったと思いました。

・軽く言った言葉でも、人をすごく傷つける事もあれば逆に人を救う事もあると改めて分かって、言葉ってすごいから普段から意識して考えながら使いたいと思った。

・たった一言でこの一言で相手が傷ついたり時には喜び時には泣いたりします。一つの言葉だけで人生が変わることがあると実感した。

・自分も、言ってしまって後悔した言葉が多々あるので、この授業を機に、発言に気を配って、人を傷つけないような言葉遣いをできる人間になるようにしたい。

2年生
・この授業で、一言の重みを感じて、何気ない会話でも丁寧に接していこうと思いました。

・授業の中でも色々な見方で考えることができてよかったと思います。また、自分の生活の中でもとても大切なことなので生活にも活かしていきたいと考えました。人との関わりを大切にしながら生活して誰も傷つかないような社会にしていけたら良いのではないかと思います。

・自分も同じような経験が良くも悪くもあって、共感できた。言葉が知らぬ間に人を傷つけているかもしれないから、簡単にひどいことを言わないようにしたい。

・いじめた張本人は忘れがちだが、主人公は覚えていてそこは偉いと思う。覚えていないひとが多いから。

・保護者の方の意見も聞けて、いろいろな見方で考えることができた。

3年生
・相手になにかをいう時はその言葉で相手を傷つけることがないか考えることが大切だと思った。また、謝るべきだと思ったらすぐに謝るようにしたい。

・何回も同じ失敗を繰り返してしまうのが人間だ。でも、失敗を繰り返すのが悪いわけではない。反省しないのが悪いのだ。「やっちゃた」と反省するのが成長への近道らしい。

・地域の人生の先輩から生きていく上での大切なことを生で聞くことができてすごく学びになりました。

・友達に影響を与えた言葉を聞いて、いろいろな考え方に触れることができた。自分の中で大切にしている言葉を一つ持っておくだけで、重要な瞬間や落ち込んだ時に心の支えとなると思った。

・自分の拠り所となる言葉を大切にしたいと感じた。

・この授業を通して、人間はいつだってささいな胸に響く一言で助けられているのだなと気付かされました。

・生きていくのに大事なことをたくさん学ぶことができた。地域や保護者の方の言葉をもらうことで思いつかなかった考えが出てきて新しい考え方ができた。

 「たった一言が…」作者よりメッセージ
「たった一言が…」という道徳教材は、「人のもつ弱さや強さを考えながら、自分にとってのよりよく生きる道について考える」ということをテーマに書きました。誰しも一度や二度、人を傷つけてしまったかもしれないと、心の中がモヤモヤしてしまった経験があるのではないでしょうか。「弱い心に負けそうな自分を奮い立たせ、よりよい道をあるいていきたい!」そんな生徒の気持ちを後押しできたら嬉しいです。そして、これからもお互いにあたたかい言葉をかけ合える集団でいてほしいと願っています。「たった一言が人の心を傷つける たった一言が人の心をあたためる」この言葉を忘れずに、人生を歩んでいってほしいです。 (三浦摩利)

授業後の保護者、地域の方との意見交換会では、参観者の皆様から率直なご意見ををいただき、保護者の方の中には「家に帰ってから、今日の題材について子どもと語ってみたい」と話されている方もいました。

ご参観いただいた皆様、ありがとうございました。