2020年11月の記事一覧
チューリップ
越谷人権擁護委員協議会春日部部会様より、チューリップの球根をいただきました(写真参照)。チューリップの球根は、秋に花壇やプランターに植え込みをします。その時、すでに球根の中に小さなつぼみができあがっていて、このつぼみは、前回の花が終わった1ヶ月後にはできあがり、翌年の春まで伸びずに冬を越し、春までそのまま辛抱しています。 チューリップは、冬が寒いから茎が伸びないのではありません。その証拠に、温室で暖かくしても茎は伸びてきません。チューリップは、一度冬の寒さにさらされないと次にくる春がわからないのです。ですから、チューリップを早く咲かせるには、人工的に冷蔵庫などで冷やし、寒い冬の試練を経験させる必要があるのです。
飯沼中では昨日から三者面談が始まりました。3年生は進路の話が中心となります。3年生にとって高校入試という試練は、結果はともかく、目標に向かって努力をしたり、自分の適性を考えたりするという意味で、将来大きな花を咲かせるためには必要な経験だと考えます。ぜひ、この大切な時期を将来の準備期間と受け止め、がんばってほしいと思います。 1、2年生は、チューリップが早い時期から球根の中で、つぼみをつける準備をするのと同じように、学校での日々の学習や諸活動を通して、多くのことを学び、生きる力をつけるための準備期間だと思い、がんばりましょう。チューリップが冬の試練を乗り越えて、春にきれいな花を咲かせるように、飯沼中の生徒諸君が、この冬、それぞれの目標を持って一生懸命に努力をし、春に大輪の花を咲かせることを願っています。(11月11日 校長)