雨の日の朝
朝からしとしと雨。
しとしと降る雨は、なんだか久しぶりです。
春の季語「春の雨」ぴったりです。
ちなみに、「雨」を表す季語は、400種以上あるそうです。
情緒ある雨ですが、雨が降ると、やはり登下校が心配です。
教頭先生が、正門前で登校を見守っています。
「登校の様子はどうですか?」
『落ち着いて登校しています』
「あいさつはできていますか?」
『うーん。低学年の方ができていますね」
なるほど。がんばれ、中高学年。
1年生の昇降口に行ってみると
6年生が1年生のお世話をしています。
「ここで靴を脱ぐんだよ」
「下駄箱には、こう入れようね」
「上履きは、そっちで履こうか」
「上履きを履くの忘れてるよ。履いてから行こうね」
丁寧に、そして、やさしく。
1年生の小さな不安をうまく解消しています。
「傘はどうするのかな」
「水筒が濡れちゃった」
などなど、1年生なりの不安やこだわりは必ずあります。
この小さな不安を取り除いてあげることが
1年生にとって、楽しい1日の第1歩になるものです。
さて、ここからがポイント。
画角の関係で写っていませんが、昇降口が見渡せる位置に
目立たないように6年担任が立っています。
子どもたちに任せる。そして見守る。
必要な時に、最小限の言葉がけで指導する。
やらせっぱなしにしない。
これが大切。