柳小diary

パラオの友だちへ ぼくたちの野田踊りを見てください!

2月18日パラオのアイメリーク小学校の子どもたちとオンラインの交流が行われました。本校の3年生はこれまで総合的な学習の時間に、坂東先生をお招きして、野田踊り、野田小唄の踊りの練習をしてきました。これら二つの野田に伝わる踊りは、野田の醤油や、つく舞なども関連のある地域に根ざした郷土芸能です。どんな意味があって、どういう風に踊ったらよいか、教えてもらってきました。

「せっかく上手になったから、もっとたくさんの人に見てもらおう!」ということで、パラオ共和国にJICA海外派遣となっている本校の横田先生に白羽の矢が立ったのです。

「そうだ、外国の子どもたちにも見てもらおうよ!」「世界中に出ちゃうのは恥ずかしいかも」「踊りを見てもわかるのかなあ」いろいろな意見が交わされました。「録画されるよりも、オンラインがいい!」と言うことでリアルタイムで交流をすることになりました。

いよいよオンラインで画面が共有され、パラオのアイメリーク小学校の子どもたちが映し出されると一斉に歓声が上がります。「アリー!!」おぼえたてのパラオ語の挨拶です。

  

英語で野田市や学校について自己紹介をしたあと、実際に踊りを見てもらいました。みんな、衣装も着けていて準備万端。どんな顔をしてみてくれているのかな?ちょっぴり画面の反応を気にしながら、踊りました。

途中、機械のトラブルなどもありましたが、無事自分たちの踊りを見てもらい、交替。今度は、パラオに伝わる「ルク」という男性だけが踊る戦いや狩りの際に踊るという踊りを見せてもらいました。言葉はわからなくても、所々でパラオという言葉が繰り返されます。足でリズムを取るところもだんだん自分たちの中に入ってきました。何パターンもあって、「すごい長いね!」と驚きの声も。

  

 みんな真剣に見つめていました。パラオ語クイズ、日本語クイズもやりました。

パラオ語全体の四分の一が日本語由来のもの。センセイ、ダイジョウブ、アブナイは日本語と同じ意味。アジダイジョウブ=おいしい  アイコデショ=じゃんけんぽん  醤油のことはキッコーマン! すでに予習しているので、子どもたちは楽しそうに交流していました。乾杯はカンパイというそうですが、おとしよりのなかにはショウトツという方もいるそう。

「自分たちとは違う踊りだった」「自分たちが調べたこととは違うこともあった」

世界は広い。でも、つながることができる。素敵な体験でした。

   

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