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2025年2月の記事一覧
道徳ノート009 マイクと過ごしたお正月
009 マイクと過ごしたお正月
テーマ:伝統や文化の継承と発展
授業の概要
「マイクと過ごしたお正月」を読み、海外から見た日本とはどういう国か、普段当たり前にしている日本の伝統や文化で世界に誇れるものとは何か、そして未来への継承と発展を考える。
教材「マイクと過ごしたお正月」
お正月、「僕」の家にアメリカからホームステイに来たマイク。「僕」はマイクにおせち料理やお正月飾りなど説明したり、どんど焼きに一緒に行くことで改めて日本の伝統や文化を考える。
本校 三浦摩利指導教諭の自作教材(こちらから読むことができます)
生徒の考える継承されてほしいものは?
有形なもの
・和食 昔からある各地の郷土料理だったり、おせちなどの文化を続けていきたい季節ならではの食材を取り入れているから、季節の移ろいを感じることができる。健康的な食事で日本といえば和食だから。
・歴史的建造物(寺、神社等) 日本ならではの美しい景観だから。日本ならではの建物を外国人の人にも知ってもらい伝えていけたらいいな。
・祭り 祭りは日本の一番有名なイベントといっても過言じゃないくらいに日本人の心に刻まれていると思うから祭はずっと発展してほしい。
・伝統工芸品 ある一部の地域で職人の人達によって作られるので継承が難しいからこそ残していかなければならないと思った。
・縁起物 お正月によく見ることが多いけれど、家族が健康でいてほしいとか大事な願いが込められたものだからずっと続いてほしい。
・着物 日常生活で来ている人を今はほとんど見ないけれど、日本の伝統と技術を持ち合わせた、とても綺麗なものだから。
・書道 外国の方や日本の方でも気軽に簡単に始めることができ、自分の個性を表すことができるから。
・ワンピース(日本の漫画・アニメ) 変化したりしてもいいから残るとよい
無形なもの
・おもてなし 旅館などで案内してくれるのもそうだし、お菓子の包装など私たちにとって当たり前の事にもおもてなしの気持ちが含まれている。
・礼儀・マナー みんなが楽しく生活していく中でとても大切。礼儀があるから治安が良いと思うから。礼儀やマナーがあるからこそ、日本の美や作法が確立されているから大切。
・人の好さ 日本人はすごく良い人がいっぱいいたり、優しかったり、面白かったり、心が温かい。
・治安 安心安全。他国と比べた時に日本は格段に良い。
・町がきれい なかなか実現することの無い大変なことを継続で来ていることがすごいと思ったから。
授業を通して考えたこと
・授業を通して伝統の良さをもっと知れました。伝統的なもの、継承されてほしいものと言われたら、有形なもの(着物・寿司・神社)などがすぐに思い浮かびますが、マナーや礼儀作法といった無形なものも誇れる日本はとても良い国だなと思いました。
・日本では治安の良さなどが最近注目されているからこそ、このまま続いていってほしいと考えました。さらに地域のイベントなどに参加して地域の治安などをよくできるようにしたいです。
・日本の文化は大切にしていくことは大事だけど、日本に足りないものをもっと受け入れていかないといけないのではないかと思った。日本人は受け入れようとしないで固定観念にとらわれやすいから。
・私もあまり日本の伝統文化の意味を分かっていなかったので日本の伝統文化の意味をしっかりと理解したいと思いました。そして日本の伝統文化を世界に広げられるようにしたいと思いました。
・改めて「日本人に生まれてよかったな‼」と思いました。日本人の気遣いはトップレベルです。その気遣いに助けられていることも多いなと思いました。今度は私が気遣いで誰かを助けたいです
・日本の伝統文化をこれからも伝えていきたいなと思った。自分がしている書道という伝統文化をこれからも続けていき大切にしていきたい。
・日本の昔ながらの有形・無形の文化について考えることができた。私は個人的に武道を習っていて習う前とは違い、礼儀が自然と身についたし、日本の特有の武道もできる一石二鳥だったので今までやったことを活かして日本の伝統文化を守っていきたいと思いました
・日本の伝統文化は今までの人々が受け継いできてくれたわけで、自分達が引き継いでいく番なのかなと思った。イベントなど意味があるものだから、それも意識して触れていきたいです。日本にしかない魅力や特徴を残して発展していってほしい。改めて日本の良さを知れたし、受け継いでいきたいです。
・日本の伝統文化の良さや文化の継承の大切さを学び、それと同時に継承や発展の難しさを実感しました。だからこそ、身近な所の礼儀などには気をつけようと思いました。
道徳ノート008 未来へのバトン
008 未来へのバトン
テーマ:郷土愛を愛し、その発展に努めよう
内容項目:郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する心
授業の概要
事前に多摩市の良い所アンケートを行い発表。道徳教材「未来へのバトン」を読み、当時のイベントの様子や市役所の担当の方からのメッセージを動画で見て、未来の多摩市がどうなっているとよいか、自分がどう関わっていくのか考えました。
生徒達の考える多摩市の魅力
・公園が多く、自然が豊か
・「耳をすませば」の聖地
・交通利便性(2路線、特急停車駅)
・ピューロランド(ハローキティ)
・聖蹟桜ヶ丘、多摩センターの商業施設の賑わい
・遊歩道が日本一の長さ 約41キロ
・町が綺麗
・伝統行事 どんど焼き
・多摩川
生徒達の気付き・考え
・今あるイベントは少なくともなくなってほしくないし、イベントの有無に関わらず、交流が盛んな市であってほしい。→イベントでの交流も大事だけど、イベントだけでなく、日常的にも交流していく事で笑顔が増えて明るくなる。
・多摩市が良い町として存在しているのは紡いできた人がいるからであるという事をしっかりと理解し、自分もその一員として次の世代につなぐ意識を持ちたい。
・多摩市の発展(イベント等)に積極的に関わっていけたらいいなと思った。多摩市の良さをもっともっと見つけて多摩市に住んでいない人に伝えていきたい。
・多摩市は大自然と駅前の都会とのいいとこ取りだなと思いました。都心に行けば、色々便利ではあるが、住み心地がいいのかときかれるとそうではないような気がします。だからといって田舎ではとても不便です。なので多摩市は贅沢な街ですね!今後も住み続けたいです。
・生徒会で地域清掃を企画したり、イベントでの地域の人との交流があるので、普段は地域の方との交流がない人でも生徒会企画を通して、見守り隊の方などとの交流の機会になればいいなと思いました。
・自分の未来についてと、地域交流の大切さを深く学べた。自分が将来多摩市から離れても、離れなくても地域交流の大切さを忘れずにこれからのイベントなどに積極的に参加しようと思った。
・過去、未来の多摩市について考えが深められた。将来の多摩市は老人や若者関わらず仲良く住める街であってほしい。
・多摩市にはたくさんの文化があって、これからも多摩市の文化を守るためにボランティアなど貢献していきたい。また、多摩市には高齢の方がたくさんいて、そういう人にも優しく住みやすい町になってほしいという願いがこの授業で見つけることができました。これからも住み続けたいと思った。LOVE多摩!
・改めて多摩市のいいところや未来へつなげていきたいところを見つけることができた。自然が多くて、聖蹟桜ヶ丘や多摩センターなど買い物できる場所もあって、文化もある多摩市が大好きなのでこれからも住み続けたいし、いいところを発信していきたい。これから高齢化が進むことが予想されるけど、多摩市のいい所が広まって、若者も増えていってくれればいいなと思う。
「未来へのバトン」
多摩市の市制施行50周年記念で行われたイベント、40年前に埋めたタイムカプセルを開けるイベントに参加した中学2年の康孝と3人の友人。開けられたタイムカプセルからは40年前に埋められた子供たちの工作や手紙などが綺麗に残っていた。そして、また新しく子どもたちの思い出の品やメッセージを入れて埋められ30年後の未来へ。康孝は2051年、30年後の自分、そして多摩市の未来に想いを馳せる。
本校 三浦摩利指導教諭の3年前のイベントを用いた自作教材)
(こちらから読むことができます。)
市役所の担当の方からのメッセージ(こちらから読むことができます。)
この授業は道徳科の研究授業であり、本校教員16名と都内他地区から8名の教員が参観し、研究協議会にて道徳科指導における良かった点や課題、改善案などの意見交換を行いました。
また、前日に2年2組・3組合同で同じ道徳授業を行いました。