2021年12月の記事一覧
しらさぎ祭
【 飯沼中の文化と実行力のレベルの高さに感動 】
「例年には及ばないものの、なんとか形になる合唱や文化部の発表ができれば…」というのがスタートであったしらさぎ祭。練習期間の短さに加え、昼休みや帰りの会などにクラスで練習することも感染症対策上、自粛することになっていたため、正直、ここまでレベルの高い合唱と素晴らしい文化部の発表ができるとは、企画の段階では想像できませんでした。
新型コロナウィルスの影響で中止となった文化会館での合唱祭でしたが、先生方の熱意と創意工夫、そして生徒のみなさんの協力と意識の高さで、しらさぎ祭を企画し、今日の実施にこぎつけることができました。クラス合唱では、はじめのクラス紹介にはじまり、指揮者、伴奏者、そしてクラス全員の心のこもった合唱とすべてが見事な発表であり、終わりの拍手では、すべてのクラスに対し、「見事だ〇組、よくがんばった、ブラボー!」と叫びたくなりました。今年の発表は、1年生から順番ではなく、縦割りの集団で体育館に入り、残りのクラスは教室からリモートで鑑賞しました。なぜそうしたかというと、全校生徒を長時間、体育館に入れるのは感染症対策上危険であったためなのですが、その上で、学年ごとではなく縦割りにしたのは、1、2年生に先輩の立派な姿や合唱を聴いて、感じてもらいたいことがあったからです。1、2年生は来年2、3年生になりますね。今日の先輩方の合唱に打ち込む姿や技術の高さなどを目標にして、来年はそれを越えていけるようにがんばってもらいたかったからです。また、文化部の発表も素晴らしかった。美術部のスライド形式の「千と千尋の神隠し」では、描画のレベルの高さに加え、セリフの吹込みもとても上手でしたね。吹奏楽部の演奏も、顧問の先生2人も一緒に指揮と演奏に加わる、チームとしての連帯感を感じる演奏でした。最後に実行委員の生徒たちの事前の地道な準備と今日の運営能力の高さもキラリと輝いていました。
文化的な活動のレベルの高い学校、学年、学級及び部活は、生徒たちが充実した学校生活を送り、自分の所属する集団に誇りを持っている証なのです。今日私は、飯沼中学校の素晴らしさを再認識し、益々飯沼中が大好きになりました。みんな、お疲れ様でした。(12月21日 校長)