校長室から

校長室から

校長室から 1.28 成長

 今朝、いつものように児童の登校を迎え、元気なあいさつを交わすことができました。そして、今日は、5,6年生のふれあい委員会による「花のアーチのあいさつ運動」が行われていました。このあいさつ運動の成果がよく現れており、遠くからでも私の姿を見つけると大きな声であいさつしてくれる児童がいます。上級生の呼びかけは、教師の呼びかけより効果があるように思います。
 バスによる登校が終わり私が職員室に戻ろうとしたとき、私を見つけたふれあい委員会の児童が、花のアーチを背伸びしながら高く上げ、私を待っていてくれました。花のアーチをくぐるとき、心のこもった大きな声で「おはようございます」とあいさつをしてくれました。とてもうれしくなりました。その横では、はがきた当番の6年生が国旗や校旗、町旗を掲揚していました。私が通ると当然のように心のこもった大きな声で「おはようございます」とあいさつをしてくれました。それはいつもの光景ですが、大きな成長が感じられ、本当にうれしくなります。
 昨年もそうだったのですが、この時季になると、6年生がとても成長したように感じます。こういった芳賀北当番の係の仕事や委員会、いつもの授業で、芳賀北小のリーダーの自覚が見えています。6年間の小学校生活で学んできた自信と最上級生としての責任感なのだと思います。もっともっと一緒にいたいなあといつも思います。
 卒業までの2か月。各クラスでは、カウントダウンが始まっているようです。1つでもいい思い出が多く残るようにしてあげたいと思っています。また、いい卒業式ができるよう、コロナウイルス感染症が落ち着いてほしいと願うばかりです。

6年生は、思春期教室でした。赤ちゃんの人形を抱っこしている姿が、ちょっとこわごわという感じでした。

うなずきながらしっかりと話を聞く姿は、下級生の模範です。

校長室から 1.20 大寒

 1月20日(木)朝7:40現在の気温は-3℃、昨日の予報では朝6:00頃に-6℃となっていました。寒いですね。今日は二十四節気で冬の最後の節気、『大寒』です。この時季は1年の中で最も寒さが厳しい頃であるといわれています。実際に、この頃に1年の中での最低気温を記録することが多いそうです。私は、毎朝の子どもたちの登校を楽しみに待ち受けているのですが、やはりこの時季は辛いものがあります。しかし、子どもたちの元気なあいさつを聞くと、心が温かくなります。子どもたちからは元気な力がいっぱいもらえます。
 大寒の前の節気は小寒で、1月5日(水)からでした。この小寒と大寒を合わせた期間が「寒の内」とか「寒中」と言われます。寒中見舞いの時季ですね。このところの寒さは、まさに「寒の内」にふさわしい寒さというわけです。大寒は今日の20日(木)から2月3日(木)の期間をいいますので、2月4日(金)には『立春』、つまり「春」を迎えるわけです。まだまだ寒い日が続きますが、そう考えると春が間近のような気になってきますね。
 例年、インフルエンザやノロウイルスが心配されるこの時季、加えてコロナウイルス感染症が猛威を振るっている現状は、正直なところウキウキする気にはなかなかなりません。子どもたちも様々なストレスを抱えていることと思います。おうち時間を増やせることをいい方に考えて、家庭での会話を増やしてみませんか。きっと何か新しい発見とともに心の安らぎがもてるのではないでしょうか。よろしくお願いいたします。
 いろいろと困難なこの状況が好転し、真に喜ぶことができる春が来ることを期待したいです。感染症対策など、できることをしっかりとやっていくしかないのですが、神様にも頼みたい心境ですね。

寒い中ですが、元気に体育の授業を行っていました。

校長室から 1.17 阪神・淡路大震災から27年

 昨日の朝、テレビをつけると、どのテレビ局でも津波警報のニュースが大きく報じられていました。トンガ諸島沖での海底火山の爆発の影響であるとか。さらに、今までの事例からは解明できないメカニズムの現象であることなどが報じられ、本当にびっくりしました。地球にはまだまだわからないことがたくさんあるのだなと思いました。
 自然災害といえば、今日1/17(月)は、阪神・淡路大震災が起きた日です。あれから27年の月日が経ちます。当時私は中学校に勤めていて、出勤の準備をしているときでした。近畿地方を中心として大きい地震が起こったことは報じられましたが、大阪や兵庫の震度がなかなか表示されなかったことを覚えています。数時間後に震度7という最も大きな震度であることや大規模な火災が起こっているとのことが報じられました。高速道路の橋脚がポッキリと折れ、無残に倒壊している映像は衝撃的でした。大きな自然の力には全くといっていいほど太刀打ちできないようです。
 津波や地震といった自然災害はコントロールすることはできません。しかし、備えることはできます。それによって少しは軽減できるものがあります。何が起こるかわからない時代。それこそ新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっているこの状況も、自然の大きな流れの一つなのかもしれません。何かが起きないと気持ちを新たにしないという面は反省しなければならないと思っています。しかし、考えないよりはましかもしれません。子どもたちの明るい笑顔と我々自身の明るい笑顔が消えることがないように、備える気持ちを忘れないようにしていきたいと思いました。

今日のランRUNタイムの様子です。青空の下、風は冷たいですが、元気に明るく走っていました。

校長室から 1.12 冷たい雨の始業式(1/11)

 昨日1月11日(火)、3学期の始業式を行いました。冷たい雨の降る朝でしたが、元気なあいさつをしてくれる児童が多く、寒いながらも清々しいスタートでした。何人かの児童は大きな荷物を抱えており、冬休み中の作品なのかなと感じました。雨の中大事そうに運んでいました。
 始業式は昨年に引き続き今年もリモートで行いました。私は、今年の目標とコロナウイルス感染症対策についての話をしました。私自身が今年の目標としたことは、しっかりと「準備」をすることです。芳賀北小にとっても私個人にとっても今年はしっかりと「準備」をしなければならない大きなことがあります。ものごとが上手くいくかどうかはそれまでの「準備」で決まります。しかし、準備するといってもそれだけでは何をやっていいかわかりません。何をやるべきかを知りその一つ一つに具体的な目標をもって達成を繰り返していくことで、必ず大きな目標にたどり着くということを話しました。1年後に自分がそうなっていたいと思う姿を思い浮かべながら目標を確認してほしいと思っています。コロナウイルス感染症対策については、変異株が急激に拡大していることから、気を緩めずに、今までやってきたことが日常となるよう話しました。命に関することなので、しっかり意識していきたいと思います。
 次に、2年生と4年生の児童が、それぞれの目標とすることを堂々と発表しました。いつも思うのですが、児童の成長はとても速いです。それぞれの学年ごとに、こんなにもしっかりとした意見を発表できるようになるんだと感心しました。これも普段の学び合いの成果なのではと思いました。
 3学期は、2か月半ほどの短い学期です。3か月後には、6年生は中学生に、1~5年生は学年が1つずつ上がります。次の段階に進む「準備」をするための大切な学期となります。健康と安全に十分に注意し、充実した3学期にしていきたいと思います。御協力よろしくお願いいたします。

今日の業間は、北小タイムで大縄跳びの練習でした。縦割り班で、上級生が下級生に優しく教えている姿が微笑ましく、少しずつ上達していることがよくわかりました。

校長室から 1.4 今年もよろしくお願いいたします。

 新年 明けましておめでとうございます。
 今年も教職員一丸となって、児童の成長を助けていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

 令和4年が始まりました。令和3年を振り返るといろいろあったのですが、思うようにできなかったことがたくさん思い出されます。コロナウイルス感染症の影響によるところが大きいのですが、このウイルスによる制限のある生活はもう3年目を迎えます。新たな変異株が出現し、第6波への心配など、新年を迎えまだまだ収束は先のことと考えざるを得ません。残念ながら今年も感染症対策を取りながらの生活になりそうです。しかし、できることはたくさんあります。また、コロナ対策も3年目であることから、こうすればできるという方法が見えてきたように思います。今年は、昨年よりは多くの児童の姿をお目にかけられるのではないかと期待しています。本年も、本校教育に対し御理解いただき、変わらぬ御支援御協力をお願いいたします。

児童のいない教室はひっそりとしていて寂しいものです。始業式を心待ちにしています。

校長室から 12.24 2学期お世話になりました

 本日、12月24日(金)、2学期の終業式を迎えました。2学期が始まった9月には、栃木県内で1日に160人を超える感染者が出ていましたので、2学期の開始がとても不安でした。ですから児童には、今までにも増して感染症対策をお願いし、今学期のスタートを切ったことを思い出します。
 県内の感染者数は、9月中旬頃から明らかな減少傾向が現れ、10月下旬からは今のような落ち着いた状況になっています。ただ、12月に入り、少しずつ増加傾向にあることが心配されます。年末年始と人出の増える時期で、変異株等の心配もあるので、まだまだ安心できるのは先のようです。本校では感染者は出ませんでしたが、真岡市内の小学校でクラスターが発生したように、危機はまだすぐ近くにあります。一人でも感染者が出た場合には、その濃厚接触者は必ずといえる確率で出てくるので、休校は避けられない状況です。気を緩めず、対策を続けていく必要があるということですね。
 そういった制限のある中で、児童はいつも元気に学校生活を送りました。昨年は無観客で行わざるを得なかった運動会は、人数を制限しましたが、公開することができました。一歩前進といったところでしょうか。運動会では、高学年の統一感のあるすばらしい演技やそれぞれの成長に合わせた姿が見られ、とても感動しました。遠足や修学旅行も実施できました。それぞれの活動の中で、学校で学んだことを十分に発揮して、安全に楽しく実施できたと聞いています。日々の児童の成長は驚くほどすごいです。しかし、なかなか思い通りに行かなかかったことがあったのは確かです。それはこれからできるようにしていけばいいことです。児童のさらなる成長に期待したいと思います。
 明日から1月10日(月)までの17日間、冬休みとなります。いつもよりちょっと長い冬休みになりますが、この期間は、児童は家庭や地域での生活となります。学校だけではできないことがたくさんあります。家庭や地域の中で、さらに児童の成長を促して頂ければありがたいです。11日(火)に一回りも二回りも成長した児童と会えることを楽しみにしています。なんといっても健康第一ですので、コロナウイルス感染症対策を含め、みんなで十分に注意していきましょう。
 2学期、大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
 よいお年をお迎えください。

児童代表による作文発表です。堂々としていて、しっかりと発表できました。

児童指導から冬休みの生活について話がありました。

 

 なお、令和3年12月29日(水)~令和4年1月3日(月)の期間は学校閉庁日となります。コロナウイルス感染等の急な連絡は、メール機能をお使いください。御協力よろしくお願いいたします。

校長室から 12.21 明日は柚子湯ですか?

 このところ朝の冷え込みが厳しいですね。寒暖計が0℃を下回り、ウサギ小屋の飲み水が凍っていました。それを知ってか知らずか、ウサギは朝には姿を見せてくれませんでした。今日の朝は、教職員による読み聞かせの日でした。私が担当した2年2組の児童は、話の内容をよく聞き、楽しげな反応をしてくれました。読んでいる方がうれしくなりました。
 さて、12月22日(水)、明日は冬至です。1年で一番昼の時間が短くなる日です。冬至といえば、柚子湯にかぼちゃ。いろいろな由来がありそうですね。冬至だけに湯治とか。調べてみるときっと楽しいと思います。御家族でのよい話題になるのではないでしょうか。
 以前書きましたように、冬至は太陽の力が一番弱まった日で、この日を境に再び力が甦ってくると言われています。このことから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の「一陽来復(いちようらいふく)」といって、冬至を境に運が向いてくると言われています。つまり、みんなが上昇運に転じる日ということになります。
 ということで、語呂合わせからか、冬至には「ん」のつく食べ物を食べると「運」が呼び込めると言われています。特に、「ん」が2つついている食べ物は「運」が倍増ということで、次のような食材をとるといいそうです。この7種の食材を「冬至の七種(ななくさ)」と呼ぶことがあるそうです。
  【冬至の七種】 なんきん:南京、かぼちゃのこと
          れんこん:蓮根
          にんじん:人参
          ぎんなん:銀杏
          きんかん:金柑
          かんてん:寒天
          うんどん:饂飩、うどんのこと
冬至の七種、こういった食材についても話題にしてみると会話が弾んで楽しいのではないでしょうか。

児童は寒さに負けることなく、ランRUNタイムや業間の休みを過ごしていました。

校長室から 12.14 来週22日(水)は冬至です

 今日の朝はだいぶ冷え込みました。本校の百葉箱の寒暖計は7時40分時点で-1℃でした。寒い中でも、児童は元気に登校してきます。元気なあいさつをしてくれる児童が多く、とてもうれしく、たくさんの元気をもらっている毎日です。
 さて、来週の22日(水)には冬至を迎えます。ご存じの通り、冬至は1年で一番昼の時間が短い日のことです。ただ、ここ数日、日の入りの時間が少し遅くなったような気がしませんか。実は、ほんの数分ですが日の入りの時間が延びているのです。
 「冬至十日前」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。昔から「冬至十日前」くらいが一番日暮れが早いと言われています。実際に時間的には、冬至の半月ほど前が一番日暮れが早いそうです。これは、昼の時間が一番短い日=冬至の日と、日の入りの時刻が一番早い日と一致していないということなのです。そして、この「冬至十日前」の真の意味は、この頃から日暮れの時間が延びてくることがわかるということなのだそうです。時間にして数分のものなのですが、先人の言い伝えはすごいですね。
 冬至は一番昼の時間が短い日ですから、中国や日本では、太陽の力が一番弱まった日で、この日を境に再び力が甦ってくると言われていました。このことから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の「一陽来復(いちようらいふく)」といって、冬至を境に運が向いてくると言われているのだそうです。つまり、みんなが上昇運に転じる日ということなのです。
 ということで、冬至には「ん」のつく食べ物を食べると「運」が呼び込めるとか。なるほどそれで「かぼちゃ」ですか。えっ!「ん」がついてないって?そんなことはありません。「かぼちゃ」の別名は「南瓜(なんきん)」ですから。「ん」が2つもついて「運」が倍増ですね。

昨日13日(月)、夕方の西の空です。夕焼けがきれいでした。

校長室から 12.13 2学期、残り2週間

 12月が半ばとなり、2学期も残すところ2週間となりました。児童は、学期末ということで、2学期のまとめの活動が始まっています。また、師走という名の通り、先生方も忙しい日々を送っています。
 さて、先週の新聞に「真岡市の小学校でクラスター」という記事が載りました。新型コロナウイルスの感染者が複数出たわけですが、これだけ栃木県全体の感染者が減少していても、安心はできないのだと思いました。それに加えて、大きな恐怖を感じました。感染力が強いこのウイルスは、いつどこから入ってきて広がるかわかりません。感染者数の数が問題なのではなく、どう感染しないようにするかが問題なのだと。
 これだけ減少してきたので、感染の可能性は低くなってきたとは思います。でも可能性は0ではありません。ですから感染することはあります。とにかく感染症対策が大切です。しかし、感染したときには病院で治療をする以外ありません。誰もがその可能性があり、それによる差別が起きないようにすることは今までと同じように大切です。引き続き気を引き締めていきたいと思っています。まずは、残りの2週間、無事に乗り切りたいと思います。御協力よろしくお願いいたします。

今日も熱心に授業を行っている児童の姿が見られます。これはタブレットを使った授業です。

 

校長室から 12.6 雪の会津に修学旅行

 12月2日(木)と3日(金)に、6年生と一緒に修学旅行に行ってきました。コロナウイルス感染症の影響で、10月から延期になっていましたが、皆様の御理解、御協力のお陰で実施することができました。ありがとうございました。
 会津地方は、1日(水)からの大雪で、2日にかけて30cm積もったとのことでした。そのため、急遽、見学順を変えての行程となりました。雪の中での修学旅行は私も初めてでした。児童にとっては、ほとんど経験したことのない深く積もった雪景色に実際に触れ、きっと思い出も深いものとなったと思います。雪が止んでからは天候は回復し気温が上がったので雪が溶け、それぞれの見学地を歩いて回ることができました。2日目のいわき地方は、からっと晴れ、素晴らしい晴天でした。ちょっと風が強く湾内クルーズの遊覧船が激しく揺れ気分が悪くなった児童が数名出てしまいましたが、全ての行程を実施することができました。
 特に素晴らしかったのは、児童自身がみんなで考え、通行等で気をつけることをみんなで伝え合っていたことや具合の悪くなったお友達を気遣っていたことです。6年生らしい素晴らしい態度でした。小学校で学んだことを発揮することができた、修学旅行にふさわしい行動でした。とてもうれしくなりました。
 2日間という短い時間ではありましたが、公共の場での貴重な生活体験でした。この修学旅行で学んだことはたくさんあると思います。残り4か月足らずとなった小学校生活ですが、この経験をふまえて、さらに成長してくれると期待しています。

・雪の野口英世記念館でした。         ・赤べこの絵付け体験、みんな集中していました。

・鶴ヶ城での記念撮影。やはり雪がありました。 ・大内宿に行きました。屋根にも雪がいっぱいです。

・2日目は飯盛山からです。          ・いわき市は快晴です。この船に乗ります。

遊覧船にはカモメやウミネコがついてきました。 ・餌付け体験、うまくいったかな。

・アクアマリンふくしまで記念撮影です。    ・アクアマリンのお土産を見せてくれました。