2021年9月の記事一覧
9月13日(月)以降の教育活動について
本日でAグループの分散登校が終わりになります。明日10日(金)でBグループも最終日となります。ここまでよくがんばり、がまんもしましたね。また、手前味噌になりますが、本校教職員もとてもよくがんばりました。今回の緊急事態宣言や分散登校をきっかけに、タブレットパソコンを使った朝の会や授業などのやり方をよく研修し、チャレンジしたと思います。ここぞという時に一致団結するチームワークには、頭の下がる思いがしました。さて、分散登校は今週で終わりますが、緊急事態宣言は、9月30日まで延長される予定です。そこで、春日部市教育委員会の指導に基づき、来週13日以降、当面の教育活動を以下のように実施しますので、ご理解とご協力のほどお願いします。
【登下校について】
体調不良者のチェックを可能な限り正確に実施し、学校内でのクラスターの発生を防止する観点から、昇降口にて健康観察カードの点検をします。その際、ご家庭での検温との整合性を図るため、改めて検温を実施します。また、分散登校が終了し、一斉登校となるため、生徒の登校時間帯を広げ、昇降口付近の密を防ぐことを目的として、出席確認の時間を8時40分とします。つきましては、生徒の登校時間を8時10分~8時40分としますので、ご家庭におかれましても、お子様の登校時間の分散にご協力をお願いします。なお、登下校時の服装はジャージ、体操着でお願いします。
【部活動について】
運動部のいわゆる新人戦はすべて中止となりました。駅伝競走大会につきましては、実施の予定で準備を進めますが、新型コロナウイルスの影響で、中止となる可能性もあります。また、朝練習につきましては、上記、生徒登校時の健康観察を正確に期するため、緊急事態宣言発令中は停止とします。また平日放課後の練習は、準備、片付けを含めて90分以内の活動とします。土、日は3時間以内とします。活動日数は週2日とします。
【合唱祭について】
緊急事態宣言発令中は、各教科の学習活動の中で、感染リスクの高い活動は行わないよう文科省、県教委、市教委から指導を受けています。具体的には、グループでの実験や話し合い活動、調理実習、合唱その他があげられます。現在少なくとも9月30日まで緊急事態宣言の発令が延長される予定であること、また、合唱祭はその活動の性質上、日々の学級内でのパート練習など感染のリスクが非常に高い活動であることを鑑み、今年度の合唱祭は中止とします。学校行事は教育的価値が高く、思い出に残る活動であることは重々承知しているところではございますが、大切なお子様の命、お子様と生活を共にするご家族の命、健康、安全には代えられないと校長が判断をいたしました。
以上3点につきまして、ご理解とご協力のほどお願いいたします。なお、ご不明な点がございましたら、本校教頭までお問い合わせください。(9月9日 校長)
大人になる No45
【 童話ウサギとカメから自分を見つめてみよう 】
♪もしもし、かめよ、かめさんよ~ で始まる歌や童話。あまりにも有名ですね。幼い子供たちに、ひたむきに一生懸命努力すれば最後に夢はかなうということを教えている話ですね。今日は歌詞をよく考えてみましょう。まずはウサギ、ウサギの敗因は、相手を見ながら行動していたところにあります。競走中に自分が相手よりリードしていたからといって、昼寝をしてしまう。自分と相手との差だけを見て行動しているのです。さらに、相手との実力差を慢心(いい気になり、おごり高ぶること)に変えてしまっています。この心情は「♪どうしてそんなにのろいのかぁ~」の部分に表れていますね。謙虚さがなくなった時、勝負はおのずとついてしまうのです。 次にカメの勝因は、コツコツと努力を続けたことが何よりも大きな勝因です。自分のゴールが何であるのかを常に見つめながら行動していたのです。自分の出せる力を、精一杯出そう。そんな意識がこのカメの中にあったからこそ、歴史に残る名勝負(?)になったのだと思います。 さて、今の君はウサギとカメのどちらだと思いますか。勉強の成績で、平均点や集団内における順位ばかりに目を奪われていないでしょうか。将来の自分や中学校卒業後という目標を見据えた生活ができていますか。1学期に行った、埼玉県学力学習状況調査の結果が先日返却されましたが、どうでしたか。去年の自分より少しでも進歩していましたか。そうだとすればカメの努力が続いていると考えていいですね。この秋、じっくりと勉強や部活などにおける、自分の目標を決めて努力しましょう。(9月8日 校長)
英語スピーチコンテスト市内予選
今日から分散登校の6時間授業ですね。あと少しのがまんで、またみんなで教室で勉強することができますね。さて、今日は英語弁論大会(スピーチコンテスト)の市内予選会が春日部市教育センター視聴覚ホールで行われました。新型コロナウイルスの影響で、スピーチをする順番の学校だけがホールに入り、終わり次第ホールから出なければならないというさみしいルールでした。しかし、本校の3年生2名は夏休み中から学校で練習を重ね、本日も堂々とした態度で、明るくスピーチをすることができました。とても流ちょうで上手なスピーチだったので、原稿を見なければ、私にはしっかりと理解しながら聞き取ることはできませんでした。ここまでの取り組み、そして今日の立派なスピーチに敬意を表したいと思います。大変すばらしいスピーチでした。お疲れ様でした。(9月7日 校長)
大人になる No44
【 学校に行くことと勉強することは違う 】
今週も分散登校です。寂しい日々ですが嘆いていても仕方ありません。元気を出して、同じ登校日の仲間と楽しく過ごしましょう。さて、リモートで勉強することができる時代に生きている生徒諸君、このままずっと分散登校、極論を言えば、ずっと休校でリモートで毎日勉強する日々でもいいですか…。いいと思う人も嫌だと思う人もそれぞれ自分自身で深く考えなさい。なぜそう思うのですか…。私は、諸君らの圧倒的多数が毎日学校に行くことを望んでいるのだろうと思います。それは、君達にとって仲間と共に過ごすことが、頭と心を健全に成長させるために必要だからです。リモートの技術がどんなに進歩しようと、仲間と共に同じ教室で学ぶことには到底かなうまい。仲間と意見を交流し、仲間から学ぶことも多いだろう、困っている仲間に気づき、そっと教えてあげる…そんな優しい感性を養うことも学校で共に過ごすからこそできることだ。リモート学習中心の学校で過ごした生徒たちが、卒業式で美しい涙を流すのであろうか…。いまここで、学校とは何なのかを共に深く考えよう。そして、私たち一人一人が当事者意識を持って、新型コロナウイルスに向き合い、一日も早く元の生活に戻れるように努めていきましょう。(9月6日 校長)
幸運の女神
西洋のことわざに、「幸運の女神は前髪しかない(後ろ髪はない)」というのがあるのだそうです。幸運の女神を捕まえるためには前髪を掴まなければならない(チャンスはやってきたその時につかまなくてはならない)、通り過ぎてから後ろ髪を捕まえようとしても、髪の毛は生えていないということです。コロナ禍で、辛く悲しい思いをしている日々ではありますが、コロナの影響で得られたことも実はたくさんあるのです。その1つが、文部科学省のいうギガスクール構想。一人一台のタブレットが用意され、生徒たちは今後、休校などの際には、リモートによる学習や、先生、級友、あるいは部員とのミーティングができるようになります。このギガスクール構想は新型コロナウィルスが発生する前から示されていましたが、昨年度コロナによる休校がなければ、あと数年は先に延ばされていたことでしょう。さて、2学期が始まり、分散登校が続いています。今後、新型コロナウィルスの影響で、学級閉鎖等の措置をとることが考えられるため、学校では急ピッチで生徒達にタブレットの使い方を指導しています。今日から、分散登校で登校していない生徒に声をかけ、授業を中継し始めた教科もあります。様子を見ていると、生徒たちの吸収や適応は目を見張るものがあります。また私は職員会議で先生方に、このチャンスを逃すな、苦手な先生も若い先生たちに聞いて覚えなさい。また、失敗してもいいからどんどんタブレットの可能性を探りなさいと指導しています。本校の先生方は、Google MeetやGoogle Foamを覚え、授業はもちろん、リモートによる健康観察、朝の会、部活動のミーティングなど前向きに取り組んでいます。保護者の皆様の中には、職場などで進んだ取り組みをされている方も多いとは思いますが、もし苦手意識を持っていたり、活用の機会がこれまでなかったという方は、お子様と一緒にやってみてください。子供たちに置いて行かれないように私達大人も幸運の女神の前髪を掴みましょう。(9月3日 校長)