ほごログ
出張授業in小渕小学校
6月23日(金)は小渕小学校へ出張授業にうかがいました。
今回は6年生の2クラスを対象にした「春日部に暮らした縄文人の生活」の授業です。
社会科の学習ではすでに古墳時代まで進んでいるため、6年生にとっては復習になりますが、
はじめに縄文時代がどんな時代か聞くと、「狩り!」「採集!」と元気に答えてくれました。
出張授業では、国指定史跡となった”神明貝塚”の紹介動画をみたあと、小渕小学校周辺の遺跡の存在と縄文時代の様子を画像を交えて紹介しました。
学校周辺には縄文時代の遺跡は確認されていません。縄文時代の6,000年前、縄文海進の頃は、小渕小学校付近は海原にあり、貝塚の調査によると春日部の海の様子はイルカやウミガメが泳いでいた…という話を興味津々で聞いてくれました。
小渕では古墳時代以降に人々が暮らしたことがわかっています。
近くにある砂丘の砂の中から大きな須恵器の甕が発見された話では、驚きの声が上がっていました。
その後は班ごとに分かれて「石器の用途」「貝の種別をはじめ縄文の食糧」「いろいろな土器」に実際に触れる体験をしました。
黒曜石で段ボールを切る 食料となったイノシシの骨 縄文土器をさわる
教科書でみた歴史が自分の住んでいる地域でもあったことを実感してくれたようです。
同じ春日部市内でも地域によって人が住んだ時期に違いがあることも、面白さの一つだと思います。
小渕小学校のみなさん、ありがとうございました!