学校長から

令和6年度(3年度より継続)

6年生の卒業を祝う会 校長挨拶

全校児童の皆さん、こんにちは。

今、計画委員の皆さんが「新小の鍵」を引き継ぐのを全校児童の皆さんは見たことと思います。この鍵に誓って、新しい新川小のリーダーたちとともに来年度151年目の新川小を盛り上げていってください。

さて、6年生と一緒に生活できるのもあと2週間、日にちにすると8日間となりました。下級生の皆さんは、6年生の皆さんにどんなことでお世話になったか覚えていますか。今日の「卒業を祝う会」は卒業式本番には出られない1~4年生の皆さんにとっては「これまでどうもありがとう」という感謝の気持ちを込めて6年生に発表できる最後のチャンスでした。一生懸命できましたか。皆さんの気持ちはきちんと伝えることはできましたか。逆に、6年生の皆さんは「卒業を前にして、今、下級生のみんなにどんなことを伝えて卒業したいですか。」

校長先生は自分自身が小学校を卒業する時、風邪をひいて「謝恩会」という会をお休みしたことがあります。卒業式当日には治って出られたのですが、同じクラスの友達に「謝恩会は、先生たちがいつもの先生たちより優しくて楽しかったよ。」と言われ、とても残念でした。よく「健康管理をしっかりとしてください」と言いますが、自分が元気で健康にいられるって大事なことなんだなと思ったことはありませんでした。卒業式を控えた6年生はもちろん、下級生の皆さんも健康管理には十分気をつけてください。そして、6年生は残り少ない新川小での1日1日を大切にしてください。

これで、校長先生のお話を終わりにします。

2月 全校集会校長挨拶

皆さんこんにちは。

今日は2月7日水曜日。日本では受験シーズン真っ最中ですね。皆さんのお兄さん・お姉さん、場合によっては皆さん自身の中にも、「受験」をする人がいると思います。

校長先生は若い頃に北部中学校に勤めていて中学3年生の担任をしたことが何度かあります。なので、「受験」の大変さはよくわかっているつもりです。第一志望の学校に合格できればそれまでの苦労も吹っ飛んで「ばんざーい」と気持ち良くなり、担任にも「ありがとうございました!」と言ってくれるのですが、不合格になってしまうとショックで言葉が出なくなってしまう生徒がほとんどでした。

しかし、ある年担任していた生徒の一人に不合格になったのに、ショックな気持ちを乗り越えて「ありがとうございました。」と言ってくれた生徒がいました。

私は、「不合格だったのにどうしてありがとうございますと言ってくれたの?」と素朴な疑問をその子にしました。すると、「だって先生にはお世話になったから。」と返事をしてくれました。ただそれだけでしたが、とても感動しました。自分がその生徒の立場だったらいろいろな物や人に当たり散らしてしまうぐらいショックなことなのに、その子はまだ15歳なのに自分の悲しみを乗り越えて「感謝」の気持ちを伝えたのです。すごいなと思いました。

 なぜこの話をしたかというと、この2月から3月の生活の中で皆さん一人一人が「感謝」の気持ちを表現する場面がたくさん出てくると思うからです。賢い新川小の皆さんなら、それがどんな場面か思いつきますよね。

(少し時間を取る)

皆さんの考えたそれぞれの場面で、一人一人が「感謝」を表現できるように頑張ってください。期待しています。

新入生入学説明会 校長挨拶

こんにちは。 

この4月から本校1年生として入学されるお子様の保護者の皆様におかれましては、ご卒園及びご入学の準備で大変お忙しいことと思います。

現在、学校はインフルエンザB型・新型コロナウイルス感染症が流行しております。幼稚園・保育所の方はいかがでしょうか。

さて、毎年この場でお伺いしていますが、初めて小学校に入学のお子様をお持ちの保護者の方はどのぐらいいらっしゃいますでしょうか。挙手いただけますでしょうか。

(挙手、確認。約半数。)

初めての保護者の皆様も不安でしょうが、小学校に入学するお子さんからすると、新たな環境に身を置くことは、どの子にとっても楽しみであると同時に、大なり小なりストレスも感じることと思います。本日は、まず保護者の方に、本校の学校教育について各担当よりご説明申し上げ、入学までの準備を円滑に進めていただくためのよい機会としていただきたいです。また、本日の説明会以後、実際に準備される際に疑問が出てくることもあるかと思います。その際には、遠慮なく学校におたずねください。

最後に、私から1点だけお願いがあります。本校では集団登校を行っていますが、下校時には一人ずつ帰ることとなります。お子様が安全に登下校できるように、今から横断歩道や信号の渡り方、信号のない交差点の渡り方などを教えていただけるとありがたいです。

なお、来年度の本校の学級数ですが、1年生2学級を含めて、通常級12学級に加え、知的特別支援学級である「あおぞら学級」2学級、情緒学級である「かがき学級」1学級の合計15学級でスタートする予定です。子供達の健やかな成長に必要な教育活動を保護者の方や地域の方の御支援も得ながら、進めてまいりたいと考えております。4月からのお子様方の入学を心よりお待ちしております。

私からは以上です。

避難訓練 校長講話

皆さんも知ってると思いますが、元旦の能登半島の震災の翌日、2日の日には飛行機同士の衝突事故がありました。その事故では、海上保安庁の航空機で死者が出てしまいましたが、日本航空の旅客機の乗客は誰一人犠牲者が出ませんでした。

これは、「90秒ルール」のお陰なのだそうです。「90秒ルール」は普段から機長さんやCAさんたちが90秒で乗客全員を安全に脱出させるために訓練する時の合言葉です。

皆さんの避難訓練の際にも「90秒ルール」を守るための3つのポイントが生かせそうなので紹介します。

1つ目は「パニックコントロール」。

とにかく慌てている乗客一人一人を落ち着かせることだそうです。

2つ目は「状況判断」。

今回の場合は非常扉が8つのうち3つしか開かなくなってしまったそうですが、CAさんが自主的に判断して乗客を開く方の扉に誘導したそうです。

3つ目は「荷物は不要」。

どんなに大切な物があっても自分の命以上に大切な物はありません。1人1人の乗客が自分の荷物をあきらめることに協力してくれたから全員の命が救えたのだそうです。

「90秒ルール」を守るための3つのポイントはわかりましたか。災害はいつやってくるかわかりません。学校にいる時だけではなく、家にいる時やお買い物の時、映画館などの娯楽施設にいる時など、いつどこでどんな時に起きるかわかりません。

「落ち着く」「状況判断」「荷物をあきらめる」の3つのポイントを守って自分の命を守ってください。

これで校長先生のお話を終わります。

3学期始業式の話

あけましておめでとうございます。

皆さんも知ってると思いますが、元旦に大変な震災が流山市の姉妹都市である能登半島で起きてしまいました。ここで、今回の犠牲者の方々に対して黙祷をささげたいと思います。賛成してくれる人は校長先生が時間を測るので1分間目を閉じて祈ってください。

では、始めます。

(1分間)

止めてください。

さて、皆さん、冬休みの間、元気で過ごせましたか。今年は令和6年。いよいよ令和の時代も6年目を迎えることとなりました。でも、皆さんも知ってる通り、学校はまだ令和5年度の150周年year、3学期です。

 児童の皆さんが考えてくれた150周年プロジェクトは運動会プロジェクトから始まり12月のいとひばライトアッププロジェクトまでとても素晴らしいものばかりでどれも大成功でした!ありがとうございました。

校長先生は3学期の新川小学校のテーマは「感謝」だと思っているのですが、考えてみれば、こうして能登で大震災が起きてみると、皆さんが毎日元気に学校に来て勉強したり、生活したりできること。それは当たり前のことのようだけど当たり前のことではないことに気づかされますね。校長先生は皆さんにその当たり前の幸せに気づき、「感謝」できるような人になってほしいです。当たり前すぎて口に出せなかったり、恥ずかしがったり、するかもしれませんが、素直に「感謝」を表現してほしいです。

もうすぐ6年生は卒業式があったり、他の学年の皆さんも学年が一つ上がったりする時が来て、3学期は「感謝」を表現するにはとても良い時期ですから。

「ありがとうございます」「お世話になりました」そんな言葉が3学期にたくさん聞かれるとうれしいです。話すのが苦手な人は手紙でもいいです。

それでは、3学期。「感謝」の気持ちを持って頑張りましょう。

これで校長先生のお話を終わりにします。