2022年6月の記事一覧

暑い中でも頑張っています

 今日も朝から気温がぐんぐん上昇しています。下の画像は朝9時の「暑さ指数(WBGT)」です。昨日同時刻の数値よりもさらに上がって「28.4」を記録しました。この後、計測器を校庭の日向に移して計ってみたところ、わずか1分程で「30」を越えるところまで上がりました。今日も全学年で体育の授業を取りやめ、休み時間に校庭に出ることも控えさせました。

 それでも、児童たちは暑さに負けず今日も元気に学習に取り組んでいます。2時間目の6年生音楽の授業です。感染防止のため、隣の広い家庭科室に楽器を運んで学級全員で合奏をしていました。演奏していた曲は「ラバーズコンチェルト」です。どこかで聞いたことがある曲名だなと思いながら児童たちの演奏を聴いていましたが、恐らくテレビCMか何かで聞いた記憶があるような気がしました。肝心の演奏ですが、担当する楽器を使うのが初めてだと言っていた児童もいましたので、まだこれから練習が必要なのだと思いますが、それでも十分に聴くことができる演奏だったと思います。

 同じ2時間目の3年生の教室は、理科の授業で風力に関する学習をしていました。担任が、風の強さによって進む速度や距離が増すことを理解させようと船を例に挙げて説明していましたが、近頃は見かけることが少なくなったからなのか、帆船やヨットをイメージして考えることが難しい児童もいたようです。

 4年生の教室前を通りがかったところ、児童たちが真剣な表情でテスト問題に取り組んでいました。邪魔をしないようにそっと覗いてみると漢字のテストでした。学習指導要領が改訂され、以前は5・6年生で学習していた漢字のいくつかが4年生の学習範囲に入ってきました。そのため、児童たちが取り組んでいるテストにもかなり難しそうな字が出題されています。それでも机上を見て回ると、「新聞を刷る」「落の底」「円の直」「朝日を浴びる」「つばめの」「王様の家」など、大人でも迷ってしまいそうな漢字をほとんどの児童が書けていたので思わず感心してしまいました。一方で、「周りの様子」「けがを治す」「人と関わる」「むだを省く」「七月の初め(「始め」と迷う?)」などの漢字がやや難しかったようです。その中で最も児童たちを悩ませていた字が「ねんのため」の「」でした。回答欄が空欄のままになっていた児童がとても多かったです。

 3時間目に別の3年生の教室を見学してきました。社会科の授業中で、トマト栽培の工夫や努力について学習していました。その中で「肥料」に関する話題になった時、かつては(今も?)人間の排泄物も貴重な肥料として使われていたことを担任が話すと、多くの児童から「え~??」「やだ~!」と強い拒否反応が起こっていました。近頃は汲み取り式のトイレもあまり見かけなくなりましたので、児童たちには想像できない驚きだったようです。

熱中症の対策

 連日体にこたえる暑さが続いています。関東で6月にこのような猛暑が続くのはおそらく初めてだろうという報道もありました。過去に例がない暑さであるという認識に立って、当面の間は熱中症から児童を守ることを最優先して考えていきます。

 本校では、養護教諭が専用の機器で毎日9時、12時、15時、そして休み時間の前などにも「暑さ指数」を計っています。市のHPでも毎日数値が発表されるのですが、本校での正確な数値を知るためにカメラの三脚に機器をくくり付けて屋外で計測しています。今朝は、昇降口を出たところの日陰の場所で計測して「26」でした。本校の校庭は土の色が白いので、今日のような天気では、まるで砂浜にいるかのように日差しが強く照り返します。計測値の妥当性が失われてしまうので日ざしが強すぎる場所では計測しないのですが、もし校庭の真ん中で計測すれば「31」(運動が原則中止となる数値)を超えるのは確実だと思います。

 したがって、昨日に続いて本日も校庭での体育の授業をすべて中止としました。朝の陸上部の練習も、校庭ではなく体育館内で軽いストレッチのみとしました。そして、可哀そうですが休み時間に外に出ることも控えさせました。天気予報によればしばらくこの暑さが続くようですので、今週中はこの方針を続けていくつもりです。また、本日から金曜日まで下校時間が少し早くなりますが、帰宅後も外出せず室内で過ごすように指導していますのでご留意ください。

 最後に、現在学校では、登下校中にはマスクを外すように呼び掛けているのですが、今朝も多くの児童たちがマスクを着けたまま「暑~い」と言いながら登校してきました。状況に応じてマスクを「外す」ことも、これから夏本番に向けて早めに身につけておきたい習慣ですので、家を出るときにマスクを外すようにと一言添えてください。

 続いて今日の校内の様子を紹介します。朝の昇降口で児童たちを迎えていると、登校後に荷物整理を終えた2年生の児童たちが散水のために次々と勢いよく外に飛び出していきます。見に行ってみると、トマトたちもこの暑さからのがれるためブドウ棚下の日陰に避難させられていました。

 水やりが終わった後も、筋金入りの昆虫ハンターである一部の男子児童たちはすぐには教室に戻らず、近くにあった敷石を一つ一つひっくり返しながら「ミミズだ~」「幼虫だ~」と嬉しそうに叫んでいます。近頃あまり見かけなくなった「ハサミ虫」も捕獲することができて大いに盛り上がっていました。

 5年生の児童たちが蓮池の掃除をしてくれたお陰で、管が詰まっていたポンプが再稼働して水の循環が戻り、池の水がかなりきれいになってきました。心なしか蓮の花も色鮮やかに咲いているような気がします。水中には、親メダカに混ざって産まれたばかりの小さなメダカの姿も見えます。

 1時間目、なかよし学級の教室で学習していた1・2年生の様子を撮ってきました。

 今日は6年生の水泳学習日です。6年生の児童たちも楽しみにしている様子で、1時間目が終わると直ぐに昇降口に降りてきて、元気な声で「行ってきま~す!」と言いながらスクールのバスに乗り込んでいきました。

 2時間目の4年生の教室です。図工の授業で作製した作品を机上に置き、鑑賞し合って感想を書く時間でした。どの作品も個性豊かでとても上手です。

 隣の教室は社会科の授業中です。ゴミ処理の仕組みについて学習していました。

6年生の高齢者体験

 梅雨明けが発表されました。先週末から猛暑日が続いていますが、今日も朝からかなり気温が上がっています。もはや命の危険を感じるレベルの暑さですので、急遽本日の体育の授業をすべて中止とし(5年生のスイミングスクールでの水泳学習のみ実施)、業間や昼休みも校庭に出るのを止めました。また、本校は明日から特別日課で早帰りとなりますが、この暑さが続くようであれば下校後の外出も控えるように児童たちに伝えようと思いますので、ご家庭でも熱中症の防止について再度注意喚起をお願いします。

 さて、本日の2・3校時に、我孫子市及び湖北台地区社会福祉協議会の皆様のご協力により、6年生を対象に「高齢者体験」学習を実施しました。6年生2学級の全員が、①ゴーグルをかけて白内障を疑似体験する、②軍手を二重にはめて、新聞紙をめくったり小さなものを掴んだりする体験をする、③腕や足に重りやバンドを装着して高齢者の歩行を体験する、の3通りの体験を行いました。見えにくい、手足が動かし辛い、といった高齢者の行動を実際に体験してみることで、その大変さや不自由さを理解し、併せて高齢の方々を思いやる気持ちも育ってくれることを期待したいです。

(2時間目)

(3時間目)

 また、4時間目には、「認知症」について正しく理解するための講義もしていただきました。猛暑の中を本校児童たちのためにご尽力くださった社会福祉協議会の皆様、本日は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

5年生が校外学習に行ってきました

  昨日、5年生が栃木県の「モビリティリゾート茂木」で校外学習を行ってきました。心配だった雨も殆ど降らず、暑さもそれほど厳しくなくて、すべて予定通り実施してくることができました。5年生は社会科で自動車産業について学習するため、毎年自動車工場の見学に出かけていたのですが、まだコロナの影響で見学ができないため、少しでも自動車について学ぶことができる当所を学習先に選びました。

 予定よりも早く茂木に到着し、午前中はホンダのコレクションホールで、カート車を使った運転体験と、クイズラリー形式で自動車に関する学習をしました。運転体験では、タイヤやサスペンション、スピードの異なる2台の車をそれぞれ運転させてもらい、その違いを体感する体験もできました。

 その後、ホール近くにあるサーキット場に移動し、観覧席をお借りして昼食をとりました。目の前に広がる広大なサーキット場の眺めはまさに壮観でした。

 午後は、リゾート内にあるアトラクション施設でアスレチックを楽しんできました。この施設は木造の建物の中にコースが設定されていて、早い児童は30分もかからずにゴールしていました。「楽しかった」「もう1回行きたい」という声も多く、児童たちには好評だったようです。

 1日引率をして感じたことですが、5年生の児童たちは、ルールを守ってみんなで楽しい思い出を作りたいという思いを全員で共有できていたように思います。実行委員や班長たちのリーダーシップがたいへんすばらしく、常に大きな声で明確に指示や呼びかけを伝えていました。また、それを聞く児童たちも「はい!」と元気な返事ができていたことにも感心しました。日ごろの生活の中で身につけてきたことだからこそ、学校外に出たときも自然に行動に表れるのだと思います。9月の林間学校がいっそう楽しみになりました。

今日は5年生の校外学習

 今日は5年生の校外学習の引率で終日校外に出ておりますので、昨日の校内の様子を紹介します。なお、本日の校外学習の様子は明日の記事でお伝えします。

 昨日の5時間目、3年生の図工の授業の様子です。木を自由に切って、それらを釘やボンドで接着して自由に作品を作っています。

 同じ5時間目に、5年生の教室でも図工の授業が行われていました。こちらは木材ではなく段ボールで作品を作るようです。今日は、これから何を作るのかをグループごとに話し合う時間でした。

  3年生の教室前に、先日実施した市内巡りの壁新聞が貼られていましたので一部紹介します。

 6年生の教室近くの廊下にはこのような掲示物が貼られていました。修学旅行のしおり表紙に使われるイラストの候補作品のようです。気がつけば修学旅行まであと半月ほどとなりました。

 

3年ぶりの「読み聞かせ」

 今朝、登校してきた2年生の児童たちが「カマキリをつかまえたよ!」と興奮気味に言いながら見せに来ました。とても小さいので恐らく孵化したばかりなのかもしれません。アリとほとんど区別がつかないのでよく見つけたなと感心しました。児童たちにとっては毎日の登下校も小さな「冒険」「探検」であり、さまざまな発見があるようです。

 本日、コロナ禍でしばらく中断していた絵本の読み聞かせが久しぶりに再開されました。中断中にも読み聞かせの動画をつくって頂いてそれを視聴してきたのですが、教室で直に児童たちに聞かせて頂くのは約3年ぶりになります。特に1~3年生の児童たちにとっては、本校で体験する初めての読み聞かせになります。今朝は、多くの保護者の方々のご協力もありすべての学級で聞かせて頂くことができました。どの教室でも、児童たちが朗読の声に耳を傾けながら物語の世界に浸っている姿が見られました。お忙しい中を早朝からご来校くださった保護者の皆様、本日はありがとうございました。

 

本日の授業風景(1・2年生、なかよし学級)

 本日2時間目の様子です。なかよし学級の各教室を覗いてきましたが、どの教室でも児童たちが落ち着いて学習に取り組んでいました。

 2年生の教室は算数の授業中でした。3桁目が繰り上がる足し算の学習をしているようです。各児童が持っている数字カードを机上に広げながら、視覚面からも理解が補われるように授業が進められていました。

 突然、ある児童が使っていた数字のカードが大量に床に落ちてしまいました。すると、近くの席にいた児童たちが一斉にそれを拾いに駆けつけていました。誰から指示されたわけでもなく、瞬時に自分の判断でこのような行動がとれることはとても素晴らしいと思います。

 1年生の教室も算数の授業中でした。引き算の計算問題に取り組んでいます。まだ一桁の数字の計算問題ばかりですので、迷ったときには両手の指が使えます。

 給食の時間にも少しだけ1年生の教室を覗いてきました。今日の主菜はアサリがたっぷり入った「深川めし」です。みんな美味しそうに食べています。

 2年生の教室にも寄ってきました。たくさんおかわりをしていた食べ盛りの「大盛りクン」たちです。

本日の授業風景(4年生)

 今朝の始業前の光景です。5年生の女子児童たちが今朝も藤棚の下の雑草取りをしてくれていました。

 2年生の児童たちが育てているミニトマトに、緑色の小さな実がたくさん見られるようになってきました。

 1時間目の4年生の教室です。現在4年生は社会科の授業で千葉県について学習しています。先日見学したときは千葉市のニンジン生産について学んでいましたが、今日は水揚げ量日本一を誇る銚子漁港についてさまざまな角度から学習していました。魚の加工品の一例として、担任が近頃スーパーマーケットなどでもよく見かける「缶詰サバカレー」を取り上げていましたが、意外にも「知らない」「食べたことない」との反応が多く、児童たちにはなじみが薄い食べ物だったようです。

 隣の学級は漢字の練習中でした。新しく学習する字を一文字ずつ担任と共に指で書き順を確認しながら、ドリルを使って何度も書く練習に取り組んでいます。「児童」の「児」という漢字も今日新しく習う字に含まれていました。バランスよく書くのが少し難しいようで、練習用のマスが埋まった後も、枠外の余白を使って何度も書く練習をしていた児童がいました。

 1時間目終了後に廊下で見かけた光景です。2人でがんばってここまで運んできましたが、あと少しのところで力が尽きてしまい先生に手伝ってもらいました。

1年生の成長を感じます

 1時間目になかよし学級の教室を覗いてみると、1年生がカラフルなセロファン紙や針金を使って作品を作っていました。何が出来上がるのか想像もつきませんでしたので、いちばん端の男子児童に何を作るのか尋ねてみたところ、「テルテル坊主」という答えが返ってきました。なるほど今の季節にはピッタリです。しかも「(テルテル坊主に)手をつけるんだ」「頬っぺたもつけてみようかな 」と張り切って作っていましたので、きっと個性的なテルテル坊主が出来上がるでしょう。

 4時間目終了後、久しぶりに1年生の配膳の様子を見に行ってきました。担任の話では、職員が手を貸す機会を少しずつ減らしてきて、最近ではほぼ自分たちだけで配膳が出来るようになったそうです。今日の当番の児童たちも、授業が終わると直ちに割烹着に着替えて、自分たちで分担を決めてすぐに配膳作業に取り掛かっていました。隣でいつも2年生が手本を示してくれているおかげもありますが、1年生のテキパキとした動きにこの3ヶ月間の大きな成長を感じました。

 その1年生の教室前廊下の窓ガラスに、図工の授業で作成した作品が貼られていました。太陽の光をうけてさまざまな色に輝いてとてもきれいです。

 なかよし学級の教室にも、1時間目に児童たちが作っていた作品が同じように窓ガラスに貼られていました。

 給食後の歯磨きの様子です。

 帰りの会の時間、3階廊下の窓から校庭を見下ろすと、5年生の児童たちが蓮の池の掃除をしていました。最近5年生の児童たちが、藤棚の下やこの蓮池など、日ごろあまり掃除されていない場所を自主的にきれいにしてくれています。

本日の授業風景(5・6年生)

 今日の2時間目に5・6年生の教室を見学してきました。最初の6年生の学級は書写の授業中でした。「思いやり」という字を練習しています。これまでにも何度か話題にしてきましたが、この学年は左利きの児童が多いのが特徴です。毛筆の止めや払いなどの技法は、やはり左利きの人には少し難しそうでした。 

 隣の学級は算数の授業中でした。数直線を用いて分数の計算を練習しています。個人で一通り問題に取り組んだ後で、グループごとに机を合わせて解き方の教え合いをしていました。

 5年生の教室から、元気な声で英語を復唱する声と楽しそうな歓声が聞こえてきました。室内を覗いてみると、2人1組で英語で教科名が書かれたカードを取り合うゲームをしています。"music" や "Japanese" などの馴染み深いものだけではなく、"Homemaking(家庭科)" や "Calligraphy(書写)" など普段あまり聞かないような難しい英単語も混ざっていましたので、思わず違うカードに手を伸ばして「お手つき」をしてしまう児童も多く見かけました。

 となりの学級は国語の授業中で、「話すとき」と「書くとき」で異なる言葉について学習していました。例えば、「先生」という言葉は「せんせい(書)」と「せんせえ(話)」のように異なります。普段はあまり気づきませんが、黒板に書かれているいくつかの言葉を見ると、このような言葉がけっこう多いことに気づかされます。