飯中 Now
2学期最後の学年集会
今日は各学年ごとに時間を決めて、体育館にて学期末の学年集会を行いました。私は1年生から3年生までの学年集会をずっと体育館にいて、後ろから見させてもらいました。どの学年も学級委員の生徒が中心となり、事前に企画をし、本日も運営をしっかりと行っていました。こういった取り組みの積み重ねが、学校教育目標である自主実行の精神を育み、大きな行事も立派に企画・運営のできるリーダーシップとフォロワーシップの醸成につながっているのです。もちろん、そこには計画的に生徒を指導し、見守り、評価する教職員の営みがあります。2学期は様々な行事がありましたが、そのどれもが、生徒と教師の信頼関係に基づくより良い活動であったことが、今日の各学年の学年集会における生徒たちの姿に表れていたような気がします。明日はいよいよ2学期終業式です。(12月23日 校長)
今日は冬至です
今日、12月22日は、二十四節気(にじゅうしせっき)という古い暦(こよみ)で冬至(とうじ)にあたります。二十四節気とは、太陽の動きにもとづいた暦で、1年を24等分して季節を表す名称をつけたものです。よく聞く二十四節気には、立春、立夏、立秋、立冬や春の啓蟄(けいちつ)や春分、夏の夏至(げし)、秋の秋分、冬の冬至、大寒などがあります。
冬至とは、日本を含む北半球において、昼の時間が最も短い(夜が長い)日のことです。冬至がいつかは天文学的に決まり、毎年、12月21日か22日です。それでは、そもそもなぜ、季節というものがあるのでしょうか。また、1日24時間の中で、季節によって昼と夜の時間の長さが違ってくるのでしょうか?3年生諸君ならすぐに答えられますよね…!?なぜなら、いま理科の授業で学習していることだからです!簡単に言うと、地球の回転軸(地軸といいます)が23.4°傾いているからです。地球は24時間で1回転する(自転といいます)とともに、1年をかけて太陽の周りを回ります(公転といいます)。地軸が太陽の方を向いて傾いている時期は、北半球に太陽の光や熱がよく当たります。逆に、太陽と反対側に傾いているときは、南半球に太陽の光や熱がよくあたります。このため夏や冬などの温度差が生まれるわけです。
昨日のように、合唱や演奏を聴いたり、美しい絵を観たりして、心が豊かになることも必要です。また、冬至の日などを機に、なぜだろうと科学的に考えることも必要です。だから、若い君達は9教科の学習を全国共通で学び、より良く生きるための可能性を広げているのですね。
また、冬至にはかぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりする風習があり、このような伝統文化を継承することも大人になる上で必要であり、幅の広い豊かな人になってほしいと思います。
今日は、美味しいかぼちゃを食べ、温かいゆず湯に入り、本格的な冬に備えましょう。(12月22日 校長)
しらさぎ祭
【 飯沼中の文化と実行力のレベルの高さに感動 】
「例年には及ばないものの、なんとか形になる合唱や文化部の発表ができれば…」というのがスタートであったしらさぎ祭。練習期間の短さに加え、昼休みや帰りの会などにクラスで練習することも感染症対策上、自粛することになっていたため、正直、ここまでレベルの高い合唱と素晴らしい文化部の発表ができるとは、企画の段階では想像できませんでした。
新型コロナウィルスの影響で中止となった文化会館での合唱祭でしたが、先生方の熱意と創意工夫、そして生徒のみなさんの協力と意識の高さで、しらさぎ祭を企画し、今日の実施にこぎつけることができました。クラス合唱では、はじめのクラス紹介にはじまり、指揮者、伴奏者、そしてクラス全員の心のこもった合唱とすべてが見事な発表であり、終わりの拍手では、すべてのクラスに対し、「見事だ〇組、よくがんばった、ブラボー!」と叫びたくなりました。今年の発表は、1年生から順番ではなく、縦割りの集団で体育館に入り、残りのクラスは教室からリモートで鑑賞しました。なぜそうしたかというと、全校生徒を長時間、体育館に入れるのは感染症対策上危険であったためなのですが、その上で、学年ごとではなく縦割りにしたのは、1、2年生に先輩の立派な姿や合唱を聴いて、感じてもらいたいことがあったからです。1、2年生は来年2、3年生になりますね。今日の先輩方の合唱に打ち込む姿や技術の高さなどを目標にして、来年はそれを越えていけるようにがんばってもらいたかったからです。また、文化部の発表も素晴らしかった。美術部のスライド形式の「千と千尋の神隠し」では、描画のレベルの高さに加え、セリフの吹込みもとても上手でしたね。吹奏楽部の演奏も、顧問の先生2人も一緒に指揮と演奏に加わる、チームとしての連帯感を感じる演奏でした。最後に実行委員の生徒たちの事前の地道な準備と今日の運営能力の高さもキラリと輝いていました。
文化的な活動のレベルの高い学校、学年、学級及び部活は、生徒たちが充実した学校生活を送り、自分の所属する集団に誇りを持っている証なのです。今日私は、飯沼中学校の素晴らしさを再認識し、益々飯沼中が大好きになりました。みんな、お疲れ様でした。(12月21日 校長)
大人になる No73
いよいよ明日は、しらさぎ祭ですね。どのクラスも「最後の仕上げ」とばかりに最終調整をしていましたね。ここで、もう一度、大切なことを確認しておきます。体育祭でもしらさぎ祭でも、目的は勝ち負けとか優劣を決めることではありません。行事の取り組みを通して、クラスの和が一層深まり、自治を学び、そして先輩から学ぶ。「私たちのクラスは、こんなにがんばって練習してきました。普段からみんな仲良しで、毎日の生活が楽しく送れる、とても良いクラスなんですよ」ということを合唱を通して伝えることができたら、それが何よりもの成果なのです。君たちのそんな一生懸命な姿や歌声が、聴く者の心に感動となって届くのです。私には、すべてのクラスの合唱のレベルが日に日に良くなっていくのが手に取るように感じられました。どのクラスも合唱の練習を通して成長したのです。だから明日は自信を持って、自分たちの、いや自分たちだけの歌を唄ってください。唄い終わって、スッキリさわやかな気持ちになれたら最高だね!明日は久しぶりに合唱を聴いて泣けそうな気がします…。(12月20日 校長)
特別支援学級小中交流会
今日は、飯沼中学校区の3校(川辺小学校と中野小学校)の特別支援学級小中交流会が本校を会場に行われました。この日に備えて、本校の5、6組の生徒たちは、司会進行、レクの事前準備、歌の練習や教室内の装飾など、とても一生懸命に準備を進めてきました。本校の5、6組の生徒たちにとっても、小学校時代に一緒に勉強した後輩たちが来校するということで、きっとかわいい後輩たちに会えることが楽しみだったのでしょう。特に6年生の児童さんは、来年の4月から毎日一緒に過ごす仲間となるので、お互いに意識して本日の交流会に参加していたようでした。来校した小学生たちはみな素直で良い子たちばかりで、楽しい時間があっという間に終わってしまった感じがしました。またいつでも遊びに来てくださいね。(12月17日 校長)