文字
背景
行間
令和4年度の給食
12月21日(水)
ごはん、ポークピカタ、彩り野菜サラダ、豆腐スープ そして、自分で選んだ飲み物とケーキ
ピカタはイタリア料理です。フォークでひと突きして、ひっくり返せるような薄い肉を使うことから、名付けられたそうです。
イタリアでは卵を使わずに小麦粉だけで薄切り肉を焼きます。日本では薄切り肉や魚、野菜などの食材を卵液で包み込み焼きます。
アメリカではチキンピカタが一般的でケッパーやレモンソースを使います。
今では発祥であるイタリアより他国の方が知名度は高くなっています。
また卵が高価だった時代は洋食レストランの定番メニューでしたが、現在ではどちらかというと家庭料理となっています。
さて、今日は、2学期の給食最終日です。
そのため、学期末お楽しみセレクト給食になります。
運動会、音楽会、校外学習など、行事の多かった2学期でしたが、みなさん元気に過ごすことができて、よかったです。
3学期の給食は、1月11日からです。
休み中、生活が不規則にならないように気をつけましょう。
早寝・早起き・朝ごはんを守ってください。
2学期最後の給食、おいしく召し上がってください。
12月20日(火)
ごはん、牛乳、かぼちゃの春巻き、ツナと青菜のゆず風味和え、冬至の味噌汁
今日は、冬至にちなんだ献立です。明後日12月22日は、冬至です。冬至は1年で1番、太陽の出ている時間が短く、夜が長い日です。
冬至といえば「かぼちゃ」です。
今日はかぼちゃを春巻きの皮で包み、かぼちゃの春巻きにしました。ほかに、冬至ならではの食べ物があります。
冬至には「ん」のつくものを食べると運気が上がるとされます。
冬至の味噌汁には、だいこん、 にんじん、 れんこん、 さやいんげん、かんてんなど、なかでも「ん」が2つ付くものを使っています。「ん」が2つ付くものを「運盛り」と呼んで縁起をかついできたそうです。
栄養も豊富なので、寒い冬を乗り越えるための知恵でもあったようです。
今日もおいしく召し上がってください。
12月19日(月)
さばめし、牛乳、鶏肉の金山寺みそ焼き、おひたし、凍り豆腐の煮物
今日は、【食育の日の献立】で 和歌山県の郷土料理「さばめし」を紹介します。
今月は、和歌山県の郷土料理を紹介します。
和歌山県桃山町安楽川(あらかわ)地区では、祭りなどで大勢の人を招く時に「さばめし」をよく作ります。この地域は、昔、交通の便が悪かったことから、熊野灘(くまのなだ)でとれたさばを日持ちするように塩さばにしました。塩さばとねぎをごはんに混ぜたものが「さばめし」です。さばは山間部に暮らす人々のたんぱく源でもあり、ごちそうのひとつでした。海の幸を山でも食べられるように考え出された、生活の知恵から生まれた郷土料理です。
また、和歌山県の特産品である凍り豆腐と金山寺みそを献立の材料に取り入れました。凍り豆腐は地域によって呼び名が異なります。東北地方などでは『凍み(しみ)豆腐』や『連(れん)豆腐』、大阪では『千早(ちはや)豆腐』と呼ばれています。和歌山県では、高野山で精進料理に使われていたことから、高野豆腐と名づけられ、親しまれています。
和歌山県の郷土料理を味わっていただいてください。
12月15日(木)
コーンピラフ、飲むヨーグルト、ガーリックチキン、切り干し大根サラダ、卵スープ、ケーキ
ふつう卵といえば鶏の卵をいうことが多いです。
卵は、卵殻(らんかく)、卵殻膜(殻の内側の薄い膜)、卵白(白身)、卵黄(黄身)からできています。
卵殻と卵殻膜は卵の中身を保護する役割をしています。
卵殻は主に炭酸カルシウム、卵殻膜はタンパク質からできています。 卵黄は、水分、タンパク質、脂肪などからできていて、将来ひよこになる部分です。
一般的に、卵を食べるようになったのは、江戸時代に入ってからのことで、庶民には手の届かない特別な栄養食で高嶺の華といえる存在だったようです。
いまでは、どこの家庭の冷蔵庫にも常備されている卵も、そうなったのは昭和30年以降のことです。
この時代は食生活に対する日本人の意識が大きく転換し栄養改善普及運動も盛んになり、食生活の欧米化が一気に促されて、数々の栄養素の中でもタンパク質やカルシウムが重要視され、肉・卵・牛乳・乳製品を積極的に食べることが推奨されました。
その時に、「タンパク質が足りないよ」をキャッチフレーズに、特にもてはやされたのが卵でした。
歴史的にも永く食べ続けてきた卵は、栄養価も高く、最も身近な食材の一つとなっています。
給食でも、いろいろな献立に使っています。
今日も、おいしく召し上がってください。
12月14日(水)
ごはん、牛乳、下仁田コロッケ、小松菜のごま和え、まいたけ汁
まいたけ汁のまいたけは、「見つけると舞うほどうれしい」と「カサがヒラヒラしていて舞っているように見える」ということから名づけられたと言われています。
鍋物や汁物、炊き込みご飯や天ぷらでうま味がじっくりと味わえます。
栄養価に優れており、キノコ類に含まれるβグルカンの効力が群を抜いて強いです。
βグルカンは、免疫機能を回復させ、ガン細胞の増殖を抑えたり、血圧・血糖値・コレステロールを下げるなどの効果が期待できます。腸を刺激して腸内をきれいにする効果もあるので、大腸がんの予防にも良いと言われています。
今日は、まいたけを汁物に使いました。
まいたけの他に ごぼう、にんじん、だいこん、生揚げ、味噌、ごま油を使いました。
だしは、煮干しとかつお節でとりました。
みなさん、おいしく召し上がってください。
12月13日(火)
ごはん、牛乳、切り干し大根入り卵焼き、おかか和え、みぞれ汁
みぞれ汁とは、おろした大根や、かぶを加えた汁物のことです。
材料の白さと様子を冬場の「みぞれ」に見立てていることから、この名が用いられており、汁に入れた大根や、かぶが沈殿しないように、くず粉でごく薄くとろみをつけます。
昔から「大根おろしに医者いらず」と言われるほど、大根おろしには栄養がたっぷり含まれています。
大根おろしの味わいが苦手な方でも、汁物に入れると食べやすくなります。
今日は、かつお節でだしを取って、にんじん、 ごぼう、 こんにゃく 、干ししいたけ、小松菜 生姜、とり肉、 生揚げ、大根を使い、醤油と塩で味付けをして、仕上げにかたくり粉でとろみをつけました。
寒い冬にはぴったりの、汁ものですね。
おいしくいただいてください。
12月9日(金)
ツイストパン、牛乳、白身魚のこんがり焼き、ブロッコリーサラダ、ミネストローネ
ミネストローネ (minestrone)は、「具だくさんのスープ」という意味で、イタリアの野菜スープです。
イタリアでは、使う野菜も季節や地方によって様々であり、決まったレシピはなく、田舎の家庭料理です。
コロンブスによってトマトが持ち込まれるまでは、トマトを入れていなかったようです。
今日の給食では、材料に玉ねぎ、じゃがいも、人参、セロリ、トマト、にんにく、マッシュルーム、ベーコン、アサリを使っておいしく作りました。
そして、雪の結晶の形をしたマカロニを入れてみました。
給食調理員さんが、おいしく作ってくださいました。
今日も残さず、召し上がってください。
12月8日(木)
ごはん、牛乳、和風ハンバーグ、味噌和え、けんちん汁
味噌和えの味噌味噌は、みなさんが良く知っているものですね。
味噌は、1,300年もの長い間、日本人の食生活を支えてきた伝統食品です。
基礎調味料である「さしすせそ」の「そ」にあたり、 微生物の力で作り出される発酵食品でもあります。
味噌は大きく分けて米味噌、麦味噌、豆味噌、調合味噌の4種類に分類することができます。
その中でも、現在国内で生産されている8割が米味噌です。
給食では、埼玉県で生産している「タチハダカ」という大豆を使って作った味噌を使っています。
また、味噌はできあがりの色によって、「赤味噌」「淡色味噌」「白味噌」に分けられます。
味噌の色は、大豆など原料の種類、大豆を煮るか蒸すか、麴が多いか少ないか、熟成の温度や期間、途中でかき混ぜたかどうか、などいろいろな条件で決まります。
給食では、白味噌と赤味噌の両方を混ぜて、使っています。
味噌の主原料である大豆は、良質の植物性たんぱく質を多く含み「畑の肉」とも呼ばれます。
たんぱく質を多く含みます。
また、日本全国には様々な味噌があり、その数は千数百種類にものぼるともいわれています。
この豊かな多様性は、地域の気候風土、歴史、生産する農作物、習慣や味の嗜好によって培われたものです。
何気なく食べている味噌ですが、色々調べてみるとおもしろそうです。
今日もおいしく、召し上がってください。
12月7日(水)
カレーライス、牛乳、鉄骨サラダ、ヨーグルト
ヨーグルトのパッケージの表示をよく見ると「発酵乳」と表記されています。
発酵乳とは、ミルクを乳酸菌や酵母の働きで発酵させたものです。
発酵乳はとても古くからある食べ物で、ルーツは数千年前にさかのぼるといわれています。牛のほかヤギ、羊、水牛、馬などの乳を原料にしたものもあり
そもそも「ヨーグルト」はこうした発酵乳の一種で、その呼び名は古代トルコ語が語源といわれています。
1908年に当時のロシアの生物学者メチニコフ(後にノーベル賞を受賞)が発表した「ヨーグルトによる長寿説」によりその名は世界的に広く知られるようになり、日本でも発酵乳=ヨーグルトとして親しまれてきました。
カルシウム、良質なたんぱく質、ビタミンA、ビタミンB2に加え、乳酸菌による整腸作用なども期待できます。
苦手な人もいるようですが、成長期にはぜひ食べてほしい食品ですので、食べられるように挑戦してみてください。
12月6日(火)
ごはん、牛乳、さばの竜田揚げ、磯香和え、きんぴらごぼう
今日は、12月の図書コラボ献立です。
「ウーフとツネタとミミちゃんと」から「きんぴらごぼう」を紹介します。
ウーフは毎日たのしくくらしています。
たくさんの事に興味をもち、ウーフのまわりには、なかまたちがいっぱいです。
ミミちゃんやたまにいたずらをするツネタ、りんごの木や空をとんでいるかっこうもかんたんに友達になることができます。
そんなある日、いつものようにツネタとかけっこをしていると、ミミちゃんがやってきて、ツネタとミミちゃんが競争をすることになりました。
でも、途中でミミちゃんがころんでしまい、お母さん手作りのおようふくがよごれて帰ることになりました。
そのうち、ツネタの弟のコンがむかえに来て、今夜のツネタの夕ごはんは「キンピラゴボウ」に決定!兄弟仲良くきんぴらごぼうを作ります。
ごぼうをあらって細長く切って火にかけます。醤油で味付けをして唐辛子をふりかけておいしいきんぴらごぼうの出来上がりです。
みそ汁と焼いためざしもいっしょに食べようとしたその時、サングラスをかけたうさぎがまどの外に立っていました。
いったいだれでしょう・・。やさしいツネタとコンはそのうさぎと夕ごはんをいっしょに食べることになりました。
ツネタとコンがきんぴらごぼうの、できぐあいに満足しているとそれを食べたうさぎが「からい!」とさけび、ミミちゃんとバレてしまいました。
話しを聞くと、ふくをよごして帰ったらお母さんにおこられて家を飛び出してきたとのこと。
でもみんなでおいしいきんぴらごぼうが食べられてよかった。
というお話です。
この本は、図書室にありますので、ぜひみなさんも読んでみてください。
給食調理員さんが、おいしく作ってくださったきんぴらごぼうを、残さずいただきましょう。
12月5日(月)
豚骨ラーメン、牛乳、ポテトのチーズ焼き、小松菜とメンマのソテー
小松菜とメンマのソテーのメンマは、耳にするシナチクと、実は全く同じものを指します。どちらも日本でよく見かける竹とは、別の種類の麻竹(マチク)を茹でて塩漬けにして、乳酸発酵させから乾燥させ、さらに水で戻して調味したものです。
日本では明治時代から食べられています。当初は台湾からの輸入がほとんどでしたが、現在では中国からの輸入が多く、一部は国内でも作られています。呼び名については、最初「シナチク」と呼ばれていたものが、「メンマ」に変わったという歴史的な背景があります。
「シナチク」は、現在のラーメン、当時の「支那そば」に載っている「竹」という意味で「シナチク」呼ばれました。
「支那」はもともと、中国の土地や文化などを指す、世界で使われていた呼び名です。
しかし戦前戦中の日本で「中国を悪い意味で言うときに使われた」ことへ、1946年に中国から抗議があり、呼び名を「中国」に改めることになりました。
そして「シナチク」も改名されることとなり「麺(メン)の上に載せる『マ』チク」なので、「メンマ」となったそうです。
1960年代後半に、桃屋の「味付メンマ」が大ヒットし、「シナチク」から「メンマ」という呼び名が一気に広がりました。
今日は、ソテーにつかいましたが、ラーメンには欠かせない食材のようです。
今日もおいしく召し上がってください。
12月2日(金)
ごはん、牛乳、れんこんのはさみ揚げ、れんこんのはさみ揚げ、花野菜サラダ、冬野菜のほっこり煮
花野菜というのは「ブロッコリー」や「カリフラワー」のことです。
ブロッコリー・カリフラワーのみんなが食べているところは、花が咲く前の“つぼみ”の部分です。
どちらも冬が旬の野菜で、今がとても美味しい時期です。
ブロッコリーもカリフラワーもキャベツから生まれた野菜です。
カリフラワーは、白いものが多く出回っていますが、最近では
むらさきやオレンジ、きみどり色のカリフラワーもあります。
スーパーマーケットや八百屋さんに行ったときに、探してみてください。
ブロッコリー・カリフラワーとおもにビタミンCが豊富なので、体調を崩しやすい今の時期には積極的に食べるといいです。
苦手な野菜によくあげられるブロッコリーやカリフラワーですが、
ぜひ挑戦してみてください。
12月1日(木)
今日の献立は
ごはん、牛乳、さわらのゆずこしょう焼き、ごま酢和え、豚汁です。
今日はさわらについて、お話します。
さわらは、筋肉の見た目が白身ですが、サバ科の回遊魚であり、肉質の成分的にもマグロに似ており、赤身魚です。
海水魚で、北海道南部以南の日本沿岸に広く分布しています。
全長が1mにも達する大型魚で、体は細く、歯が三角形で鋭いのが特徴です。
さわらはぶりと同じ出世魚で、全長50cm以下のものを関東では「さごち」、関西では「さごし」と呼び、60~80cmになると「やなぎ」と呼ばれます。
サバ科の魚ですが、サバより細身なので狭腹(さわら)と命名されたという説があります。
沿岸の海域で表層近くを泳ぐサバ、イワシなどの魚類を主に食べる回遊魚で、ほぼ一年中漁獲されます。
関東では冬の時期に獲れる脂ののった「寒ざわら」が好まれます。