ほごログ
出張授業in川辺小学校 その2
6月28日(水)は再び川辺小学校に行きました。
前回の6月9日は3年生の「総合的な学習の時間」でしたが、今回は6年生2クラス、社会科の授業です。
6年生は歴史の授業で弥生~古墳時代を勉強中だと教えてくれました。
3年生の授業とは内容が少し変わって、国史跡「神明貝塚」について具体的に学んだあとに、春日部市や川辺小学校周辺の縄文時代について発掘調査の成果を素材に学習に取組みました。
その後は「石器」「貝」「土器」に分かれての縄文体験です。
貝コーナーでは、遺跡から出土した貝を実際に触ってもらいました。
授業の冒頭に紹介した神明貝塚では、川や河口付近に生息するヤマトシジミがほとんで貝塚が作られたことが特徴です。
一方、学校周辺の貝塚はアサリやハマグリなど、海に生息する貝であり、神明貝塚の貝とを比べてみると、その違いがよく理解してもらえました。「縄文人は採集をしていた」ことを目に見えて実感してもらえたのではないでしょうか。
最初は縄文なんてよく分からないと言っていた子どもたちも、
終わってみると、楽しかった、おもしろかったと教えてくれました。
体験に使われる土器や石、貝は春日部市内の遺跡から見つかったものになります。
自分の住んでいる地域にも教科書で学んだことが起きていたということを、楽しかった記憶とともに覚えてもらえたら嬉しいです。
今月の出張授業は一区切りとなります。
川辺小学校のみなさん、ありがとうございました!引き続き、市内の子供たちに縄文時代の学習を深めてもらえるよう出張授業に取組みます!!