2025年1月の記事一覧

多摩市役所の方からのメッセージ(未来へのバトン)

多摩市制施行当時、ニュータウン開発等により、全国からたくさんの人々が多摩市に転入してきて、皆で「新しいまち」を作っていく中で多摩市を皆の「ふるさと」にすることが市政の重要な役割の一つでした。40年前のタイムカプセル事業も、その考えのもとに企画実施されたものです。
 市民の皆様の様々な取り組みや市民主体のまちづくりより、今から3年前に市制50周年を迎えた現在は、既存の住人、新住民と言う言い方もあまりされなくなってきたように感じます。
 個人的に子どもたちには、郷土を愛するのに特別何かすることを望むわけではありませんが、ぜひ日々の生活の中で今の多摩市の姿を脳裏に焼き付けて、覚えてほしいなと思います。ここの公園にこういう遊具があったとか、この商店街にこういうお店があったとか、記憶に残らないようなもっと細かいことでもいいですが、案外そうした記憶が大人になったときに共通の話題になったり、別の街に引っ越ししてその街と比較して多摩市を思い出す材料になったりして、面白いですし、郷土愛にもつながるのかなと思います。将来的に進学や就職などで多摩市を離れてしまうことがあるかもしれませんが、その後もし引っ越しする際に「やはり多摩市に住んでみようかな」と思ってくださることが、市の職員としては一番うれしいです。ぜひ多摩市のいい思い出をつくって学生生活を送っていただければと思います。