木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

8月24日(月)

 今日は全校登校日です。久しぶりに生徒たちに会えるのが楽しみです。
さて、昨日は二十四節気の「処暑」でした。「処暑」という言葉、あまりなじみのない人も多いと思いますが、暑さがやむという意味で、萩の花が咲き始め、朝夕は心地よい涼風が吹く頃という秋の訪れを感じる日であり、ちょうど毎年台風のシーズンにもあたります。今年はまさに「処暑」であり、夕べや今朝方などは、エアコンどころか窓を開けすぎると寒いくらいでしたね。確実に夏は終わりを告げ、一歩一歩秋が近づいてきています。
 話は変わりますが、9月4日は定期考査が予定されています。2週間前になっています。今日の全校登校日は、夏休みの課題を集めることと、定期テストに向けて気持ちを切り替えることが主な目的です。
 確実に秋の足音が聞こえてくる「処暑」。「勉強の秋」「運動の秋」「読書の秋」「芸術の秋」「・・・の秋」、どんな秋が待っているのでしょう? そういったことからも今日の登校日を大切にしてください。
 PS 全国中学校陸上大会に出場した野本さんが、大会を終え帰ってきました。結果はともかくとして、すばらしい経験をしました。今後も様々な面でがんばってくれることでしょう。

8月20日(木)

 今日8月20日は「交通信号の日」です。現在こそ当たり前になってしまった町中にあふれる交通信号ですが,1931年(昭和6年)の今日,東京の銀座や京橋など34カ所に3色の交通信号が設置されたことを記念して「交通信号の日」となったそうです。当たり前すぎて存在すら意識しない信号ですが「もし信号がなかったら」と考えると恐ろしい限りです。永遠に国道を渡れず,大渋滞が起きたり,歩行者も一瞬の隙に渡ろうと事故にあったりと・・・ 今日くらいは赤信号でも文句を言わず感謝の気持ち,そしておおらかな気持ちで赤信号を楽しみましょう。
 さて,朝晩めっきりと涼しくなり,エアコンではなく窓を開けて寝ている人も多くなってきたことでしょう。確かに涼しいのですが,うとうとしてきたときに限って聞こえるあの音。気になって目が覚めてしまいますね。中には私のように「絶対に許せん!」と電気を点け必死にその姿を探すなんて人もいることでしょう。そうです,その正体(相手)は「蚊」です。今日8月20日は「蚊の日」でもあります。この蚊を媒介にして「マラリア」や最近では「デング熱」などの感染症にかかるということからも,どうしてもマイナスのイメージが強い「蚊」ですが,実は現代医学にも役に立っているのだそうです。例えば,「かゆいな~」と思って目をやれば血を吸っている最中の「蚊」がいるなど,よくある光景ですが,「蚊」は我々人間が痛さを感じないくらい上手(?)に皮膚を刺します。ここに着眼し,刺しても痛くない「注射針」の研究に一役買っているそうです。
 今日のように雨が降ると,家の中の「蚊」が増えるような気がしませんか・・・

8月19日(水)

 雲の隙間から太陽が顔を出せば,まだまだ真夏の暑さが残っていても,朝晩はずいぶんと涼しくなり,夏の終わりを告げる虫の音も聞こえるようになってきました。「うるさいな~」と感じていたセミの声も,アブラゼミからツクツクホウシやヒグラシに代わり,何となく寂しい夏の終わりを感じます。そんな夏の終わり「夏休みもあと十日あまり」となりましたが,生徒の皆さんはどうですか?変わりありませんか?宿題(24日全校登校日に提出)は終わりましたか?
 さて,今朝の新聞に気になる記事を見つけました。厚生労働省の調査を元に内閣府が分析し発表したデータによると「18歳以下の自殺者の数は9月1日が突出している」そうです。この調査は1972年から2013年までの42年間で自殺した18歳以下の子供たち18048人を日付別に集計したものです。最も多いのが9月1日で131人。次に多いのは4月11日(99人)。4月8日(95人),9月2日(94人),8月31日(92人)と続いており,教師という職業柄うなずける結果ですが,夏休み明け前後三日間の数は見逃せません。
 冒頭に書きましたが,教師であり大人でもある私でさえ,夏の終わりはどこか寂しいものです。4月から様々なストレスを抱えてきた子供たちも少なくないはずです。そんなストレスも夏休みに入ると軽減され,楽しい日々が続きます。時間に余裕があるだけに,9月からの生活を思い浮かべ,子供たちにとって精神的に不安定な時期だということを,我々大人は知っていなくてはなりません。私自身遠い少年時代の夏休みを思い出してみると「早く友達に会いたい!」と思う反面「あと1週間で良いから夏休みが長くならないかな・・・」など複雑な心境だったことを覚えています。教師や親である前に,身近な大人として,そんな精神的に不安定な時期の子供たちを見守りたいものです。いつもより少しアンテナを高く子供たちに接してみましょう。

8月18日(火)

 お盆休みをいただき,公私ともにのんびりとさせていただきました。久しぶりの記事更新になりましたが,心身ともにリフレッシュされ今日からまたがんばりたいと思います。
 さて,夏休みも残り2週間弱となりましたが,皆さんどうお過ごしでしょうか。去る8月7日記録的な暑さの中行われました関東中学校陸上大会の走り高跳びに出場した「野本優奈さん」ですが,結果は第8位という素晴らしい結果を残してくれました。そしてお盆休みも返上で調整練習を行い,今朝,全国大会が開催される北海道に出発しました。今日の午後に開会式を,そして二日空けて20日に予選,21日に決勝へと臨みます。走り高跳びという,一本のバーに賭けた最終章「全国大会」,自分自身で納得のできる戦いを期待しましょう。
 結果については,随時この場でお知らせいたします。

8月10日(月)

少しは涼しくなってきたとは言え、まだまだ暑い日が続いていますね。この暑さで体調を崩してしまう人も多いようです。いわゆる「夏バテ」です。皆さんは大丈夫ですか?夏バテの原因にも幾つかあるようですが、一つは暑さゆえの食欲低下です。確かにこう暑いと水分を摂り過ぎたり、ついあっさりとしたもので食事を済ませがちですね。しかしこれでは栄養不十分で代謝が低下してしまい、結果として睡眠不足で翌朝になり、活力が湧き出るはずもなく、冷房の効いた部屋でゴロゴロ…  これではお腹も空かず夏バテのスパイラルの始まりですね。
  ところで、生徒のみなさん、宿題の進み具合はどうでしょう?いよいよ夏休みも後半戦に突入です。しっかり栄養を、そして睡眠をとり活力溢れる一日を過ごしましょう。
〜神奈川県湯河原より〜

8月7日(金)

 いったいこの猛暑日はいつまで続くのでしょうか・・・
4月に木間ケ瀬中に赴任し,早急に手をつけなきゃいけないことの一つが,このホームページの更新でした。日々の忙しさを理由に,6月になってしまいましたが,6月中旬より何とかつたない記事ではありますが,毎日更新してまいりました。確か更新に着手した当時のカウンターでは6千後半だったと思いますが,約2ヶ月が経つ今日のカウンターでは,なんと「8819」をカウントしています。本当にありがたいものです。実は毎日「何人くらい見てくれているのだろう?」「どうせ見ちゃいないか・・・」なんて心配になりカウンターをチャックする毎日でしたが,ありがたいことに毎日30人から50人(自分も含めて)もの方が見てくれています。この数が,毎日楽しみで,同時にとても励みになり「よし!今日もがんばるか,何を書こうか・・・」と毎朝のやる気につながっているのです。改めてご覧いただいている皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございます。
 さて,以前記事にしましたが,今日は陸上の関東大会女子走り高跳びに「野本優奈さん」が出場します。競技場内は相当な暑さになるとは思いますが,自分の力と今までの練習を信じて160cmという素晴らしい自己記録の更新を目指してほしいものですね。
 また,今日は我が千葉県代表「専修大松戸高校」が甲子園のグランドに初登場します。
 どちらも健闘をお祈りします。
 
 

 ところで「毎日更新」とか書いときながら,学校はしばらく「お盆休み」になります。平日はできるだけ「がんばろう」と思いますが,更新がされていない場合はご容赦を・・・

8月6日(木)

 毎日暑い日が続く8月ですが,この8月は戦争を思い出す季節でもあります。今日8月6日広島は被爆から70年という節目を迎えます。同様に9日は長崎が被爆70年を,15日には70回目の終戦記念日を迎えます。
 そんな今日8月6日全国高校野球選手権「甲子園」が開幕します。今回の夏の甲子園は前身の全国中等野球大会から数えて100回目という記念大会だそうで,第1回大会の出場校のユニホームを再現しての入場行進が行われるようです。
 また今日行われるプロ野球「広島VS阪神」戦で広島の選手は「8月6日」にちなんだ「86」番のユニホームを全員着用しプレーすることも決まっています。
 被爆者の平均年齢は80歳を超えるそうです。戦後70年,国民の多くは戦争を知らない世代です。世界で唯一の原爆被爆国である日本人として心から平和を願うとともに,いつまでも被爆された方々が元気で,そして生の体験を後世まで語り継いでほしいと思います。そして次は我々大人世代が子供たちに語り継ぎ,次世代の子供たちが平和な日本を作れるよう,教育していかなくてはなりません。
 記念式典が行われる広島も,今年一番の暑さという予報が出ています。どうか皆さん。暑い夏は続きますが,平和な国の住人として戦争について子供たちと真剣に語ってみませんか・・・

8月5日(水)

 日曜日から岩手県に研修視察に行ってきました。その期間中スマホで記事をアップしようと思いきや、うまく操作できないは、圏外になってしまうは,写真を貼り付けられないはで,どうにも見にくい記事でご迷惑をおかけしました。 さて今回の研修視察は関東地方の中学校修学旅行委員会の企画する現地視察であり,今は関西への修学旅行が中心ですが,岩手沿岸部での東日本大震災による大津波に被災した現地での生きた「防災学習」や,実際に被災した方々の今なお続く復興への気力や努力に触れながら自分を見直すというコンセプトでした。 何枚か写真を紹介します。
   この画像中央に海岸が見えますが,大津波では写真を撮っている場所、この目線の高さまで水が来たそうです。今見えている家屋は震災後建て直したことになります。
 この画像は世界一の防潮堤です。昔から何度も津波に被災しているこの地域では、高さ13メートルの防潮堤を作り集落を守ってきましたが、今回の大津波では,もちろんこの防潮堤の上から水が押し寄せ、そればかりか防潮堤まで無残に崩し,ここからの引き波によって多くのがれきや命が海に消えていってしまったそうです。
 震災から4年がたちますが,未だなお復興途中であることがわかりますね。
 今回の研修ではこれ以外にも,観光地を巡りましたが,どんな観光地よりも私の心を動かした画像を2枚紹介しました。

7月31日(金)

みなさん「ブルームーン」って知っていますか?
 直訳すれば「青い月」となります。確かに大気の状態によって夜空に浮かぶ月の色の見え方は毎日違い,青白い月をブルームーンと呼ぶこともあるようですが,今回ご紹介する「ブルームーン」には,違った意味も存在するようです。
 通常,月の満ち欠けは約29.5日周期で起こるため,満月を見られる日は1ヶ月に1回程度。2月などは28日(うるう年は29日)なので,周期によっては1度も満月がないということもあり得ます。でもカレンダーの巡りと周期によっては1ヶ月に2回満月が見られるタイミングもごく希にあるのです。このごく希にある1ヶ月に2回目の満月のことを「ブルームーン」と呼んでいるのだそうです。このブルームーン,細かい計算によると3年に1度程度の確率であるそうですが,当日の天気によっては,せっかくのブルームーンを見ることができないため,肉眼でブルームーンを見ることができるのは,本当にごく希なことなのです。そんなブルームーンのチャンスが実は今日だったのです。
 英語で「珍しいこと」「希なこと」の例えで『once in blue moon』という慣用句があるそうです。またこのブルームーンを見ることができれば幸せになれるという話もあることから今日のブルームーンに興味がわいてきますね。 
 気象庁によると今日も予報は晴れ!ただ昨日のような突然の雷雨の可能性が…ということです。
今晩のブルームーンが楽しみですね。 『once in blue moon』。せっかくなので覚えてみませんか?

7月30日(木)

 楽しい時間は実に早く過ぎてしまうもので,長期の夏休みも1/4が経過しました。夏休み突入当初は,各運動部の葛北大会や各種コンクールが行われ部活動一色の生活だったのではないでしょうか。多くの運動部活動では,葛北大会を最後に3年生が一線から退き,1.2年生中心の新チームでの練習が始まっています。また10月に行われる東葛駅伝大会に向けた早朝練習も軌道に乗り始めました。
 また3年生は三者面談,1.2年生は家庭訪問を行っていますが,ほとんどがすでに終了し,来週には全日程終了する予定です。
 教職に就き20数回夏休みを過ごしてきましたが,やっといつも通りの落ち着いた夏休みが始まったという印象です。そんな落ち着いた夏休みですが,生徒たちは休み前に立案した「計画」どおりに規則正しい生活が始まっていなければならない時期でもあります。どうでしょう?朝の起床時間,就寝時間は・・・ また夏休みの課題や,自主(家庭)学習は進んでいますか?
 夏休みはまだまだ1ヶ月残されています。7月が終わろうとしている今だからこそ,有意義な夏休みになるよう,もう一度計画を,更には生活を見直してみましょう。
 そう書きながら,グランドでは駅伝の練習が始まり,朝から蝉の声が響きわたり,今日もまた暑そうな夏休みの一日の始まりです。暑さに負けず頑張っていきましょう!

大きいですよ,ここからの1ヶ月どう過ごすかは・・・