◆学校林での活動や学校林・学校の自然

カテゴリ:学校林・学校の自然

2017年覚書 その3鳥類後半

小鳥からだんだん大きい鳥を紹介しています。

 
左:キセキレイ 校庭にいるのはハクセキレイ。白いセキレイです。キセキレイはハクセキレイより山にいて個体数が少ない黄色いセキレイです。
セキレイは長い尾を上下に動かします。
右:ヒヨドリ 周りの鳥を蹴散らして水場を占領します。大きな声で「ヒーヨ、ヒーヨ」と鳴きます。目の後ろにエンジ色の斑があります。

 
左:ガビチョウ 声が澄んで大きいので中国から連れて来られ、飼われていたのが籠抜けして日本で繁殖した外来生物。
右:ツグミ 北の大陸から12月にやって来た冬鳥。背筋をピンと伸ばし、姿勢がいい鳥です。目の上に白い線(眉斑)。

 
左:キジバト 背中がきれいな茶色と灰色模様のハト。全身灰色や白いハトはドバトと言って野鳥扱いされていません。
多摩市の鳥。別名ヤマバト。昼間一番多いお客様です。
右:ハシブトガラス わがもの顔で水場を占領するギャング。くちばしが太いのでハシブト。
くちばしが細く頭のでっぱりが低いハシボソガラスも見かけるが、まだ、ビオトープには来てないようです。

2017年覚書 その2鳥類前半

昼間に訪れるのは鳥たちです。
12種類が映っていました。

 
左:メジロ 目の周りに白いリング うぐいす色で木々の間を飛び回ります。つがい(2羽)でいることが多いです。
右:ウグイス うぐいす色よりくすんだ緑色 やぶの中にいることが多く、人前に出てくることはまれです。

 
左:シジュウカラ 黒いネクタイに灰色の背中。よく見かけます。
右:ヤマガラ お腹がオレンジのカラの仲間。

 
左:モズ 肉食です。秋、木のてっぺんで鳴いています。目に黒く太い線があります。
右:ルリビタキ 夏は山にいる鳥が、冬になって里に下りてきました。きれいな瑠璃色と黄色です。

2017年覚書 その1 動物

2017年、平成29年の4月におやじの会の方々の力を借りて学校林ビオトープを設置しました。
動物たちが通ることが予想された場所に水場を作ってみると、これまで、見ることができなかった夜の学校林の様子が分かってきました。
センサーカメラにより、今まで状況証拠だった動物の生息を確認することができたのです。

やはり、タヌキはいました(写真:左)。夜、一番よく訪れるお客さんです。
そして、近隣で目撃情報のあったハクビシン(写真:右)も来ました。ハクビシンは外来生物とされています。
 

驚いたのはニホンアナグマ(写真:左)です。学校林の生物多様性の高さがますます証明されました。
4月中旬まて冬眠しているようです。来春も穴から出てきてくれるでしょうか。
ネズミも生息が確認できました(写真:右)。絵本に出てくる、あの、かわいい「野ねずみ」です。
 

他に写っていた動物は鳥類と3種類のネコとヒトでした。

冬の学校林

冬は学校林が一番明るい季節です。
左の写真は雑木林ゾーンの遊歩道です。
中の写真は実験ゾーンからベネッセビルを見ています。
右の写真のように真っ赤に紅葉して葉が残っているコナラも見られます。
  
シュンランの根元を見てみると、3月に咲く花芽が出ていました。
 

伐木からドングリの芽

12月9日の学校林整備作業で見つけました。
森には一直線に並ぶ木があります。
大木が倒れた後、その朽ちた大木に種が落ち、そこで木が育つと倒木に沿った一直線になるためです。
新しい木が育つ間に、元の大木は菌類や微生物などの分解者によって土に返り、大木の形は分からなくなります。
朽ちた木の中は、土よりも保水がいいのでしょうが、養分は十分にあるのでしょうか。
根がちゃんと土まで届くか心配です。
 
  伐木から芽が出ていました