校長室から(令和4年度)

今日の校内風景(1・2・4年生)

 本日開催予定だった市内陸上競技大会(本校会場)は、昨夜からの雨の影響で再度延期となりました。本校の校庭は水はけが良いので多少雨が降っても直ぐに使えるのですが、今朝まで降り続いた雨の量が思いのほか多かったので回復が間に合いませんでした。新たな開催予定日については現在日程を調整中です。(6年生陸上部員の保護者の方には本日中に文書でお知らせする予定です)

 変わって今日の校内の様子です。1時間目に1・2年生の教室を見学してきました。1年生は算数の授業をしていました。課題の問題が書かれた紙をノートに貼って、その解き方についてグループ内で意見を交換し合っています。このような活動を積み重ねることで、自分の考えを他人に上手く伝える工夫や、人の言葉に耳を傾ける姿勢などが少しずつ身についてくるのだと思います。

 2年生は、来月の「メロディフェスティバル」に向けた自分の意気込みや目標を考える活動をしていました。ところが、児童たちの机上を見て回ると、なぜか意気込みではなく、紙の上にみんな自分の顔を描いています。そして、今日もいつもと変わらずに、自分たちから「こーちょーせんせー、みて~!」と嬉しそうに自画像を披露してくれました。

 3時間目に4年生教室を見てきました。最初の教室では児童たちが版画の画板を制作していました。先日もこの学級の同じ活動を紹介しましたが、この1週間で彫刻刀の使い方がとても上手になったように感じました。版画絵の出来上がりが今からとても楽しみです。

 同じ4年生の隣の教室は算数の授業中でした。みんな熱心に課題に取り組んでいます。ある女子児童が、教科書とノートを見つめながら真剣な表情で考え込んでいました。そこで、彼女を悩ませている問題をそっと見せてもらうと、確かに少し難しそうです。そして、教室内には同じように解き方がわからずに手が止まってしまっている児童の姿が他にも見えます。すると、しばらくして、先に解き方が理解できた児童が、わからない仲間のところに行って解き方を丁寧に教えてあげる様子が増えていきました。教えてもらう児童たちも、その助言に真剣に耳を傾けながら一生懸命に解き方を考えています。担任の指示で行われた行動ではなかったようでしたので、このような教え合いが自然にできるのはとても素晴らしいことだと思いました。今日改めて感じましたが、4年生も日々逞しく成長しています。