2024年10月の記事一覧
10月の全校朝会(校長の話)
10月2日(火)全校朝会を行い、次のような話をしました。
やっと朝晩が過ごしやすくなってきました。
体育館で、みんなの顔を見ながら全校朝礼ができることをうれしく思います。
はじめに、昨日から教育実習生として並木小に勉強に来ている3人の先生に、自己紹介してもらいます。
(ひとりずつ話をしてもらいました)
並木っ子のみんなも、教育実習の先生といっぱい話をしたり、勉強を教えてもらったりしながら、仲良くなりましょう。
「あかるく」 「いつも」 「さきに」 「つづける」
さて、これは何のことか分かりますか?
そうです。バナナ階段のところにある、「あいさつする時に意識したい4つのこと」です。
並木小では、生活委員会が毎朝昇降口で「あいさつ運動」をしたり、給食の時「あいさつマスター」を紹介したりしていますが、みんなは自分からあいさつできていますか?
朝、校長先生が昇降口にいてあいさつしたり、休み時間に廊下にいたりすると、自分からあいさつしてくる子もいれば、あいさつしても返してくれない子など、反応は様々です。
あいさつを返してくれるとうれしいですが、返してくれないと悲しいです。
そこで、「なぜ、あいさつしないんだろう?」と考えてみました。
たぶん、「はずかしい」「めんどうくさい」「自分にしたの?」「なぜ、あいさつするの?」「タイミングがずれた」「あいさつなんてしなくても良いでしょ」
といった理由でしょうか? みんなはどう思いますか?
「あいさつは大切」ということはみんな分かっていると思います。
そこで、今日は 「あいさつ」について考えてみたいと思います。
調べてみたら、「あいさつ」には5つの良いことがあるそうです。
1つ目は、「感謝を伝えられる」ということです。
感謝を伝える言葉の代表は「ありがとう」ですが、「おはよう」「こんにちは」「さようなら」という言葉に感謝の気持ちを込めることができます。
例えば、「今日も元気に会えてうれしい」という気持ちで「おはよう」「こんにちは」
「今日は一緒に勉強できて楽しかった。明日もよろしく」という気持ちで「さようなら」こんな気持ちであいさつできたら、素敵だと思います。
2つ目は、「相手の存在を認める」ということです。
「あいさつ」は、相手がそこにいるのが分かって、声を掛けようと思ってするものです。
もし、「あいさつ」しなければ、「あなたのことを無視します、認めません」ということになってしまいます。もし、自分がそんなことされたら、とても悲しいですね。
逆に、あまり関わったことのない相手でも、「あいさつ」されると
「私に気づいてくれている」という気持ちになって、うれしくなるでしょう。
3つ目は、「仲良くなるきっかけになる」ということです。
「あいさつ」は、人と関わる「はじめの一歩」です。その人と何度か「あいさつ」しているうちに、話しをするきっかけができて仲良くなったり、相手の方から「この人、話しかけやすい人だな。もっと話してみよう。仲良くなりたい。」という気持ちになったりします。
「あいさつ」をきっかけに、一生大切にしたい人と出会えるかもしれません。
日ごろ話をしない人と「あいさつ」することほど、大切なことはないかもしれません。
4つ目は、「印象が良くなる」ということです。
「あいさつ」は、人と出会ったらすぐにすることです。5秒もかかりません。
「この人、あいさつしてくれるから、みんなに優しくて良い人だろうなあ」と思われるか、「この人、人と会っても、あいさつもしてくれない。感じ悪い人だな」と思われるか、
どっちの方が、自分に対する印象が良いでしょう。
5つ目は、「緊張をほぐせる」ということです。
緊張している時に、相手から「あいさつ」されると安心するし、自分から相手にあいさつを返すと、緊張がとれるものです。
緊張するときほど、笑顔で元気にあいさつすれば、気持ちが楽になります。
以上が、「あいさつ」が持つ5つの良いことです。
もしかしたら、もっと良いことがあるかもしれません。みんなも見つけたら、校長先生に教えてください。
では、気持ちの良い「あいさつ」をするために大切なことは何でしょう?
そうです。最初に話をした、
「あかるく」 「いつも」 「さきに」 「つづける」
ここに、あいさつについての大切なヒントがいっぱいあります。
「あかるく」・・・・(笑顔で、相手を見て、元気な声であいさつ)
「いつも」・・・・・・(いつでも、何度でも、誰にでもあいさつ)
「さきに」・・・・・・(相手より先に、自分からあいさつ)
「つづける」・・・・(途中でやめずに、続けるあいさつ)
とても大切ですね。
このことを意識し、「相手にとどく、元気なあいさつ」を心がけて、
今まで以上に「あいさつあふれる並木小」にしていきましょう。