ほごログ
第7回春日部市民俗芸能公開事業開催のおしらせ
今年度は「神楽囃子が聴こえる~榎・倉常・不動院野の共演~」をテーマに、神楽を継承する3団体(榎囃子神楽連、倉常神楽ばやし保存会、東不動院野神楽保存会)の方々が一堂に会し、神楽囃子の魅力を皆さまに広くご紹介します。
特に地域の伝統文化を担う子供たちによる神楽やお囃子、そして3団体による「祭り囃子」のリレーが見どころです。
ぜひご来場ください。
開催日時:平成29年12月3日(日)13時10分開演(12時50分開場)
開催場所:庄和地区公民館(正風館)大ホール
所 在 地:春日部市大衾307番地1(南桜井駅北口より徒歩8分)
定 員:500人
費 用:入場無料
申 込:不要。直接会場へお越しください。
※駐車場に限りがあります。
11月12日に東中野の獅子舞、赤沼の獅子舞が公開されます
11月12日(日)は、いずれも春日部市指定文化財である『東中野の獅子舞』、『赤沼の獅子舞』が公開されます。ぜひ、皆さまお誘いあわせの上、お出かけください。
○東中野の獅子舞
日時:平成29年11月12日 (日曜日) 午前9時~午後4時
雨天の場合は19日(日曜日)に順延
午前9時~正午は地区内を辻切り、午後2時から神社境内で奉納舞
場所:東中野香取神社(春日部市東中野366)
南桜井駅から徒歩30分
○赤沼の獅子舞300年祭
獅子舞伝承300年を記念して、獅子舞や神楽が奉納される他、「下間久里の獅子舞」と「銚子口の獅子舞」が特別出演します。
日時:平成29年11月12日 (日曜日) 午前10時45分~午後3時30分
(10月29日(日)から再順延となりました。)
場所:赤沼神社(春日部市赤沼770)
茨城急行自動車バス(せんげん台駅東口~大正大学・松伏町役場・まつぶし緑の丘公園行)赤沼バス停下車、徒歩5分
東中野の獅子舞
歴史文化講演会「三峰信仰と関東平野」受講者募集中です!
平成29年11月25日(土)、三木一彦先生(文教大学准教授)をお招きして歴史文化講演会「三峰信仰と関東平野」を開催します。
・日時:平成29年11月25日(土)14時~16時
・場所:春日部市教育センター4階研修室2
・費用:無料
・定員:100名(申込順)
・申込方法:郷土資料館に直接、または電話で(℡048-763-2455)
三峰信仰とは、埼玉県秩父地方の三峰山に対する信仰のことです。三峰山の山上には三峰権現を祀る三峰神社が鎮座しています。三峰権現の眷属である大口真神(おおぐちのまがみ)は俗に「お犬様」などと呼ばれ、ニホンオオカミを神格化したもので、江戸時代には庶民に火難・盗難除けとして信仰されました。
市域でも、江戸時代より、三峰神社と呼ばれる祠や石造物が祀られ、また、三峰講と呼ばれる代参講などが組織されていました。
郷土資料館にも、市内の旧家から寄贈された、「お犬様」のお札やお札を入れる木箱などを収蔵しています。
三木先生は、歴史地理学の視角から、江戸時代の三峰信仰の歴史的な展開をご研究されている著名な研究者です。
どなたでも受講いただけますので、ご興味のある方は郷土資料館までお問合せください。
正風館に手作り粕壁宿ジオラマを展示しました
本日、正風館(庄和地区公民館)に手作りの粕壁宿ペーパークラフトを展示しました。粕壁南公民館、幸松地区公民館で展示していたジオラマです。
手づくりの粕壁宿模型は、粕壁宿再現プロジェクトに参加した子どもたちが造ったペーパークラフト模型をもとに、江戸時代の粕壁宿の町並みを復元したジオラマです。
模型の詳しい解説については、「ペーパークラフトでめぐる粕壁宿」(郷土資料館ホームページ)をご覧下さい。
さっそく興味津々の公民館利用者のみなさまが、ジオラマをのぞき込み、手作りの模型に感激されていました。
正風館でも、2階からの全容をご覧いただけます。来年1月末まで展示予定です。お近くの方はぜひご覧ください。
須釜遺跡2号墓土器出土状況『新編図録春日部の歴史』からのご紹介26
「再葬墓」とは、縄文時代の終わりごろから弥生時代の中頃にかけて関東地方から東北地方において広まったお墓の形です。人が亡くなった際、一度、遺体をそのまま土に埋めたりして葬(ほうむ)りますが、一定の時間がたったのち、その遺体を掘り出して、さらに骨だけにし、再び葬るものです。「再び葬る」ことから「再葬墓」と呼ばれています。
倉常の須釜遺跡は、埼玉県東部地域では唯一の弥生時代の本格的な遺跡です。また台地上ではなく、低地部分に位置することから、すでに弥生時代には市域に広がる中川低地で、人々の活動が始まっていたことを示しています。
須釜遺跡から出土した弥生土器は、埼玉県有形文化財に指定され、一部を郷土資料館にて展示しています。
また11月3日(金)から朝霞市博物館で行われる下記の展示会で展示されます。ぜひお出かけください。
第32回企画展「装飾壺からみた弥生時代の朝霞」
会期:平成29年11月3日(金)~12月10日(日)
会場:朝霞市博物館(埼玉県朝霞市岡2-7-22)
「装飾壺からみた弥生時代の朝霞」 朝霞市博物館サイト
「墓制から見た社会」『新編 図録 春日部の歴史』22ページ
須釜遺跡2号墓土器出土状況
介護施設(デイサービス)の方が見学にきました。
昔の写真をみたり、昔の教科書にさわって読んだりして、みなさんの経験をお話ししてくださいました。
今日は、回想法ボランティアのふれあい幸齢倶楽部(こうれいくらぶ)の方が、映像や写真をもとに、みなさんに語りかけてくださいました。
映像を解説する、ふれあい幸齢倶楽部の方
昔の市内の写真を懐かしくご覧いただきました
昔の国語の教科書の文章を憶えていらして、音読されていました。
昔のことを想い出されて、みなさん活き活きした表情でお帰りになりました。
またのご来館をお待ちしております。
桜川小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました
児童達は、昔の道具を見たり、少し前までは家庭で使われていたダイヤル式黒電話を実際にまわしてみて、今の電話との違いに驚いていました。
郷土資料館では、3月18日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催しており、昔の懐かしい道具や写真を展示しています。ぜひ遊びに来てください。
春日部の神楽と囃子 『新編図録春日部の歴史』からのご紹介25
これらの神楽、囃子は、地理的に近い場所で行われているだけでなく、演目や曲目、伝来過程にも共通点があります。
不動院野の神楽は、道具入れの箱書きに嘉永(かえい)六年(1853)とあり、茨城県の大杉神社の神楽を習得したと伝えられています。
榎の囃子神楽は、由来が2つあり、一つは「正徳年間(1711~16)に疫病が流行したので、疫病退散と五穀豊穣を願って、茨城県の大杉神社から分霊を迎えた際、大杉様に奉納するために習った」というもの、もう一つは「明治時代に東京の太夫元に頼んで来てもらい神楽の伝授を受けた」というものです。
倉常の神楽囃子も、正徳年間に疫病が流行したとき、茨城県の大杉神社から分霊を受け、疫病退散を願って囃子を演奏して祭りを行ったといい、具体的な伝授元は不明ですが、江戸囃子の系統である榎の囃子と同系統と考えられます。
12月3日(日)13時10分から正風館(大衾307-1)にて、第7回春日部市民俗芸能公開事業
「神楽囃子が聴こえるー榎・倉常・不動院野の共演」
と題しまして、これらの神楽を舞台上で演じていただきます。三団体によるお囃子のリレーが見どころです。市内の神楽とお囃子が一度に鑑賞できる絶好の機会ですので、皆さまお誘いあわせのうえ、ぜひご来場ください。
「春日部の神楽と囃子」『新編 図録 春日部の歴史』234ページ
榎の囃子神楽
倉常の神楽囃子
不動院野の神楽
くらしのうつりかわり展は大人の方もお楽しみいただけます
この時期、市内小学校の団体見学でにぎわっているところですが、本日は、介護施設(デイサービス)の方にご観覧いただきました。
昔の道具をご覧になって昔のことを想い出されたり、道具を手に話しかけたりして、懐かしい暮らしを想い出され、楽しんでいただけたようです。
「くらしのうつりかわり」展は、平成30年3月18日(日)まで開催しています。
お子さんだけでなく、大人の方も”むかし”を想い出してみませんか。
赤沼の獅子舞300年祭は11月12日に再延期となりました
【変更日】11月12日(日曜日)
なお、公開時間(午前10:45~午後3:20)、場所(赤沼770 赤沼神社)の変更はございません。
赤沼の獅子舞は、享保3年(1718)に越谷下間久里の香取神社に伝わる「雨下無双角兵衛」系統の獅子舞が伝承され、今年で300年の節目を迎えます。
当日は伝承元であります越谷市の「下間久里の獅子舞」(県指定無形民俗文化財)と兄弟獅子の「銚子口の獅子舞」(市指定無形民俗文化財)の伝統の舞をみることができます。
秋のひと時、ぜひ、郷土春日部の伝統芸能をご堪能してはいかがでしょうか。
竪穴式住居が学習マンガに紹介されました
よく学べ みんなの郷土 資料館
かすかべ郷土カルタでもおなじみの、竪穴式住居の原寸復元模型。
カルタの図柄になっているので、郷土資料館に来たことのない方も知っているようです。
郷土資料館のシンボルといっても、言い過ぎではないと思います。
春日部では、野原しんのすけ一家の次に有名な家族かもしれません。
さて、このたび、竪穴式住居模型が子供向け学習マンガに紹介されました。
河合敦監修『縄文世界へタイムワープ』(朝日新聞出版、2017年10月30日発行)
一昔前の学習マンガはとっつきにくい感じの絵が多かったように記憶していますが、現代の学習マンガはカラフルで楽しく学べそうですね。
内容が気になる方はお近くの本屋さんでチェックしてみてくださいね。
宝珠花小・富多小学校3年生が郷土資料館を見学しました
昔の小学生の格好や教科書を見て、「くらしのうつりかわり」について、興味をもってもらえましたでしょうか。3学期の社会科の学習に役に立つといいですね。
少人数とあって、体験コーナーなど堪能できたようです。
郷土資料館では、3月18日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催しており、昔の懐かしい道具や写真を展示していますので、おうちの方とまた遊びに来てくださいね。
内牧小学校選挙事務所 『新編図録春日部の歴史』からのご紹介24
昭和29年(1954)7月1日、春日部町、豊春村、武里村、幸松村、豊野村が合併し春日部市(旧)となり、同年8月7日、初の市長選挙が行われました。
写真は、その時の選挙で内牧小学校に設置された投票所の一コマです。現在と同じく、投票立会人の前に投票箱が置かれている様子がわかります。
なお、投票所内の撮影は、公職選挙法第60条「投票所における秩序保持」に抵触する恐れがありますのでご遠慮ください。
「自治制度の再出発」『新編 図録 春日部の歴史』48ページ
緑小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました
昭和期に使われていた冷蔵庫やテレビなどを実際に触ったりして、今との違いに驚いていました。
郷土資料館では、3月18日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催しており、昔の懐かしい道具や写真を展示しています。ぜひ遊びに来てください。
赤沼の獅子舞伝承300年祭の順延
【変更日】10月29日(日曜日)
なお、公開時間(午前10:45~午後3:20)、場所(赤沼770 赤沼神社)の変更はございません。
赤沼の獅子舞は、享保3年(1718)に越谷下間久里の香取神社に伝わる「雨下無双角兵衛」系統の獅子舞が伝承され、今年で300年の節目を迎えます。
当日は伝承元であります越谷市の「下間久里の獅子舞」(県指定無形民俗文化財)と兄弟獅子の「銚子口の獅子舞」(市指定無形民俗文化財)の伝統の舞をみることができます。
秋のひと時、ぜひ、郷土春日部の伝統芸能をご堪能してはいかがでしょうか。
武里西小学校・豊野小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました
明治から昭和期の民具・農具を見たり、実際に千歯こきを使い脱穀し、少し前の農家の仕事を体験しました。
郷土資料館では、3月18日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催しており、昔の懐かしい道具や写真を展示しています。ぜひ遊びに来てください。
民俗文化財の公開
当日はあいにくの降雨でしたが、富多神社の秋例大祭では、富多小学校の日曜公開授業の一環で、日頃の総合的な学習の時間で神楽や囃子に取り組まれている3、4学年の児童のみなさんの練習成果が披露されました。授業で指導されている『榎囃子神楽連』の皆さんも子供たちの堂々とした舞に目を細めて見守っていただきました。
★元気よく口上を唱える「大黒様」
銚子口香取神社では、勇壮な三匹獅子が神社拝殿で所狭しと舞われ、秋の収穫に感謝が捧げられました。銚子口の獅子舞は年明けの1月中旬にも公開され、『銚子口獅子舞保存会』の皆さんは約70年ぶりとなる「ウズメの舞」の復活に向けて練習を重ねております。
★勇壮な三匹獅子による「千島の舞」
10月15日に榎の囃子神楽と銚子口の獅子舞が公開されます
場所、日程は下記の通りです。いずれも雨天でも実施します。
ぜひお出かけください。
○榎の囃子神楽
日時:10月15日午前10時から
場所:富多神社(春日部市神間663)
*雨天でも実施します。
○銚子口の獅子舞
日時:10月15日午後2時から
場所:銚子口香取神社(春日部市銚子口551)
*雨天でも実施します。(神社拝殿内で舞います。)
榎の囃子神楽
銚子口の獅子舞
郷土資料館体験講座「ミニぞうりを作ろう」を開催しました
長さ3mの江戸打ち紐を3本使い、10cmほどの大きさのミニぞうりを作りました。ぞうり本体は、江戸打ち紐を互い違いに編んで作り、最後に鼻緒を、かぎ針を使い本体に編み込んで完成させます。
参加された皆さんは、「可愛い、友達に自慢したい」「家で、もっと小さな物を作ってみよう」「難しかったけど楽しかった」と喜んでいました。
次回体験講座「しめ縄を作ろう」は、12月10日(日)・12月16日(土)です。ご参加をお待ちしています(事前申込必要・広報かすかべ11月号でご案内いたします)。
後醍醐天皇綸旨写『新編図録春日部の歴史』からのご紹介23
この時代の歴史に春日部氏の一族である春日部重行が登場します。重行は後醍醐天皇方で足利尊氏と対立し、一時は尊氏を破りました。
後醍醐天皇綸旨写は、これら春日部重行の一連の活躍に対して、建武3年(1336)、現在の千葉県東金市あたりの上総国山辺南郡(かずさのくにやまのべみなみぐん)と春日部市あたりの下総国下河辺荘春日部郷(しもうさのくにしもこうべのしょうかすかべごう)の地頭の職を、後醍醐天皇が重行に与えたことを示す資料となっています。
出典:『武州文書』国立公文書館内閣文庫所蔵
「春日部市と建武の新政」『新編 図録 春日部の歴史』48ページ