「祭り」調べ(4年)
4年生の教室をのぞくと、伝統行事の授業でした。
どうやら調べたことを順番に発表しているようです。
「校長先生に見てもらおう」
「校長先生、絶対にびっくりするよ!」
と、言われれば、見ないわけにはいきませんね。
民俗学を少々嗜んでいたので
そんな簡単にはびっくりしないぞー!
えっ?どうなっているんだ?
びっくりするほど完成度が高い!
「すごいな!」
用意されたイスに座ることを忘れ、
思わず立ち上がって身を乗り出してしまいました。
「自分で構成したの?」
『はい、そうです』
「調べたのも自分で?」
『はい、自分で調べました」
次に発表する児童は、少々自信なさげでしたが
「大丈夫だよ。よくできているから」
と、級友に励まされ、発表に臨みました。
えっ?この子も?
びっくりするほど完成度が高い!
2人に共通するのは、祭りの内容だけで無く
歴史や意味まで考察されていること。
「屋台や出店のイメージだったと思うけれど
また違った祭りの見方をしてみてください」
と、発表を締めていました。
季節毎の祭りがもつ人々の願いや祈り。
そもそも「祭り」が「政治(まつりごと)」ですから。
現代との違いをよく読み解いていました。
「すごいな4年生!みんなできるの?」
『差はあるけれど、みんなできるよ!」
と、サラッと児童たちが答えます。
次の発表も楽しみなので、
発表会の時には声をかけてほしいと話しました。