作文指導(2年)
作文が苦手な児童は多いです。
大人もかな?
夏の読書感想文は、嫌いな課題の上位でしょう。
原則、作文できない子はいません。
作文嫌いな子でも立派な文章を書く子もいます。
「作文」に対する見方を少し変えるだけで
違った価値を見いだせるのにな。と、いつも思います。
さて、作文指導はどのようにしているのか。
「書け」「作文しろ」だけでは、
作文嫌いを量産するだけですね。
2年生の実践を見て見ましょう。
まずは作文メモをつくっていきます。
これは、書く順番の流れや内容の柱をまとめたものです。
例えば…
①(はじめ)家族全員で海に行ったこと
②(なか1)海辺で泳いだり砂山を作ったりしたこと
③(なか2)大きな波がきて砂山がこわれたこと
④(おわり)海鮮を食べて帰ったこと
※実際は、もっと丁寧に書きます
この時に、起承転結や起承束結でまとめられると
書き手の書きたいことが読み手に伝わります。
その作文メモを見ながら作文しています。
この時に必要なのが語彙(ごい)です。
内容の柱をふくらませて書くとき、
それを表現する「言葉」を知らなければ表現できません。
ここでつまづいてしまうと、作文嫌いにつながります。
そもそも、頭の中にイメージがわかない子はいません。
頭の中のイメージを伝える手段(または表現方法)が
わからないのです。
作文は、自己表現手段の1つです。
だからこそ、「伝わる言葉」は多くあった方がいい。
読書することも大きな効果が期待できます。
1つの表現方法を学ぶ機会として、
やはり作文指導は必要であり大切だな、と思います。