◆学校林での活動や学校林・学校の自然

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都会のキツツキのドラミング

3月13日、朝。大型のキツツキのアオゲラがドラミングをしていました。
アオ=緑色 ゲラ=キツツキ の名の通り、緑色のキツツキです。
普通、山地の森林で多く見られる鳥ですが、この辺りにも生息しています。
高速で木の幹をたたくドラミングは、縄張り宣言したり、メスを呼んだりするために使うと言われています。
ドラミングの音が甲高く、木ではなく缶からをたたいているような音でした。
電柱の上のキャップのような金属部分をたたいているのが見えました。
確かに木をたたくより大きな音が響き渡ります。
よく考えたものです。
 
 逆光なので色が分かりません   こちらは、平成29年6月に撮影したもの

キンクロハジロが来ています

プールにキンクロハジロが来ています。
12月1日に来た時と違い、きれいな冬羽になっています。
12月1日の項目と比較してください。
キンクロハジロの名前の通り、目が金色、頭が黒い羽白(カモの一属)です。
となりの地味な方はメスです。
鳥類ではオスがきれいで目立ちメスが地味な色の種が多くあります。
2羽は、つがいでしょう。オシドリ夫婦と呼ばれるくらい、カモ類は夫婦仲よく、いつも一緒にいます。

シュンラン咲きました

3月9日、シュンランが咲いているのを見つけました。
昨年は3月19日、一昨年と3年前は3月12日に確認しています。
絶滅危惧種のオカタツナミソウの葉も出ていました。
ナズナやオオイヌノフグリも咲いています。
今年の冬は寒かったので、春が来るのが遅れるかと思いきや、例年通りのペースで春が近づいているようです。
 
   シュンラン        オカタツナミソウ
学校林に見に来てください。ご案内いたしますので職員室にお声かけください。

啓蟄

春の嵐になって気温も上昇した3月5日。
午後から結露がひどく窓がくもりました。
夜、ケコ、ケコ、ケコとビオトープの周りのあちらこちらでカエルの鳴き声がし始めました。
数日前まで冬眠していたはずなのに、目を覚まして、互いに連絡を取り合っているようです。
早くも1匹、ビオトープに到着していました。
次の日、3月6日は啓蟄です。一気に気温が下がりました。
ビオトープにカエルはいませんでした。
午前中陽が差して気温が上がりました。
10匹ぐらいのカエルがビオトープに集まりました。
産卵したカエルも1匹いました。
3月7日も、朝、気温が下がりましたが、陽が差した午前中には20匹程度ビオトープに集まっています。
交尾をしているカエルも見かけるようになりました。
これから、卵塊も増えるでしょう。
もう少し暖かくなればいいのですが。また気温が下がってきているので心配です。
 
啓蟄に出てきたアズマヒキガエル        卵塊

アズマヒキガエルまだ寝ています

3月1日、用務主事がプール脇に貯まっている落ち葉をきれいにしていると
落葉の一番下にアズマヒキガエルが冬眠していました。
これまで、何匹も側溝の中の枯葉の下や土の中などから発見されています。
どこにいるか分かりますか。
 
    ここにいました       どこにいるか分かりますか

     拡大してみました。中央にいるのですが。

今年は3月6日が啓蟄です。昨年は3月8日、その前年は3月7日、そのまた前年は3月5日
に冬眠から目覚めてビオトープに現れ、産卵活動を始めています。
今日は、葉をはがされてもビクリともせずに冬眠している状況ですが、
来週には目覚めてビオトープに来るのでしょうか。

アズマヒキガエルは産卵活動後、暖かくなるまで、また、冬眠します。