柳小diary

ちがいはなんだろう?

3年生の算数の時間。「4分の1と4分の1メートルはどう違うの?」というのを考えています。 

 まず最初に班ごとに自分たちで考えを出し合います。「きっとこういうこと?」と言葉にしてみることで、自分の考えを形あるものとしていきます。中にはノートに説明を書き出す子どももいます。

答えを自分たちで考え、ひねり出していくのが楽しいようです。中には、「そんなの㎝で表せばいいじゃん! どうして分数使うのかな?」と、根源に迫る鋭い意見も出てきます。

どの子も自分なりの論理を持って口々に話しているから楽しそうです。先生が「それは違う」「こういう風に考えるんだよ」と簡単に否定したり、教え込んだりしては子どもたちの思考力は育っていきません。「じゃあ、じゃあさ、80㎝の4分の1って……。どういうこと?」「いい質問だねえ」「2メートルの4分の1ってどう表すの?」子どもたちの関心はどんどん広がっていて楽しい時間となりました。

   

授業のあとで、「きっと子どもたちは自分たちで考えを出すと信じて、待つことが大切ですよね」という担任の先生のお話が印象的でした。

 2年生の教室では、「課題が終わった人は一緒に作りましょう‼」と、動画に合わせて折り紙をしていました。音声を消した動画ですが、子どもたちは「きっと次はこうするんじゃない?」「これは折り筋だね」などと予想を立てながら折り進めています。できあがったのは、

  にっこりかわいいだるまでした。