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2025年2月の記事一覧

校長室のひとりごと「出前授業」

 その分野の専門的な社会人の方々に授業の補助、または直接授業していただく機会が増えています。いわゆる「出前授業」です。保健体育の武道(柔道)の単元では教員の補助として一定期間柔道講師に来ていただき、より安全で専門的な指導をいただいています。またスポット的にご講演いただいた授業では、「つぼみスクール」「思春期講演会」「気象防災授業」「環境教育授業」「薬物乱用防止教育」、国語の「席書大会」「朗読会」などがあります。通常の授業では理科の「わくわく理科(東京理科大)」、社会では「主権者教育」、そして明日、明後日は美術の「美術鑑賞授業」で画家(私の教え子)に来ていただき、全学年、全学級の美術の授業をしていただきます。

 やはり専門家による指導は、生徒にとってモチベーションが上がり興味関心が高まるものです。来年度以降も、優れた地域の人材を上手にコーディネートし、効果的な出前授業を進めていきたいと思います。

校長室のひとりごと「雨水(うすい)」

 今日は二十四節気の「雨水」。雪が溶け水になり流れ始め、雪が雨にかわる頃という意味だそうですが、昨晩からの北風、今朝の冷え込みなど「最強寒波の再来」と報じられている通り、本格的な春はもう少しお預けのようです。「春」といえば「桜」、「桜」といえば「桜咲く」、「桜咲く」といえば「受験の合格」。今日は千葉県公立高校の学力検査(入試)の1日目です。1日目の今日は、国語・数学・英語の筆記テストが、2日目の明日は、理科・社会の筆記テストが行われ、いずれかの日に面接や作文、表現(実技など)など受験校ごとに設定されている検査が行われます。昨日も3年生は、先生方と面接の練習を重ねるなど最後の確認をしていました。コロナやインフルエンザ等も本校では流行していません。確かに寒いことには変わりありませんが、天候にも恵まれた学力検査の1日目、受験生一人一人実力を発揮し頑張ってほしいと思います。

 合格発表は3月4日、その頃にはもう少し春の気配が感じられるようになっているでしょう。そして受験生みんなに「桜咲く」ことを心から祈っています。

校長室のひとりごと「表彰」

 昔と違い今は実に様々なコンクールや作品募集の案内が学校に届きます。部活動でも大会数が増えてきています。それだけ生徒の活躍の場が増え、認めてもらえる場面が増えていると言えます。本校では、そんなコンクール、大会などの入賞者を全校集会の場で表彰しています。毎回、実に多くの生徒が様々な分野で表彰を受け、全校生徒から拍手をもらっています。表彰はまず、該当する顧問や担当の教員が全校生徒にその大会やコンクールの概要を紹介し、受賞した生徒を呼名します。受賞者は「はい!」と返事をして賞状を授与する私の前に移動します。顧問や担当教員が賞状を代読し私から賞状やメダルを授与します。授与後生徒は全校生徒に向きを変え一礼、それに合わせて全校が拍手で受賞を讃えるという一連の流れです。そんな毎回の表彰、実は以前から気になっていることがあります。それは呼名の返事「はい!」です。皆一様に返事が小さくなんとも自信なさげです。中には全く聞こえず「欠席か?」と思ってしまうような生徒もいます。中学生といえば感受性の強い思春期、全校の前で名前を呼ばれること自体が恥ずかしいことなのもわからないでもありませんが、表彰は誇らしいことで恥ずかしいことではないはずです。なんとか「表彰=認められる場→堂々と返事」という流れを作っていきたいものです。

校長室のひとりごと「音楽交流会を終えて」

 この場でも紹介しましたが、先月市内南部中学校との音楽交流会を行いました。当日は南部中学校の吹奏楽部が本校まで来てくれて、全国レベルの演奏を本校全校生徒が聴いたり、その吹奏楽の演奏に合わせて踊ったり歌ったりと音楽づくしの楽しい交流会となりました。

 さて、交流会を終えて全校生徒に感想を書いてもらい私も一通り読みました。一様に「南部中の演奏は迫力があって凄かった」「演奏していない人も旗などを持って笑顔で踊っていて楽しそうだった」「機会があればまた演奏を聴きたい」などの感想が綴られていました。また「楽器をスイングさせる動きが揃っていたり、踊っている人がずっと笑顔だったり、相当練習をしているんだなと思った」「今まで思ったことはないけど音楽って楽しいんものなんだと気づいた」「同じ中学生であそこまでできるのが凄いと思った、私ももっともっと色々なことに真剣に取り組もうと思った」「今回は南部中と音楽を通しての交流だったけど、他の中学校とも交流してみたい」などの感想も書かれていました。

 南部中学校の吹奏楽部の保護者の皆さんの送迎で実現できた交流会、本校生徒にとって音楽的にも、それ以外にも良い刺激となった大きな意味を持った交流会でした。

校長室のひとりごと「大阪関西万博」

 子供の頃に広告の裏に、色とりどりの空飛ぶ車が行き交い、リニアモーターカーが超高速で移動し、ロボットが普通に活躍しているような「未来」を想像し描いていたものでした。

4月13日に開幕する「大阪関西万博」まで2ヶ月となりました。私と同年代の皆さんは万博といえば1970年の大阪万博「太陽の塔」などを思い浮かべるのではないでしょうか。「人類の進歩と調和」をテーマに77カ国が参加した1970年の万博では「動く歩道」「モノレール」「リニアモーターカー」「電気自動車」「テレビ電話」「携帯電話」「缶コーヒー」などが初めて登場し、子どもながらに「へ〜っ未来ってすごいなぁ」と漠然と憧れていたものです。そんな子ども心もいつしか忘れていましたが、改めて世の中を見れば、全て現実の物として活用しているものばかりです。子どもながらに憧れていた「未来は今」だったんですね。

 さて、4月に開幕する大阪関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」、160以上の国と地域、民間企業などが参加し最新技術や独自の文化が紹介されます。日本館では「火星の石」の展示や「空飛ぶ自動車」も活躍するそうです。

 近い将来、万博を「月や火星」で開催する時が来るのでしょうか。