2021年8月の記事一覧
残り2週間 8月16日(月)
朝、学区内をいつものように歩いて回っていると、お寺やお墓から線香の香りがしていました。お盆も終わりなんだなと思いました。学校は今日まで閉庁日です。生徒諸君の夏休みも残り2週間となりました。近い将来、本校から未来へ、そして世界へ打って出る、志(こころざし)ある生徒諸君においては、学習、部活、読書など夏休みならではの活動をトップギアに入れて過ごしてほしいと思います。一方、緊急事態宣言が発令さている埼玉県等では、人流を5割程度減少させ、感染の拡大を防ごうという方針が示されています。不要不急の外出をまずは自粛しましょう。不要不急とは、特に必要ではないこと、今すぐでなくてもよいことです。自粛とは、自ら進んで行動を慎む(つつしむ)ことですね。今は我慢の時なのです。自分や自分の大切な人の命を守ることよりも大切なことはありますか…。あと2週間の夏休み、できる事を考え、それを精一杯やりましょう。(8月16日 校長)
終戦記念日に 8月15日(日)
本日8月15日は終戦記念日です。今年もテレビや新聞で特集が組まれることでしょう。生徒諸君は、戦争について何かを考えたりすることはありますか…。今から76年前の夏、日本は太平洋戦争、第二次世界大戦ともいいますが、戦争をし、そして敗戦となりました。詳しい歴史的な事実につきましては、社会科の歴史で学ぶことと思います。また、小学校や中学校の国語や道徳でも戦争を取り扱った教材を学習し、胸が締めつけられるような悲しい気持ちや、戦争というものがこわいという気持ちを抱いたことも覚えていると思います。今、そして未来を生きる君達に、改めて心に刻んでもらいたいことは、何があろうとも、決して戦争をしてはならないということ。このことは、戦争という大きな事柄についてだけではありません。身の周りの生活の中で、物事の解決のための手段として暴力を使ってはならないということが出発点なのです。どんな理由があっても、相手に暴力を行うことは許されないことだということを心に刻んでください。これからも、8月15日の終戦記念日は、国の為、故郷の為、家族の為に命を落とした兵隊さんをはじめ、戦争で命を失ったすべての方々のご冥福を心からお祈りするとともに、私達がいま、安心して過ごすことのできる豊かで平和な暮らしを作り、命がけで守り抜いてくださった当時の人達へ感謝をする日です。さらに、今そして未来を生きる私達は、二度と戦争を起こさないことを誓い、次の世代の人達にもこのことを伝える責務があることを自覚する日とし、かけがえのない命を大切にすること、日々、精一杯生きることを誓います。(8月15日 校長)
緩んでいないか 8月14日(土)
今日やるべき事を、明日があるからと先延ばしにしてしまうと、その明日もまた明日があるからと先延ばししてしまうことになってしまいませんか…。人は生まれてくるとき、親の何倍もの苦しみの中でがんばり抜いて生まれてくるのだそうだ。苦しみの世の中に苦しい思いをして生まれてきたからこそ、友情のうれしさを知り、思いやりの温かさを感じ、愛の気高さを知るのです。 試験で何点取れたか、試合で勝てたかということも大事なことだけど、どれだけがんばって勉強し、練習し、試合に挑戦し続けたかの方が、諸君の人生の財産になるのです。お盆休みで時間が有り余るほどあるのだろうが、時間の浪費にうつつを抜かすな。(8月14日 校長)
お盆休み 8月13日(金)
今日から世間は、いわゆるお盆休みとなります。生徒諸君の保護者の方の中には、この期間も働いてくださる方がいるかもしれませんね。サービス業や医療従事者の方々など、この期間にも働いてくださる方がいるおかげで社会が成り立っていることに気がつく人でありたいものですね。今年のお盆休みは、昨年同様に新型コロナウイルスの影響でステイホームする人が多いのではないでしょうか。新聞やニュースでよく知っていると思いますが、いま日本(世界)中で新型コロナウイルスが猛威を振るっています。東京や埼玉は緊急事態宣言が発せられ、連日昨年度とはケタ違いの新規感染者や重症者の数が報じられています。諸君は小さな子ではなく、立派な中学生です。家庭の中では、感染防止のための行動のリーダーとなってください。いま我々に求められている行動は、自分の体は自分で守ることです。飯中生の行動に期待します。さて、私は毎年お盆の時期になると、中学2年生の国語の教科書に載っている、「盆土産(ぼんみやげ)」という作品を思い出し、国語の先生に教科書を借りて作品を読みます。3年生諸君は、昨年度習いましたね。2年生は2学期の初め頃に習うはずです。地方に住んでいる家族と離れ、東京に出稼ぎに出ている父親がお盆に帰ってくる。家族が喜ぶ顔を思い描き、お土産を買って…。それを心待ちにする祖母と姉弟。わずか一日半という短い時間だが、家族を思う父親の気持ち、家族みんなで亡くなった母の墓参りをし、また東京での仕事に向かわなければならないため、バス停まで父親を見送る弟の心情…。私もまだ生まれていなかった時代背景の作品だが、毎回読むたびに胸がジーンとし、切ない気持ちになる。「こんな作品を教材として扱えるなんて、なんて国語って素晴らしい教科なのでしょう」と中学校の国語教師である妻が以前言っていた。私は数学の教員であるため、この作品を国語の授業としてどんな指導をするのかは知らないが、ぜひ生徒諸君に今後も忘れずにいてほしいと思う作品です。保護者の皆様もぜひ読んでみてください。(8月13日 校長)
吹奏楽部三送会 8月12日(木)
どの部もそれぞれの時期に三年生を送る会(「引退式」など名称はそれぞれですが)を行っていると思います。吹奏楽部では、先日の吹奏楽コンクール東部地区大会をもって三年生がいわゆる引退となることに伴い、夏休み期間中に三送会を行いました。どの部にあっても1、2年生にとって3年生とは、大人で、技術が上手くて、優しくて、時にこわい、偉大なる先輩という存在なんですよね。そんな先輩方が部活を引退することに後輩達は、戸惑いや不安が大きいものです。でも大丈夫ですよ!2年生を中心にまた日々努力をしていけば、先輩方のように、いや先輩方を越える存在になれますよ。また、そうなることがお世話になった先輩方への恩返しなのです。3年生の生徒諸君については、2年半の部活動お疲れさまでした。新型コロナウイルスの影響で思うように活動できなかった時期もありましたが、笑顔を忘れず元気に活動しているのを見るにつけ、私はいつも救われた思いをし、元気をもらっていました。部活動で得たものはたくさんあったと思います。それらを糧に、今度は飯沼中を卒業後の第一歩のために精一杯の努力をしましょう。君達のことをいつも応援しています。(8月12日 校長)
暦の上ではもう秋 8月11日(水)
昨日は日中、あれほど暑かったのに、夜は驚くほど涼しい風が吹いていました。今朝もさわやかな空気に満ち、地域を1時間半も歩いてしまいました。歩きながら空を見上げると、秋の雲がありました。夏の積乱雲(入道雲)とは違い、空に広く薄い雲が広がっていました。立秋が過ぎ、暦の上ではもう秋ですね。私には季節の変わり目に必ず思い出す言葉があります。昨年度末、市内某中学校の校長職を定年退職された先生がいます。その先生は私の中学校時代の恩師です。私の中学校入学と同時に新任の教師として赴任し、技術の授業を教わりました。その先生が当時の卒業文集にこんな一文を書いていたのを今もはっきりと覚えています。「季節を告げる風よりも早く、次の季節の訪れを感じられる人になれ」というものです。この歳になってもまだ、日々の生活で季節の移り変わりを感じたり、見つけたりしたときに、先生のこの言葉を思い出します。この先生は、そんな素敵な感性を持った人になってほしいという願いがあったのでしょう。私はまだまだその域に達していないなと申し訳なく思います。生徒達にとっての最大の教育環境は、エアコンのある教室でも、一人一台のタブレットでもなく、良い教師との出会いだとつくづく思います。今日から16日まで学校閉庁日です。閉庁日明けからどうやって飯沼中の生徒達や保護者・地域の方々に、この学校でよかった、この先生に教わってよかったと思われる教育活動を展開しようかと誰もいない学校の校長室で、一人物思いにふけっています。(8月11日 校長)
夏休み前半終了 8月10日(火)
40日間ある夏休みも半分が終わりましたね。飯沼中の生徒諸君は1、2年生については、連日部活動に汗を流していますね。日焼けした肌、流す汗…、まさに青春という感じで目を細めて応援しています。3年生のみんなはどうですか?毎日、勉強ですか?夏期講習などに行っているのでしょうか…。自分の進路を切り拓くということは、大変なエネルギーのいることです。ただ、ここで言いたいのは、やみくもに勉強をしていませんか…。なぜ、勉強をするのですか…、なぜ、その高校に行きたいのですか…ということが自分の中で分かっているのかということ。また逆に、あきらめ、言い訳をして逃げ出すこと、志望校のレベルを下げることは簡単です。しかし、それでいいのか…ということ。この連休に私は、埼玉県の誇る偉人である、塙保己一先生と荻野吟子先生の記念館を訪ねてきました(渋沢栄一先生の記念館は何度も行っています)。お二人に共通することは、志(こころざし)を持ち続け、困難に負けずに学問に励んだということ。その先に道が拓けたということです。私もこの歳になり改めて、志を持ち、仕事に打ち込むこと、そのための研鑽(けんさん)に励むことを学ばせていただきました。中学生が勉強するということも、志に裏付けられての勉強でなければ、学力の向上は望めず、むなしい行動に終わってしまいます。今週は、いわゆるお盆休みに入りますね。生徒諸君もこの期間に一度ゆっくりと自分の人生、自分は何者なのかを見つめ、考えてみてほしい。その上で夏休み後半をまた元気にがんばろうではないか。(8月10日 校長)
大人になる No41 報告のできる人に
本日は、76年前、第二次世界大戦の末期に、広島に原爆が投下された日です。戦争により犠牲となられた数多くの御霊に対し、謹んで哀悼の誠をささげます。
暑く、熱い夏の日が続いています。来週はお盆休みを迎えますね。今年は昨年同様、保護者の実家に帰り、親せきなどと会う、いわゆる帰省をする家庭は例年より少ないのでしょうか…。孫(まご)や甥(おい)、姪(めい)の君達に会うことを毎年楽しみにしていることでしょうね。しかし、新型コロナウイルスの影響で、去年の夏も、そして今年の夏も緊急事態宣言等に基づくステイホーム等々、我慢のお盆休みとなりそうです。そこで、君を可愛く思い、大切に思い、どんな時にも応援してくれる方に、この夏の報告をしてみてはどうでしょうか…。特に3年生は部活動が終わり、この夏は、受験に向けて猛勉強の日々を過ごしていることを、電話、ZOOM、葉書や手紙などそれぞれの良さがありますので、手段は何でもよいので、心を込めて、これまでのお礼とさらに今後のがんばりを伝えてください。きっと喜んでくれるはずです。時代がどんなに変わっても、こういったことのできる人でありたいものです。(8月6日 校長)
大人になる No40 ニュースをよく見て! 8月5日(木)
暑い日が続きます。体調を崩してはいませんか。健康第一で乗り切りましょうね。さて、飯沼中の生徒諸君には、今この時だからこそ、よく、よくニュースを見て、正しい情報をもとに適切な行動をとってほしいと思います。いま、テレビやインターネットのニュースは、オリンピック、新型コロナウイルス関連、猛暑、台風などたくさんのことが報じられています。そのどれもが大切なことばかり。中学生として勉強や部活動を一生懸命にやることは大事なことです。また、新聞やテレビなどのニュースをよく見て、今、社会で何が起こっているのかを知ることもとても大切なことなのです。(8月5日 校長)
ある夏の日の午後 8月3日(火)
今週はとにかく暑いですね。いつも朝一番の駅伝練習や午前中の文化部、運動部の様子をブログに掲載していますが、夕方も朝同様に涼しいので、夕方に活動している部もあります。オリンピックの期間も折り返しました。夏休みの期間も半分近くまで来ましたね。生徒諸君の夏休みの益々の充実を期待します。(8月3日 校長)