校長室から(令和3年度)

久しぶりに校庭が賑やかでした

 2学期が始まってから、まるで梅雨の時期のように雨や曇りの日が続いています。明日からは再び天気が下り坂となるらしいので、今日の晴れは貴重です。業間休みの時間には、久しぶりに外で遊ぶことができるとあって、多くの児童たちが一斉に校舎から飛び出してきて、汗をかきながら元気いっぱい体を動かしていました。校庭に出てその様子を見て回っていると、6年生が1年生の児童たちの面倒を見ている場面をたくさん見かけました。きっと自分たちも遊びたい気持ちがあるのでしょうが、それよりも年下の児童たちと過ごすことに貴重な休み時間を使い、まるで本当の弟や妹のように優しく見守ってくれる6年生には心から感謝したいです。

 1・2年生の教室前に掲示されている夏休みの思い出や2学期の抱負です。ほんの一部ですが紹介します。

5年生と3年生の交流授業

 今日は朝から青空が広がり、久しぶりに暑さが感じられて、校舎前の森からはツクツクボウシの元気な鳴き声がたくさん聞こえてきます。2時間目に少し時間が空きましたので駆け足で全教室を回ってきました。

 1年生の様子です。タブレット端末を使ってEライブラリーで学習する方法を学んでいました。

 2年生の様子です。音楽の授業では、カスタネットや鈴を使った合奏をしていました。

 3年生の様子です。もう一つの学級は校庭で体育の授業中でした。見に行きたかったのですが、時間内に回ることができませんでした。

 4年生の様子です。

 5年生の様子です。タブレット端末を使っている学級は、今日の5時間目に3年生の児童たちとの交流授業で披露するプレゼンテーションの練習をしています。

 6年生の様子です。

  5時間目、5年生の児童たちが、「私が推薦する我孫子市の良いところ」について、1学期にタブレットPCで作成した資料を用いて3年生の児童たちにプレゼンテーションを行いました。その様子を見ていて感心したことが2つあります。

 1つは、3年生の児童たちの聞く態度がとても立派だったことです。学ぶ姿勢を忘れずに熱心にメモをとる姿にも感心しましたが、それだけではなく、一生懸命に説明してくれる5年生に失礼がないようにしっかり聴こう、という気持ちがどの児童からも感じられました。まだまだ幼いと思ってた3年生ですが、今日は頼もしい一面を見せてくれました。

 2つ目は、そんな3年生の聴く姿勢を引き出していた5年生の堂々とした発表です。3時間目に黒板に貼ってあった「プレゼン上手」に書かれていたことが実践できていました。どの児童も、聴く人の耳にしっかり声を届けようと、声の大きさを意識して、顔や体の向きに気をつけながら説明していたのがとにかく素晴らしかったです。1学期にも同じ発表を見せてもらいましたが、その時と比べて大きな成長が感じられたプレゼンでした。

 

   「夏休み自由研究オンライン作品展」の最終回は、6年生の作品を紹介します。

パイプ椅子と長机を寄贈していただきました

 2学期が始まって1週間ほど経ちました。始業式の日に文書でお知らせした感染防止対策を児童たちにも意識させながら日々教育活動を進めています。登校後の健康状態確認と検温結果の点検も毎日漏れのないように実施しています。殆どの児童は、毎朝の検温が習慣として定着しているようですが、検温をせずに登校してしまう児童も残念ながら毎朝数名おります。昇降口で発熱がないことを確認してから教室に入れるようにしていますが、すべてのご家庭に等しくご協力いただかなければ防止が難しい状況でありますので、登校前の検温と体調観察を毎朝確実に実施していただきますようお願いします。

 

 教室内の換気も、これまで以上に徹底するために、全ての教室で授業中も含めて終日後ろの扉を開け放した状態にして室内の空気が澱まないようにしています。そのため、教室にいてもかなり涼しいと感じるときもありますので、気温が低い日は1枚上に羽織るものを持たせてもよいと思います。

 マスクの着用についても概ねしっかりと守られています。幸いなことに、例年のような厳しい残暑がなく比較的涼しい日が続いていますので、熱中症対策でマスクを外す機会もかなり減っています。それでも、息苦しい時などは自分の判断で外してよいと指導しているのですが、昨日の掃除の時間にも「マスクを外してもいいですか?」とわざわざ聞いてくる児童もいて、マスクの着用に関する意識はかなり高いです。ただし、こちらについても、マスクを忘れてしまったり、サイズが合わないものを着用してしっかりと覆うことができなかったりする児童もいます。忘れた児童にはいつでも不織布のマスクを渡せる態勢を整えておりますが、限りあるものでありますので、この点についてもご家庭での準備と指導を改めてお願いいたします。

 

 さて、この度、湖北台地区社会福祉協議会様が9月22日に本校体育館で開催する予定だった「敬老お楽しみ会」に合わせて、本校に多数のパイプ椅子と長机を寄贈してくださることになりました。「お楽しみ会」自体は残念ながら非常事態宣言下で中止となってしまったのですが、椅子と机はそのまま寄贈してくださることになり、本日それらが学校に届きました。協議会役員の皆様がボランティアで開梱作業をしてくださった後で、5年生の児童たちが、ピカピカの椅子と机を体育館ステージ下に格納するのを手伝ってくれました。協議会の皆様がバザー等の売り上げを貯めたお金を基に買ってくださった机と椅子ですので、地域の方々の善意に感謝する気持ちを忘れずに大切に使わせて頂きます。

 また、これに加えて、「お楽しみ会」の中で予定していた「落語を聴く会」を、キャンセルせずに本校児童たちの学習の場として提供してくださることになりました。せっかく頂いた機会ですので、国語の授業で落語を学習した4~6年生の児童たちに聞かせてあげたいと思っています。湖北台地区社会福祉協議会の皆様、この度は誠にありがとうございました。

 今日は朝から冷たい雨が降っています。校庭で遊ぶことができないので、業間の時間に図書室を覗いてみたところ、数人の児童たちが静かに読書をしていました。図書室は、手続きをコンピューター管理に移行する作業のため現在貸し出しを停止していますが、室内であれば自由に本を読むことができます。

 今日の「夏休み自由研究オンライン作品展」です。今日は5年生の作品を紹介します。

校内の掲示物&自由研究オンライン作品展③

 2時間目になかよし学級の教室を見学してきました。何人かの児童は交流学級に出かけていて留守でしたが、教室にいた児童たちが算数と社会の課題に熱心に取り組んでいました。課題のプリントをそっと覗いてみると、計算問題や図形の問題がズラッと並んでいます。中には難しそうな問題もいくつか目につきましたが、みんな熱心に問題を解いていました。わからないことがあると手を挙げて進んで質問し、難しい問題に対しても積極的にチャレンジしようとする姿勢がとても頼もしく感じれられました。

 校内のあちらこちらに、夏休み中の思い出や2学期の抱負などが書かれた掲示物が増えてきましたので、少しずつ紹介していきたいと思います。

 最初は5年生の掲示板に貼られていた夏休みの思い出の俳句です。どの句も「夏」らしい雰囲気をとても上手に表現していると思います。

 続いて、6年生の掲示板から、夏休み明けの自分自身に向けた「漢字一字」です。

 最後に、1年生の掲示板から「入学して初めての夏休み」です。

 夏休み自由研究作品の紹介です。3回目の今日は4年生の作品を紹介します。

発育測定&自由研究オンライン作品展②

 今日と明日に発育測定を実施します。今日は1~3年生が会議室で身長と体重を測りました。

 2時間目の1年生の教室です。図工の授業でしょうか、色紙を自由に切って動物や顔などの作品を作っています。みんなものづくりが大好きなようで、手を使って作業をしているときの児童たちの真剣な表情を見るのはとても楽しいです。

 4年生の教室を覗くと、空いている児童の机上にタブレット端末が立てて置いてあり、授業の様子を動画撮影していました。その動画ファイルを、先日紹介した「Teams」というソフトを使って児童が自宅に持ち帰っているタブレット端末に送ります。そうすることで、欠席している児童も同じ授業を受けることができます。ライブ配信の場合、接続が不安定だと急に繋がらなくなるトラブルが発生することがありますが、この形であれば、確実にファイルを届けることができて、児童も時間を選ばずに学習することができます。同時進行で授業に参加することはできなくても、児童たちにも扱いやすく、より確実な手段として本校の職員たちが取り入れた方法です。

 

 昨日に続いて夏休みの自由研究作品を紹介します。今日は3年生の作品を掲載します。

避難訓練&自由研究オンライン作品展①

 夏休みが終わってまだ1週間も経っていないというのに、今日は「涼しい」を通り越して「寒い」と感じてしまうほど気温が下がっています。コロナ感染だけはでなく、この数日の気温の上下動で児童たちが体調を崩してしまわないか心配になります。週末からまた暑くなるらしいので、今週は体調管理に要注意です。

 さて、本日の2・3時間目の間の休み時間(業間休み)に、全校一斉の避難訓練を実施しました。今回は、児童たちが密集するのを避けるために校庭への2次避難は行わず、休み時間に地震が発生したという想定で1次避難のみ実施することにしました。必ずしも授業中など職員が近くにいるときに地震が来るとは限りませんので、昨年度に続き休み時間中の訓練としました。今日は雨のため校庭に出て遊ぶ児童はいませんでしたので、ほぼ全校児童が校舎内での避難となります。1・2年生の教室前の廊下でその様子を見ていましたが、地震発生の放送が入ると、どの児童も声をあげることなく、教室内の机の下に潜り込み、頭を守りながら次の指示があるまで一言も喋らず静かに避難していました。たまたま2年生の教室前にいた1年生や4年生の児童たちも、すぐに目の前にある2年生の教室に駆け込み、空いている机を見つけて同じように潜り込んでいました。どの児童も、落ち着いて真剣に避難行動ができていましたので、今日の訓練は100点満点をつけてあげたいと思います。

 児童たちが夏休み中に作った自由研究作品が多目的室に飾られています。時間があるときに何度か見てきましたが、小学生らしい着眼点から生まれた独創的な作品や、何日もかけて作り上げた壮大な研究レポートや標本など、どれも素敵な作品ばかりです。それらを観ていると、「きっと頑張って作ったんだろうな」「ここまで調べ上げるのは大変だったろうな」など、児童たちが一生懸命に作っている姿を想像することができて、とても楽しい時間を過ごすことが出来ます。

 保護者の皆様にも、「作品展」として学校で直接観ることができる機会を設ける予定だったのですが、このような状況下で開催するのは難しいと判断し、残念ながら中止することにしました。代わりに、写真のみでの鑑賞となってしまいますが、オンライン作品展として児童たちの作品を今日から少しずつ紹介していきます。今日は1・2年生の作品を掲載します。

 

給食も再開しました

 1時間目に、5・6年生の教室を見学してきました。6年生はどちらの学級も算数の授業中で、比例の計算について学習していました。5年生は、漢文の音読(国語)と角度の学習(算数)をしていました。どちらの学年も、1時間目から集中力全開で学習に取り組んでいます。5年生の漢文の授業は、自分が高校生の頃に受けた古典の授業を思い出させるような内容で、小学生が漢文をすらすらと読んでいる姿に少し感動しました。

 6年生

 5年生

 本日、全校の児童にタブレット端末を一度持ち帰らせます。今後必要となる場合に備えて、家庭での取り扱いや基本的な操作について確認することが目的です。詳細は、本日配付した文書をご参照ください。

 本校では、家庭にいる児童とのコミュニケーションにマイクロソフト社の「Teams」というソフトを使います。職員は、1学期の頃からこの夏休み中にかけて、このソフトの使い方について何度か研修の機会を持ってきました。そして昨日も、児童たちが下校した後で、さらに具体的な使い方を勉強するために急遽全職員が集まって学習会を開いていました。ときどき児童たちに「先生たちだって、みんなにわかりやすく教えるために一生懸命勉強しているんだよ」と話すことがありますが、児童たちにその姿を見せる機会がなかなかありませんので、今日は写真を載せて紹介したいと思います。

 本日から給食の提供を再開しました。2学期最初の献立は「マーボー丼」です。副菜に春雨サラダ、デザートにぶどうゼリーが付きました。全教室を回って食事の様子を見てきましたが、どの教室でもスプーンが食器に触れるカチャカチャという音以外は一切何も聞こえず、感染防止のための「黙食」がしっかりとできています。しかしこれは、最近感染が拡大してきたからではなく、児童たちがすでに1年以上にわたって毎日実践してきたことです。最近の報道記事の中で、学校の給食は集団会食と同じだから危険だ、との文言を目にしたことがあるのですが、これは、日ごろから感染防止に努め、楽しく話したいのを必死に我慢して毎日黙々と食事を進めている児童生徒たちに対してとても失礼な表現だと思っています。児童たちが、互いに机を寄せ合って楽しく会話をしながら食事できる(会食できる)日を1日でも早く取り戻せるように、これからも感染防止に努めていきます。

授業が再開しました

 今日も午前中日課ですが、今日から授業が始まりましたので、2時間目に各教室を回って様子を見てきました。

 久しぶりの授業ですが、どの教室でもみんな落ち着いて学習に取り組んでいます。東小の児童たちが学習している姿を教室の後ろから見学しているときは、いつも「自分が小学生の頃はこんなにしっかりと勉強していただろうか?」と心の中で自問を繰り返しています。そして今日も、遠い過去の記憶を必死に手繰り寄せてみたのですが、夏休み明け直後にこれほど集中して勉強に取り組んでいた自分の姿を思い出すことはできませんでした。そんな今日の児童たちの様子を一部紹介します。4年生の教室を訪問したところでチャイムが鳴ってしまいましたので、5・6年生の様子は明日見に行こうと思います。

 1年生

 2年生

 3年生

 4年生

 この教室だけは、「パシャッ」とカメラのシャッター音が鳴ったとたん・・・

 でも、その後の「じゃあ、そろそろ前を向こうか」という担任の一声で、すぐに学習に取り組む姿勢に戻りました。立派です。

 こちらも久しぶりの「掃除の時間」です。ちょうどこのページを作っているときに扉が開いて、廊下を清掃していた2年生の児童たちが「こおちょおしつのなかもそうじしていいですかぁ?」と声をかけてくれました。せっかくなので、1学期と同じように好意に甘えてお願いしました。お陰であっという間に室内がきれいになりました。

2学期が始まりました

 本日から2学期が始まりました。今学期もどうぞよろしくお願いいたします。

 本日の始業式は、感染予防のため各教室で放送を聴く形で行いました。また、児童たちと久しぶりに再会しましたが、笑顔で元気に登校してきた児童が多かったです。「海に行ってきたよ。」「お寿司さんに行って14皿も食べてきた。」「どこにも出かけなかったから宿題がカンペキに終わった!」「親とケンカして少しだけ家出した。」などなど、この夏休み中の出来事について話したいことがたくさんあるようで、多くの児童たちからいろいろと楽しい(?)話を聞くことができました。また、6年生の中には「今学期もよろしくお願いします!」と大人顔負けの丁寧な挨拶をしてくれた児童もいて、とても清々しい気持ちで新学期を迎えることが出来ました。

 なお、本日、児童を通じて保護者の皆様宛てに、市教育長からの「2学期を開始するにあたって」、私からの「本校の感染対策及び2学期に予定している学校行事の変更等について」の2つの文書を配付しました。内容の多い文書となってしまいましたが、記載事項についてご確認くださいますようお願いいたします。

パラリンピック観戦

 本日、観戦を希望した23名の6年生を引率して、千葉市の幕張メッセで行われた「パラリンピック2020東京大会」のシッティングバレーボール競技を観戦してきました。児童への感染リスクが危惧されているため観戦を中止する学校も多いようですが、本校では、現地までの移動手段や会場での観戦状況、座席の間隔等も含めた感染対策を事前に確認し、安全に観戦できると判断して実施することに決めました。

 そして本日、実際に観戦をしてきたのですが、感染のリスクは低かったと感じています。現地までの移動手段は、市が学校単独での貸し切りバスを手配してくれ、到着後も、降車時から専任のスタッフが付いて会場まで安全に引率してくれましたので、他の団体や一般の方との接触はまったくありませんでした。また、手指の消毒や検温等も厳重に実施されていました。そんな厳しい感染対策を本校の児童たちも肌で感じていた様子で、バスの中はもちろん観戦している間も、声を発したり話をしたりする姿を見かけることは殆どありませんでした。

 幕張メッセ屋内の広い試合会場は、本校のほかには10名前後の小学校の団体が3校ほど観戦しているだけで、まるで貸し切りのような状態でした。それでも、その僅かな小学生たちのために、会場内には軽快な音楽が鳴り響き、プロジェクションマッピングが多彩な色と模様を映し出し、DJ風のアナウンスが試合を盛り上げていました。テレビ映像からでは感じることができない迫力ある臨場感が素晴らしかったです。

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 児童たちが事前に作って応援会場に掲げたこの「メッセージ日の丸」は、インターバルタイム中に会場のアナウンサーが話題に取り上げてくれて、天井の大型ビジョンに映し出されて会場中に紹介されました。

 本日は、女子の「ルワンダ」対「ロシア」の試合を観戦してきました。(競技中の選手たちの写真は掲載できないのでここでは割愛します)

 ハンディキャップを持ったアスリートたちが、国の名誉と誇りを背負って一生懸命に闘う姿はもちろん素晴らしかったのですが、大勢のスタッフやボランティアの方々が、会場のさまざまな場所でそれぞれの役割に真摯に取り組んでいる姿もたいへん印象に残りました。児童たちの目にはどう映ったのかまだ聞いていませんが、そのような人たちの支えがあるからこそこのような大きな国際大会を開催できることに気づいてくれたのではないかと思います。