校長室から(令和4年度)

暑い中でも頑張っています

 今日も朝から気温がぐんぐん上昇しています。下の画像は朝9時の「暑さ指数(WBGT)」です。昨日同時刻の数値よりもさらに上がって「28.4」を記録しました。この後、計測器を校庭の日向に移して計ってみたところ、わずか1分程で「30」を越えるところまで上がりました。今日も全学年で体育の授業を取りやめ、休み時間に校庭に出ることも控えさせました。

 それでも、児童たちは暑さに負けず今日も元気に学習に取り組んでいます。2時間目の6年生音楽の授業です。感染防止のため、隣の広い家庭科室に楽器を運んで学級全員で合奏をしていました。演奏していた曲は「ラバーズコンチェルト」です。どこかで聞いたことがある曲名だなと思いながら児童たちの演奏を聴いていましたが、恐らくテレビCMか何かで聞いた記憶があるような気がしました。肝心の演奏ですが、担当する楽器を使うのが初めてだと言っていた児童もいましたので、まだこれから練習が必要なのだと思いますが、それでも十分に聴くことができる演奏だったと思います。

 同じ2時間目の3年生の教室は、理科の授業で風力に関する学習をしていました。担任が、風の強さによって進む速度や距離が増すことを理解させようと船を例に挙げて説明していましたが、近頃は見かけることが少なくなったからなのか、帆船やヨットをイメージして考えることが難しい児童もいたようです。

 4年生の教室前を通りがかったところ、児童たちが真剣な表情でテスト問題に取り組んでいました。邪魔をしないようにそっと覗いてみると漢字のテストでした。学習指導要領が改訂され、以前は5・6年生で学習していた漢字のいくつかが4年生の学習範囲に入ってきました。そのため、児童たちが取り組んでいるテストにもかなり難しそうな字が出題されています。それでも机上を見て回ると、「新聞を刷る」「落の底」「円の直」「朝日を浴びる」「つばめの」「王様の家」など、大人でも迷ってしまいそうな漢字をほとんどの児童が書けていたので思わず感心してしまいました。一方で、「周りの様子」「けがを治す」「人と関わる」「むだを省く」「七月の初め(「始め」と迷う?)」などの漢字がやや難しかったようです。その中で最も児童たちを悩ませていた字が「ねんのため」の「」でした。回答欄が空欄のままになっていた児童がとても多かったです。

 3時間目に別の3年生の教室を見学してきました。社会科の授業中で、トマト栽培の工夫や努力について学習していました。その中で「肥料」に関する話題になった時、かつては(今も?)人間の排泄物も貴重な肥料として使われていたことを担任が話すと、多くの児童から「え~??」「やだ~!」と強い拒否反応が起こっていました。近頃は汲み取り式のトイレもあまり見かけなくなりましたので、児童たちには想像できない驚きだったようです。