校長室より

校長室より

12月10日

今年の登校もあと10日となりました。今日も普段通りの学校が行われています。

3年生の面談を進めていますが、緊張感が出てきています。

最後の一人までしっかりと支援をしあうことを確認しているようです。(写真)

また、1年生が美術で作った動物です。よくできているので写真に収めました。

今月の数値目標への取り組み

生徒会では、毎月生活の数値目標を出しています。今月は、無言移動(移動前の学級委員の指示、廊下は一切無言移動

チェックは学級委員)無言清掃は、8時33分の音楽が流れるまで無言清掃しているか。学級委員がチェックして報告となっています。大変細かくて大変かと思いますが、二川中学校の清掃時間・移動時間は大変整然としていて秩序を保つ時間となっています。落ち着いた行動・落ち着いた環境・落ち着いた気持ちで生活することにより人間関係を穏やかにすることは間違いありません。清掃・歌声・あいさつは二川中でしっかり実践されています。

なお、目標は明確であれば評価もしやすいので具体的に数字などを示して行うようにしています。

3年校長面談中

受験が間近になってきました。朝から学習会も行われています。校長室では、校長面接も行われ、志望校の確認もされています。なぜその高校に行きたいのか。その高校でどんなことがしたいのか。そして、中学校生活の最後について話をしています。緊張感をもって面接に臨んでくる生徒たちを指導をして可能性を高めていきたいと思います。

しかし、まだ学習量が伸びていない生徒もいます。今は、合格に向けてがむしゃらにやらなければなりません。何とかなるではなく、自分で何とかしなければなりません。問題集・復習・過去問・復習・アドヴァイスを大切にして自分の道を開拓していってください。

250年の赤松 整枝

250年以上は経っている赤松。御成街道の一部と思われます。遠い昔は参勤交代などで関宿城への通り道であった街道の一部です。二川小前の街道にあった赤松は、安全上伐採され、ここにある5本が残っています。赤松は黒松に比べ葉が柔らかく、幹も赤っぽくなります。その世界では「女松」として黒松の「男松」と比べられます。柔らかい雰囲気のある赤松を好む人も多くいます。あと一本あった大きなアカマツは、センチュウやカミキリムシが幹に入り、水吸いがやられ、見る見るうちに枯れてしまいました。今回、思い切って予算を計上し、園芸業者に松の剪定、整枝をしていただきました。さすがにプロは、高所作業車を持ち込み写真の通り、さっぱりとしました。ご存知の通り、松をはじめ植物は、風通しがよく、日光が入る状況を好みます。毎年毎年古葉を落とし、近隣の方にも迷惑をおかけしています。この松が、いつまでも二川中学校のシンボル的な木であり続けてほしいと思っています。

日本の伝統文化

「日本の伝統文化をつないでいこう」という大きなテーマのもと、技術家庭科の生物の成長という題材で盆栽づくりをしました。2年各クラス6時間ずつ3クラス行いました。

日本のいいところという質問をしたところ、①戦争がない。②和室(畳)や和食などの文化③礼儀・振舞いの美しさなどの意見が出されました。昨日までいらしたローマ教皇が「日本は効率性と秩序によって特徴付けられている。それだけにとどまらず、より一層人間らしく、思いやりのある、いつくしみにみちた社会を作り出したいという熱い思いを感じました」と今回の訪問を通じた日本と日本の人たちの印象を語りました。また、学生に対しては「どんなに複雑な状況であっても自分たちの行動が公正かつ人間的であり、正直で責任を持つことを心がけ弱者を擁護するような人になってください。ことばと行動が偽りや欺まんであることが少なくない今の時代において特に必要とされる誠実な人になってください」と諭しました。

今、日本の良さを見直し、これからの日本・二川中の指標となるような気がしました。二川中学校も生徒指導の問題が全くないわけではありません。正義を保てる学校づくり・地域づくりを続けていきたいと思います。